19 / 39
19
しおりを挟む
そろそろ時間だ。起きよう!
しかし少し寝るだけでもスッキリするなぁ。
出発前に元移動組を入れて改めてミーティングだ。
色々擦り合わせしとかないとな。
拠点予定地までは二十分程かかる。子供の足もあるから多少は延びるが。
俺が先頭で感知を全開に警戒、何かあればステータスに任せて速攻で対処する。
それを前提にしながらも、油断無く女子供は真ん中に、両サイドと殿を男性陣で守りながら進む。
列が長くなりすぎるから本当は数度に分けたいんだが、向こうで待機してる間に何かあると困る。色々大変なのは承知で、一度に移動しきる事になった。
とりあえずまず飯にしよう。
特に男性陣は昨日ろくに食べてない者ばかりだ。しっかり肉を食わせよう。
古い物から順番に食べようか。 先ずは昨日用意しておいたワニ肉だ。
ニラの匂いと海水の塩気が染みている。熱した石にココナッツオイルを引き、焼く。
いい匂いだ。
待っている間にサケの身のオイル和えを各々摘まんで貰う。ワニもそうだが海水直漬けだからな。ちょっとにがりの影響がキツイかもだが、十分食える。
皆の食事中に、俺は弓を作っている。俺のメインウェポンだ。
地球では一番使っていたが、こちらでは今まで加工できるナイフも弦も無かったからな。
石斧振ってろや原始人とか言った奴は、後で狩りの囮役な。
今は間に合わせの簡単な物だが、ちゃんと弓に適したイチイの木製で、弦はボス狼の腱を加工して作った。
かなり強力な弦になったので、カテゴリは強弓だ。非常に俺好みになったので満足。
不意打ちで遠くからドスッ!これが一番だ。
銃?知らない子ですね。
矢は矢竹が無いので普通に乾いた枝で、火で炙りながら真っ直ぐに矯正し、矢羽は野鳥の羽根を使ってある。ついさっき急いで投げナイフで仕留めた。お肉も勿論美味しく頂きますとも。
鏃はサケとワニの牙の中から、薄めで鋭角な二等辺三角に近いものを選んである。
枝の先端に切り込みを入れて鏃を挟み、フミ婆がココナッツファイバーで紡いだ強い糸でキツく縛ってある。
今できる精一杯の品だ。
さて、全員食べ終わりそうだ。俺も急いで済まそう。
女王蜂の姿焼きを食べてたら皆にドン引きされました。美味いのに!
「体調の悪くなった人は直ぐに申告するように!」
移動を開始した。
それぞれに必要な物を持ち、俺の水魔法と塩とハチミツで作った、即席の経口補水液をココナツ水筒に入れて肩から紐で下げている。
男性陣が率先して重いものを持ってくれたのは助かるな。それにやっぱり男手が多いと女性陣が安心できるんだ。戻ってきてくれて助かるよ本当。
順調に進んでいたが感知に反応が。角兎だ。
丁度いい。鍛練と並行して、弟子と子分の強化もしていくつもりだったんだ。仕留めさせよう。
本当はしっかりと基礎を仕込んでからのつもりだったんだが、予想以上にこの世界が危険な事と、俺以外にもきちんとした戦力が早めに欲しいため、魔物から力を吸収させようと考え直した。
いきなり強くなっていい気にならないように、俺がきっちり指導するつもりだ。
「では剣道有段者の楓から、一撃で仕留めるつもりで、殺れ」
「はい!ゲン師匠!」
刀なんて今はないから、楓には薙刀を持たせてある。
先が狼の爪だから反りは逆になっているがな。……長い草刈り鎌とか言うな。薙刀と言ったら薙刀だ!
万が一に備えて、直ぐに手が出せるように近くに待機。 よし、静かにな?
「チェヤァァァァー!!」
「自分から気付かせるバカがあるか!」
当然兎は気付いて迎撃態勢に。牙を剥き出しにして威嚇している。
……こいつは狩猟じゃなくて警備巡回に回すつもりで育てよう。決定。
それはともかく戦闘の結果は?角で刺そうと兎は頭を突き出し跳躍したが、楓は角を見た時からこの攻撃方法を予期していた様で、すんなりと避けることに成功した。
そして後には木に角が突き刺さって、バタバタともがく間抜けな兎が残った。……魔物って意外とこういうの多いよな。
何とも言えない顔で楓がトドメを刺したところで進行を開始した。
他の子らにも後々場を整えよう。
その後は何事もなく無事到着。真っ先に蛇を確認したが無事だった。よしよし。
皆それぞれやれる事を探して、行動を開始し始めている。大体の事は事前の会議で決めてあった。
・整地、トイレ掘り、拠点防衛の掘と柵の設置。
・雨風を凌ぐ小屋を建てる。上空へのカモフラージュを忘れずに。
・赤土を使った土鍋を作るための窯を作る。
・見晴らしをよくするため、周囲の木を間引きする。
・風呂を作る。
先ずはこれだけ。
今日は俺も拠点の方に時間を割くつもりだ。
穴掘りは男手があるので、中々捗っている。
魔物の肋骨部分をピックにして木と組み、地面を穿ち柔らかくするグループと、柔らかくなった部分をスコップ型に削った木で掬い、ココナツの外皮のボウルに詰めるグループ。
そして女の子達はそれを窯と住居作成地に運ぶ。
一つの生物のように、もくもくと動く様はちょっと怖い……言わないが。
ちゃんと水分はとるんだぞ?
