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 僕は京平の横に仰向けになって、京平に引っ付く。

 だって僕は本当に京平の事が好きだからね。

「ねぇ、京平……もう少し僕って女性の体のままなのかな?」
「んー、どうなんだろうね? 今回はお泊りしてたみたいだから……前回よりも長く女性のままでいられるんじゃない?」
「だったらさ、帰ってからも女性の体のままで京平とシたい」

    そう僕は京平に向かって甘えるように言ってみる。

「んじゃあ……そうしようか?」

    と京平の方も僕の方に体ごと向けてきて、僕の事を抱き締めてきてくれる。

 京平だってこうやってたまに僕に甘えるように抱きしめてきてくれる事はある。

 それだけ京平だって僕の事が愛おしいのであろう。

 だから僕の方は京平に抱きしめられたままだ。

 こういう時はこういう時で心地よく感じられる。

 するだけが恋人ではない。

 こうやってイチャイチャってする事だって恋人だ。

 撮影後に僕達がイチャイチャってしてたってスタッフさん達は気にしてないようで、撮影道具とかをしまっていたりする。

 諒馬君の方は少しベッドの上に転がって休みたい所みたいなんだけど、ウチ等がそのベッドの上でイチャイチャとしているからなのか、ベッドの端に座っているだけだ。

「ねぇ、京平……諒馬君もここに入れて上げようか?」

   その僕の提案にクスとしている京平。

 そして、

「いいんじゃない?」

 と京平の方は乗ってきてくれる。

 だから僕は諒馬君の側に行って諒馬君の脇の下を持って、

「ねぇ、諒馬君もこっちにおいでよ」

 そう誘ってみる。

「へ? あ、俺はいいよ」
「だって、疲れているんんでしょ?   なら、ベッドの上で寝っ転がった方がいいじゃん!」
「あー、確かにそうだけどさ」
「それに京平もいいって言ってるんだからさ」
「あー、んー」

   と言っている諒馬君の腕を僕は引き上げる。

 抵抗しない所を見るとただ単に諒馬君は遠慮してるだけなんだろう。

 だって僕の力でも簡単に諒馬君の事をベッドの上に引き上げる事出来たしね。
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