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第7話 才能開花!テンの修行編
しおりを挟むシオン「とりあえず、着かないと意味が無いからな。ダンジョンに着いてから修行を始めよう。」
というシオンの一言で歩き始めてから数十分。シオンの魔法で移動スピードを早くしていたので思ったより早くダンジョンに到着した。それでも、途中モンスターと遭遇しても相手にせず振り切り、走り続けたのですごく疲れた…もうこれから修行とか無理だよ
シオン「よし、それじゃあ修行を始めよう」
アルテア「はい!ではテン様、まずは回復魔法から始めましょう」
まじかよこいつら…疲れてないのか?
テン「ちょっと休憩とか…」
アルテア「始めましょう」
アルテアは食い気味に返事した。逃げ道はなさそうだ…
テン「わかったよぉ…」
アルテア「回復魔法は自分がおった傷を治すのが簡単です。自分を癒せれば他人を癒すことを習得したも同然ですので頑張りましょう!」
アルテア「まずは傷をつけてください。小さな切り傷程度で大丈夫ですわ」
テン「うーん、そんなこと言われても…自分から傷つきに行くの怖いし」
シオン「アンなら軽い傷つけるの簡単だろ。テンに軽く傷をつけてくれ」
え??確かに呪術なら調節が簡単かもしれないけど…
うっかり、とかいって殺されそう!!
アンバー「はい、分かりました!」
アンバーはいい笑顔で答えた
テン「やだー!!殺されるー!!」
シオン「大丈夫だって。なんなら、アンは俺より手加減が上手いと思うぞ」
アンバー「えへへ…」
そういうことではない…意図的に殺られる…!
と思ったがシオンが調節の上手さを褒めたことでアンバーが私を殺す確率はほぼ0だ。ナイス、シオン
アンバー「じゃ、いくよ」
そういいアンバーは札に念を込めた
そして札を私に張りつけた、その瞬間。 私の手にピッと小さな切り傷がついた
ふぅ、殺されず済んだ。
アルテア「まあ。ちょうどいい傷の深さですわ。ありがとうございます」
アルテアはアンバーにニコッと微笑んだ。
それを見て、アンバーはシオンの後ろに引っ込んでしまった。だがアルテアは気にも止めていない様子だ
シオン「じゃ、私達はちょっとレベル上げと食料調達してくるよ。」
アルテア「わかりましたわ。お気をつけて」
シオン達を見送ったあと、アルテアはそうそうに説明を始めた
アルテア「回復魔法に必要なのは、呪術師と同じように癒したいという気持ち、魔力、イメージです」
テン「イメージってどんな?」
アルテア「傷がなくなるイメージならなんでも大丈夫ですわ。傷がどこかに飛んでいったり、時間が巻き戻って傷がなくなっていったり、傷がぬわれていたり…1番使われているのは魔力が伸びて広がってきて、傷が塞がれる…というイメージですわね。」
テン「じゃあ、それでやってみる!」
アルテア「頑張ってください!魔力を傷口に送るのも忘れずに!」
皮膚が伸びて覆う…か。
大丈夫。生き物が誕生するところは何度も見てる。
もちろん皮膚が造られるところも。あれをイメージするんだ…!!
そう思いながら魔力を込めてみた。すると…
アルテア「まあ!すごいですわ、テン様。1回で成功するとは…!」
一瞬、傷口がふわっと何かで包まれたような、そんな感覚を覚えた。
テン「やったー!ふう、どっと疲れた…」
無意識にしていた緊張が解け、歓喜の気持ちと疲れが同時に襲ってきた。魔力を使うのは久々だったからな…
アルテア「お疲れ様ですわ!今日は自分にかける回復魔法だけで終わるかと思っていましたのに…これなら他人への回復も今日できそうですわね!」
テン「え……??いやいやいや、さすがに今日はもう…」
アルテア「あら、シオン様、アンバー様。お帰りなさいませ」
抗議しようとしていると、シオンたちが帰ってきた。
随分早いな
シオン「ああ。ただいま。」
アルテア「テン様、すごいのですよ。1回で成功させてしまったのです!ですので、これから他の方への回復の修行を始めるところでしたの。」
シオン「お、ちょうどよかった。アンバーがちょっと負傷したから治してもらおうと思って帰ってきたんだ」
うげ…てことは
アルテア「まあ!それではテン様にやっていただきましょう!」
だよねー。絶対私がやることになると思った
傷は……まぁ、浅いし大丈夫か?