周囲の木の間引きは俺だけの仕事だ。逆に人がいると危ない。
引っこ抜いて担いで運ぶからな。
引っこ抜きでも伐採スキルの効果が乗っているようで、ステータスも相成りズボズボと根ごと綺麗に抜ける。
以前の様な木々が犇めき合い、暗く、魔物が隠れやすそうだった場所が、適度に間引かれ広くなった空間に日の光が差し込み、見晴らしがよくなってきている。
なんということでしょう。
そしてオタトリオに魔法について相談した時に教わった魔法が、ここで大いに役に立つ。
水魔法は水を操る。
なら木から水を抜くこともできるのではないか?
試した結果、出来ました。
これは大いに役に立つ。木を枯らして、直ぐに使える建材その他を増産できる。
しかも消費魔力が少ない。無から有を産み出すのではなく、元々ある物を利用しているからだ。
ついでに樹液や樹脂も余さず吸い出し回収。
ついでとは言ったが、その効果は高い。例えば白樺の樹液は湿疹などの病気や、便秘や美容にもいいし、更に飲みやすい。女性陣に喜ばれるだろう。
樹脂も塗料や接着剤、他にも色々用途がある。
木も生き物だ。無駄にはできない。
今用意した木を持って行くついでに、一度窯の様子を見てみるか。
それともうすぐ十時頃か?一度皆に休憩を入れてもらおうか。
しかし少し寝るだけでもスッキリするなぁ。
出発前に元移動組を入れて改めてミーティングだ。
色々擦り合わせしとかないとな。
拠点予定地までは二十分程かかる。子供の足もあるから多少は延びるが。
俺が先頭で感知を全開に警戒、何かあればステータスに任せて速攻で対処する。
それを前提にしながらも、油断無く女子供は真ん中に、両サイドと殿を男性陣で守りながら進む。
列が長くなりすぎるから本当は数度に分けたいんだが、向こうで待機してる間に何かあると困る。色々大変なのは承知で、一度に移動しきる事になった。
とりあえずまず飯にしよう。
特に男性陣は昨日ろくに食べてない者ばかりだ。しっかり肉を食わせよう。
古い物から順番に食べようか。 先ずは昨日用意しておいたワニ肉だ。
ニラの匂いと海水の塩気が染みている。熱した石にココナッツオイルを引き、焼く。
いい匂いだ。
待っている間にサケの身のオイル和えを各々摘まんで貰う。ワニもそうだが海水直漬けだからな。ちょっとにがりの影響がキツイかもだが、十分食える。
皆の食事中に、俺は弓を作っている。俺のメインウェポンだ。
地球では一番使っていたが、こちらでは今まで加工できるナイフも弦も無かったからな。
石斧振ってろや原始人とか言った奴は、後で狩りの囮役な。
今は間に合わせの簡単な物だが、ちゃんと弓に適したイチイの木製で、弦はボス狼の腱を加工して作った。
かなり強力な弦になったので、カテゴリは強弓だ。非常に俺好みになったので満足。
不意打ちで遠くからドスッ!これが一番だ。
銃?知らない子ですね。
矢は矢竹が無いので普通に乾いた枝で、火で炙りながら真っ直ぐに矯正し、矢羽は野鳥の羽根を使ってある。ついさっき急いで投げナイフで仕留めた。お肉も勿論美味しく頂きますとも。
鏃はサケとワニの牙の中から、薄めで鋭角な二等辺三角に近いものを選んである。
枝の先端に切り込みを入れて鏃を挟み、フミ婆がココナッツファイバーで紡いだ強い糸でキツく縛ってある。
今できる精一杯の品だ。
さて、全員食べ終わりそうだ。俺も急いで済まそう。
女王蜂の姿焼きを食べてたら皆にドン引きされました。美味いのに!
