上 下
203 / 565

☆21

しおりを挟む
 京平は僕の方にローションの容器の先端部分を入れた後に諒馬君の方に取り掛かったようだ。 諒馬君から声が漏れてくる。

「っ……ぁ……ちょ……え?   やぁ……待ってっ!!   え? あ、何!? それ、気持ち悪いっって!!」

 演技なのか本気でなのか分からないけど、本当に諒馬君の場合には気持ち悪そうだ。

「ちょ、え? それ、冷たいしっ!!」

 そう文句ばかり言っている諒馬君。

 もしかしたら本音なのかもしれない。

 だって諒馬君は本来ならタチだった筈なのに僕達と組むようになってからは、ネコもやらされているのだから。

「お尻引かないで……ちゃんとやらないと痛い思いするのは諒馬君なんだけど?」
「え? だって……それ、冷たいしっ!   気持ち悪いんだもん!」
「そういうもんなんだから仕方ないでしょ。   それに今日は媚薬が入っているんだから、十分に気持ちよくなれると思うけどなぁ」

   その言葉に諒馬君は僕の方へと顔を向けていた。

「へ?」

 ……あ!  そうかっ! 諒馬君は媚薬使った事がなかったのかもしれないねっ!

 それに気付いた僕は諒馬君の耳側で、

「媚薬っていうのは気持ち良くなれる薬って言ったらいいかな?」
「あ、いや……それは分かってるんだけどさ。   でも、俺的はそういうの使うの初めてだし、ちょっと不安っていうのか……」
「まぁ、使ってみたら分かると思うけどね」

   そう言うと僕の方は演技の方へと移る。

「え? いっぱい!? 中に!?」
「入れたよ……。 玲音君の中にローション沢山入れておいたからね……」

 本当に沢山入れたのかな? 双丘でも振ったら何だかチャポンチャポンと言いそうな位入ってるようにも思える。

「ぁ……ん……」
「諒馬君の方も気持ち良くなってきたのかな?   声出てきたみたいだしね」
「え?   あ……ぁああ!   ちょっと……!?」

 と諒馬君がそう答えた瞬間、

「ぁあああ! やぁあん!」

 と言う声を上げる。

「因みにこの媚薬は即効性だから、直ぐに効いてくると思うよ。 だから、もう効いてきてるみたいで良かったよ。   じゃあ、二人の後ろの蕾に指を入れてってみようか?」

 京平は僕の中に入れていたローションの容器を抜くと、ゆっくりと僕の中に指を入れてくる。 
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

チート転生の不死身譚 最強の俺がいきり散らすことは悪い事ですか? 

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:867pt お気に入り:7

男が希少な「あべこべ世界の掲示板」

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:326pt お気に入り:32

私の好きな人はお嬢様の婚約者

恋愛 / 完結 24h.ポイント:497pt お気に入り:421

尻穴開発されたヒーローがおねだり調教される話

BL / 完結 24h.ポイント:333pt お気に入り:493

あまり貞操観念ないけど別に良いよね?

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,824pt お気に入り:2

腐違い貴婦人会に出席したら、今何故か騎士団長の妻をしてます…

BL / 連載中 24h.ポイント:29,523pt お気に入り:2,236

乙女ゲーム関連 短編集

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,427pt お気に入り:156

処理中です...