アンバー「うぇ、こいつに治してもらうんですか…?」
アンバーは露骨に嫌な顔をした。
テン「私だってしたくないわ!」
アルテア「他人への治癒のコツはこの人を癒してあげたいと思うこと。別に自分が殺したいから治すでもいいんですのよ」
テン「まあそう思ったらいいのかも……?」
アルテア「えぇ!」
なんだか上手く言いくるめられてるだけな気もするが…
シオン「アンバー、お前もちゃんと治癒してもらえ。師匠命令だ」
アンバー「了解しました!」
アンバーは相変わらずシオンの全肯定botだ。きもい。
…まあいい。回復してやろう。
アンバーを癒したいとはまったく思わないけど。
こいつ私を舐め腐ってるからな。私を認めるまでは死なせてやらねえ!だから、大人しく治されとけ!
そう思いながら傷口に触れないよう上に手を置き、魔力を送り込んだ。
すると、パッと傷口を光が包み込む。アンバーが術を使った時の禍々しい光とは違い、神秘性を感じるものだった。
シオン「……凄いな。」
アンバーの傷は浅かったものの、すごい速さで癒えていった。
私が回復を終わらせ顔を上げると、私以外のみんなが驚きの表情を浮かべていた
アンバー「…もう治った」
アルテア「テン様…貴方、すごく才能があるようですわね…わたくし、やる気がどんどん湧いてきてしまいましたわ!教える予定がなかったものも教えて差し上げますので覚悟していてくださいまし」
アルテアはにっこりと笑いかけてきた。冗談…と思いたいが悲しいことに到底そうは思えない。
アルテア「では、わたくしはお夕食の準備をしてまいりますわね。」
シオン「俺も手伝おう」
アルテア「ありがとうございます」
私が声を上げる前に、アルテアはさっさと立ち去ってしまった
テン「うぇ…私が優秀なばっかりに…!!!」
アンバー「ふん、僕の方が優秀だし」
アンバーは私を見下ろし言った
テン「はー??私の方が優秀!」
なんだこいつ!!治してやったのに……
もう治してやんね、そう思った時アンバーが目を逸らし口を開いた
アンバー「まあ、でも…」
アンバー「傷治してくれたのは、アリガト」
ぎこちなく、照れながら言った
テン「…!!ふふ、どういたしまして!」
回復魔法とか、めんどくさいとか思ったけど。
シオンとアンバーの為なら習得してやってもいいかな…なんてね
アルテア「お二人共、お夕食の準備が整いましたわよ。どうぞお召し上がりください」
アンバーと話していたところ、アルテアから声をかけられた。
そこまで夜遅くはなかったものの、もう日も沈み久々に魔力を使った私はさっさとご飯を食べ眠ってしまった。
私が寝落ちする直前、ぼんやりとした目にシオンに修行をしてもらうアルテアの姿が映っていた。
すごいなぁ、私に教えたあとに自分も特訓するとか。
そういえば一応私の師匠ってことになるのか…でもアンバーもシオンのこと師匠って呼んでるし紛らわしいかな…先生とでも呼んでやろうかな…
なんて、ぼんやりダラダラと色んなことを考えているうちに意識が遠のいて言った
次の日。もう朝の10時なのに相変わらずぐっすり寝ているシオンを横目に起床した。私も少し寝すぎたな…
アルテアとアンバーはもう起きている。この2人…というかアンバーはアルテアを避けているようだが大丈夫か?
アルテア「あら。おはようございます、テン様」
アンバー「……おはよ」
テン「ああ、おはよう…」
私の心配とは裏腹に2人は仲良さげに談笑していた。アルテアに慣れたようだ。よかった。
その上アンバーは珍しく私に挨拶をしてくれたし。
…ふふ、アンバーと私の仲もちょっと深まったかな!
アルテア「では、テン様。早速今日の修行を始めましょうか」
私起きたばっかりなんだけど…
まったく、やる気が溢れすぎだな……けど、まあ2人の役に立つため、やってやりますか
テン「わかった!今日もよろしく、先生!」
アルテア「…え」
…あ?え?
………やばい、やばいやばい!!間違えた!!全然言う気なかったのに!!なんて呼ぼうか考えてたらポロッと出ちゃった…
ドン引かれてるだろ…と恐る恐る顔を上げ、アルテアの顔を見ると口元を抑え目を潤ませていた。
アルテア「先生…?!わたくしを師と認めてくださるのですか…?!故郷では教えられるばかりでしたのでとっても嬉しいですわ!」
アルテアは今までで1番喜んでいるように見えた。
まあ引かれてないなら良かった。
アルテア「さ、テン様。貴方の先生であるこのわたくしが!今日も修行をつけて差し上げますわ!」
テン「はいはい…」
アンバー「……」
アルテア「今日は呪いや魔法による幻覚、洗脳…その他もろもろ、デバフの解除法を教えますわね」
テン「呪いってことは…アンバーの攻撃が防げる?!」
アルテア「ええ、もちろん。」
やったー!!絶対習得してアンバーにマウント取ってやる…!!もう脅されることはなくなる!
