賢者の幼馴染との中を引き裂かれた無職の少年、真の力をひた隠し、スローライフ? を楽しみます!

織侍紗(@'ω'@)ん?

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第百三話 怪しい音波

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 夜も間もなく明けようかという時だった、僕は急いで部屋に入った。ちょうどレオナはソファで寝ており、カタリナとアマンダ先生は起きていた。アマンダ先生は不意を付かれたようで、少しびっくりしているようだった。

「おはようございます。とりあえず無事で良かったです」

 すぐにアマンダ先生は我に返ったあと、不思議そうに首を傾げながら言葉を返した。

「おはよう……でも、無事って?」

 僕は少ししまった! と思いながらも取り繕った。

「え、ああ、すいません! そのままの意味ですよ! 無事夜明けになって良かったなって! おかげで寝れました! ありがとうございます!」

 アマンダ先生は不思議そうにもう一度首を傾げた。

「夜明けはまだなんだけど……まぁアインス君も寝られたならいいかな?」

 話をうまくごまかせたようで、ここぞとばかり僕は話題を変えた。

「アマンダ先生も少し休みませんか? もう夜も明けますし、しばらく三人で見張ってますよ? ほら、レオナもちょうど起きたようですし……」

 アマンダ先生がその言葉でソファをチラリと見ると、レオナがちょうど起きた所だった。レオナは、うーんと一つ伸びをしていた。

「そうね……三人とも起きたようだし、少しだけ横になろうかしら……じゃあ三人ともお願いね」

 そう言ったアマンダ先生はレオナが横になっていたソファに交代で横になった。
 アマンダ先生が横になった事を確認すると、僕は指輪に触れる。

『 さっきも軽く伝えたけど、体に異変はない?』

 その言葉にカタリナの言葉が頭に響く。

『 一瞬めまいがした感じがしましたけど、特にそれ以降はありませんでしたわ』

 続いてレオナの声が響く。

『 わたしは寝ておりましたので気づきませんでした』

 その二人の言葉を確認した僕は声を返した。

『 周囲の異変を確認出来るように魔法を張ってから寝たんだけど、なんか森の方から音波が飛んできたんだ。逆周波数の音でかき消したから大丈夫だけど、催眠音波だったのかも。良くわかんないかもしれないけど、とりあえず今も音は出てるけどもう大丈夫。でも、一旦アマンダ先生には内緒ね。森に入るって言っても今はまだダメって言うだろうし、村の中を調べてからかな』

 その声が聞こえた四人は同時に頷いた。リアは僕と一緒にいた為、特に問題は無い。

『 じゃあ、あまり黙ってるのも、アマンダ先生に不思議に思われるかもしれないから、あとは普通に話そう。軽く何か食べようか? レオナ、用意して?』

 と僕たちは念話を切り上げ、普通の話を始めるのであった。
 すぐにレオナが朝食を用意してくてて、僕たちがそれを食べ終わる頃にアマンダ先生は起き上がった。

「もう良いんですか? 少ししか寝てなくないですか?」

 あまりにも早い目覚めに、僕は心配してそう尋ねた。するとアマンダ先生はソファから降り、軽く伸びをしながら言った。

「よいしょっと……大丈夫よ。こういうのは慣れてるから。ちょっと休めばね。まぁ毎日とかは無理だけど、数日ならね」

 アマンダ先生自身が大丈夫と言うのである、これ以上僕が追求しても意味は無い。だから僕はそれ以上心配することをせずに、アマンダ先生に朝食を食べるように進めた。

「簡単な朝食ですが、レオナが用意しておきました。何があるかわかりませんから食べておいて下さい」

 アマンダ先生はそれを聞いて、レオナにお礼を言った。

「レオナちゃんありがとね」

 それに対してレオナは首を横に振っていた。

「とんでもないです。わたしたちのと一緒に作っただけです。気にしないで下さい」

 そんなレオナにアマンダは笑みを返した。

「いえいえ、ありがたくいただくわ」

 と、早速アマンダ先生は朝食を食べ始めた。そんなアマンダ先生に僕は声をかけた。

「食べながらで申し訳ないんですが、食べたら早めに村の調査に取り掛かりましょう。恐らくあの建物が村長の家なんじゃないかなと思います。一番立派な建物なので。とりあえずあそこに向かうのはいかがでしょうか?」

 と窓から見える建物を指さした。

「なるほどね。アインス君の言う通り、あそこは村長の家だし、調べるには最適の場所でしょう。んぐ……ご馳走さま。さ、早く向かうわよ」

 そう言いながらアマンダ先生は一息に飲みこんで、すぐ立ち上がったのだった。

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