「体調の悪くなった人は直ぐに申告するように!」
移動を開始した。
それぞれに必要な物を持ち、俺の水魔法と塩とハチミツで作った、即席の経口補水液をココナツ水筒に入れて肩から紐で下げている。
男性陣が率先して重いものを持ってくれたのは助かるな。それにやっぱり男手が多いと女性陣が安心できるんだ。戻ってきてくれて助かるよ本当。
順調に進んでいたが感知に反応が。角兎だ。
丁度いい。鍛練と並行して、弟子と子分の強化もしていくつもりだったんだ。仕留めさせよう。
本当はしっかりと基礎を仕込んでからのつもりだったんだが、予想以上にこの世界が危険な事と、俺以外にもきちんとした戦力が早めに欲しいため、魔物から力を吸収させようと考え直した。
いきなり強くなっていい気にならないように、俺がきっちり指導するつもりだ。
「では剣道有段者の楓から、一撃で仕留めるつもりで、殺れ」
「はい!ゲン師匠!」
刀なんて今はないから、楓には薙刀を持たせてある。
先が狼の爪だから反りは逆になっているがな。……長い草刈り鎌とか言うな。薙刀と言ったら薙刀だ!
万が一に備えて、直ぐに手が出せるように近くに待機。 よし、静かにな?
「チェヤァァァァー!!」
「自分から気付かせるバカがあるか!」
当然兎は気付いて迎撃態勢に。牙を剥き出しにして威嚇している。
……こいつは狩猟じゃなくて警備巡回に回すつもりで育てよう。決定。
それはともかく戦闘の結果は?角で刺そうと兎は頭を突き出し跳躍したが、楓は角を見た時からこの攻撃方法を予期していた様で、すんなりと避けることに成功した。
そして後には木に角が突き刺さって、バタバタともがく間抜けな兎が残った。……魔物って意外とこういうの多いよな。
何とも言えない顔で楓がトドメを刺したところで進行を開始した。
他の子らにも後々場を整えよう。
その後は何事もなく無事到着。真っ先に蛇を確認したが無事だった。よしよし。
皆それぞれやれる事を探して、行動を開始し始めている。大体の事は事前の会議で決めてあった。
・整地、トイレ掘り、拠点防衛の掘と柵の設置。
・雨風を凌ぐ小屋を建てる。上空へのカモフラージュを忘れずに。
・赤土を使った土鍋を作るための窯を作る。
・見晴らしをよくするため、周囲の木を間引きする。
・風呂を作る。
先ずはこれだけ。
今日は俺も拠点の方に時間を割くつもりだ。
穴掘りは男手があるので、中々捗っている。
魔物の肋骨部分をピックにして木と組み、地面を穿ち柔らかくするグループと、柔らかくなった部分をスコップ型に削った木で掬い、ココナツの外皮のボウルに詰めるグループ。
そして女の子達はそれを窯と住居作成地に運ぶ。
一つの生物のように、もくもくと動く様はちょっと怖い……言わないが。
ちゃんと水分はとるんだぞ?
周囲の木の間引きは俺だけの仕事だ。逆に人がいると危ない。
引っこ抜いて担いで運ぶからな。
引っこ抜きでも伐採スキルの効果が乗っているようで、ステータスも相成りズボズボと根ごと綺麗に抜ける。
以前の様な木々が犇めき合い、暗く、魔物が隠れやすそうだった場所が、適度に間引かれ広くなった空間に日の光が差し込み、見晴らしがよくなってきている。
なんということでしょう。
そしてオタトリオに魔法について相談した時に教わった魔法が、ここで大いに役に立つ。
水魔法は水を操る。
なら木から水を抜くこともできるのではないか?
試した結果、出来ました。
これは大いに役に立つ。木を枯らして、直ぐに使える建材その他を増産できる。
しかも消費魔力が少ない。無から有を産み出すのではなく、元々ある物を利用しているからだ。
ついでに樹液や樹脂も余さず吸い出し回収。
ついでとは言ったが、その効果は高い。例えば白樺の樹液は湿疹などの病気や、便秘や美容にもいいし、更に飲みやすい。女性陣に喜ばれるだろう。
樹脂も塗料や接着剤、他にも色々用途がある。
木も生き物だ。無駄にはできない。
今用意した木を持って行くついでに、一度窯の様子を見てみるか。
それともうすぐ十時頃か?一度皆に休憩を入れてもらおうか。
21
あなたにおすすめの小説
青い鳥と 日記 〜コウタとディック 幸せを詰め込んで〜
Yokoちー
ファンタジー
もふもふと優しい大人達に温かく見守られて育つコウタの幸せ日記です。コウタの成長を一緒に楽しみませんか?
(長編になります。閑話ですと登場人物が少なくて読みやすいかもしれません)
地球で生まれた小さな魂。あまりの輝きに見合った器(身体)が見つからない。そこで新米女神の星で生を受けることになる。
小さな身体に何でも吸収する大きな器。だが、運命の日を迎え、両親との幸せな日々はたった三年で終わりを告げる。
辺境伯に拾われたコウタ。神鳥ソラと温かな家族を巻き込んで今日もほのぼのマイペース。置かれた場所で精一杯に生きていく。
「小説家になろう」「カクヨム」でも投稿しています。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
おばさん冒険者、職場復帰する
神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。
子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。
ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
-----
剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
-----
※小説家になろう様にも掲載中。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる