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男性に向けている瞳はキラキラとしているってその彼女には言われたよ。 確かにそうだった……。 何故か私は女性をよりも男性のことが好きだったんだ……これで、私の事、分かってくれたかな?」
その話を聞いて司は頭をコクリと頷かせる。
「……で、今も私は恋をしてるんだ」
そう純一はサラリと言うのだが、司の心はその言葉を聞いて逆に気が気ではないようだ。
純一が男が好きなのは分かったが、それが司とは限らない。 それを言って欲しい反面、言って欲しくないと思う。
「ちょ、先生……待った……っ!」
司は自分の心に準備を持たす為に純一に静止を求める。
そして司は一旦、深呼吸をすると頭を俯け、
「いいですよ……話してきても」
と言う。
「ん? え? あ、ああ……そうだね」
純一は司の行動に不思議に思いながらも再び司を抱き締め、もう一度確かめるように司の耳だけに聞こえるように耳傍で、
「私が今、本気で好きなのは君なんだよ」
いつものように低く甘い声で司の耳傍で囁かれ、司は体をビクリとさせる。
でも女性からも男性からも告白を受けたのは初めての司。
そして、この学校に来てから司にとって一番に好きになった人からの告白に司はどう答えたらいいか分からないでいた。
胸の鼓動も必要以上に高鳴り顔をも赤くさせる。 本当に今、胸が苦しくて仕方がないようで、胸を押さえている位なのだから。
そして司は目を潤ませ再び純一を見上げると、純一の背中へと両腕を回し、純一のスーツをギュッと握る司。
その話を聞いて司は頭をコクリと頷かせる。
「……で、今も私は恋をしてるんだ」
そう純一はサラリと言うのだが、司の心はその言葉を聞いて逆に気が気ではないようだ。
純一が男が好きなのは分かったが、それが司とは限らない。 それを言って欲しい反面、言って欲しくないと思う。
「ちょ、先生……待った……っ!」
司は自分の心に準備を持たす為に純一に静止を求める。
そして司は一旦、深呼吸をすると頭を俯け、
「いいですよ……話してきても」
と言う。
「ん? え? あ、ああ……そうだね」
純一は司の行動に不思議に思いながらも再び司を抱き締め、もう一度確かめるように司の耳だけに聞こえるように耳傍で、
「私が今、本気で好きなのは君なんだよ」
いつものように低く甘い声で司の耳傍で囁かれ、司は体をビクリとさせる。
でも女性からも男性からも告白を受けたのは初めての司。
そして、この学校に来てから司にとって一番に好きになった人からの告白に司はどう答えたらいいか分からないでいた。
胸の鼓動も必要以上に高鳴り顔をも赤くさせる。 本当に今、胸が苦しくて仕方がないようで、胸を押さえている位なのだから。
そして司は目を潤ませ再び純一を見上げると、純一の背中へと両腕を回し、純一のスーツをギュッと握る司。
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