アルテア「なんなら跳ね返すことも出来るのですが…ま、これは物理防御の範囲ですのでまた後ほど」
テン「えー!やりたいやりたい!」
アルテア「ふふ、今日のデバフ解除が早めに終わったらやりましょう。」
テン「わかった!がんばる!」
これで回復と防御してあげられる上に脅しも効かない!
私の立場と存在意義が爆上げだ!
シオン「ふーん…じゃ、それ習得したらダンジョン行くか」
テン「ぎゃあ!!」
意気込んでいると、唐突にシオンが後ろから声をかけてきた
シオン「うるせ」
テン「び、びっくりした…いつ起きたんだ?」
シオン「さっき。」
アルテア「おはようございます、シオン様」
アルテアはにっこりと挨拶した。いや、気づいてたなら言ってくれればいいのに…
アルテア「恐らく、今日中にダンジョンに行けると思いますわ」
シオン「わかった。じゃ、俺はまたモンスター狩りしてくるから終わったら教えてくれ」
アルテア「承知いたしましたわ」
アンバー「じゃあ、僕も行ってきますね。呪いかけた方がいいなら御札置いていきますけど…」
アルテア「じゃあなにか軽めの呪いを数個おねがいしますわ」
アンバー「はい、じゃあこれ貼ると呪い発動するので」
そう言われるとアンバーは手際よく札に念を込め、去っていった
アルテア「ではやりましょうか。デバフはどんな種類でも解除方法は一緒ですわ。」
アルテア「デバフは体のどこかに悪い魔力が留まってるんですの。そこに自分の魔力を送り込んで悪い魔力を打ち消すんですわ」
テン「わかった!私にその御札貼ってくれ!」
私がそう言うとアルテアは躊躇なく私に御札を貼った
次の瞬間、体が鉛のように重くなった
テン「体おっも…!!」
アルテア「大丈夫ですか?ファイトですわ、テン様」
テン「だいじょぶ、全然余裕…!!」
とかいって、正直立ってるのがやっとだ。これで軽めの呪いかよ…!
さっさと解除しよう。
私のと違う魔力がある場所…………
テン「あった!」
アルテア「見つけたならもうそこからは簡単ですわ!」
テン「あとちょい…!!」
アンバーの魔力が留まっているところに私の魔力を送る。すると、みるみるうちにアンバーの魔力が消えていった
テン「うわっ」
バタッ
先程まで重かった体が急に軽くなって思わず倒れてしまった
アルテア「あらあら。解除は無事成功したようですわね」
アルテアはくすくすと笑いながら手を貸してくれた。
テン「ありがと…ちょっと時間かかっちゃった」
アルテア「いえ、常人なら回復に解除、ここまでたどり着くまで1ヶ月はかかりますのよ。その上スピードも早くとなると半年…」
テン「うえ、本来そんなにかかるの…?!もしかして私、天才…?」
アルテア「ええ!まさに!」
ふへへ、やっぱ私優秀~!!
アルテア「さ、次は防御ですわよ!」
テン「はーい!」
1時間後。一通り防御魔法を教えてもらったあと、シオン達と合流した。私の修行が早めに終わったのでダンジョンに行くことになった。
早速アンバーにマウント取ってやろー!
テン「へへ、アンバー!私はもう呪いの解除と反射覚えたからもう脅せないぞー!!」
アンバー「ふん、まだ僕が本気でかけたら防御も解除も出来ないだろ!」
テン「ぐ…で、できるしー」
くそ、アンバーにマウント取れると思ったのに…!!
痛いとこつかれた…
シオン「ほら、早くダンジョン行くぞー。」
アンバー「はい!」
シオンに声をかけられると、アンバーは瞬時に反応し小走りで追いかけていった。私も行くか…
そう思った時にはもう、シオン達と少し距離が離れていた
アルテア「さ、テン様も行きますわよ」
アルテアに声をかけられ振り向くとふわふわと飛びながら移動しているのが目に入った
テン「え、先生も飛べるの?!」
アルテア「ええ。貴方も飛べるでしょう?一緒に行きましょう」
テン「うん!」
なんで飛べるのか…それは後で聞くとしよう。
シオン「…よし、あいつらと距離離れたな」
アンバー「そうですね」
シオン「お前はどう思った?アルテアのこと」
アンバー「信用して大丈夫だと思います!」
シオン「うん、私もそう思う。」
アンバー「もう、朝起きれないからって朝の監視任せられた時はびっくりしましたよ…」
シオン「はは、ごめんごめん。次からはテンに…」
アンバー「いえ!嬉しかったので!!次からも僕を頼ってくださいね!!」
シオン「はいはい。」
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