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43 ※中玩具で拡張中

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「ぁあ! ぁああん! ぁああ! ダメぇ! だめっ! イきたいっ! イく!」

 顔を横に振り、こう何かから逃げようとしているようにも思えるのだが、それを許さないのは都春だ。 もうこの仕事をかなりこなして来ている都春は、きっとこの結衣人の動きがどんな動きだっていうのが分かっているからであろう。 だからなのか結衣人の腰をしっかりと押さえてしまっているのだから。

「ぁあああん! いやぁああん!」

 動きをしっかりと押さえられてしまっている結衣人。 更に気持ち良さの方は限界まではいかないものの、本当に声がもう気持ちいいの限界っていう所まで来ているのかもしれない。

 本当に男性はそこを突かれてしまうと本当に弱いもんだ。

 だが次の瞬間、都春は奏空に視線そ向けると、奏空の方もその都春のアイコンタクトに気付いたのか、

「いいですよ」

 そう答える奏空。

「では、結衣人さん。 奏空さんにも許可を貰ったので、気持ちいいのはここまでにしといて、さっきのローターの時のように、この玩具をお腹に力を入れて出してもらいましょうか?」
「……え?」

 その都春の言葉に、背後にいる都春達の方へと視線を向ける結衣人。 その瞳は完全に潤っていた。 きっと快感でそんな潤った瞳になったのであろう。

「私と都春さんで、結衣人さんの足を押さえておいて上げるので、結衣人さんが出したいタイミングでその玩具を中から出してみて下さいね」

 そう笑顔で言う奏空。

「え? え?」

 そう戸惑うのは結衣人だ。

「大丈夫ですよ。 さっき、ローターでもやったでしょう? その要領で出してくれたらいいんですからね」
「え? あ、あー……」

 やっと結衣人は奏空達が言いたい意味をやっと理解したのか、一瞬顔を俯けたのだが。 やっと納得したのであろう。

「わ、分かりました! やってみます……」

 そう本当に素直に答える結衣人。 そして両手を畳みへと付け、本格的な四つん這いの状態へと戻すと、お腹へと力を入れてみる結衣人。 すると後ろの蕾からゆっくりと中に入れていた玉が出て来るのだ。

 一個ずつゆっくりと押し出されて来る玉。 その度に結衣人は、

「ぁああん! ふぅん! ぁあん!」

 声を上げてしまっていたようだ。

 きっとその玉が内壁を擦るから気持ち良くなれるのかもしれない。 そして最後の一個を中から出すと、荒い息を繰り返す結衣人。

 これでこの作業は終わりかと思われたのだが、

「もう一回、行きましょうか?」

 と言ったのは奏空だ。

 一体、もう一回とはどういう事なのであろうか。

 その奏空からの指示に、都春はもう一度中へと入れて行くのだ。 もう一回中に入れているからであろうか。 今回はわりとすんなりと入って行っているようにも思える。
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