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会場には上級生も集まっていた。

アリーシアとユリウス王子はまず最初に生徒会長に挨拶に行った。

「会長。少し良いですか?」

「ユリウス殿下?大丈夫ですよ。」

「俺の婚約者のアリーシア・アグーリアです。」

「御初に御目に掛かります。アリーシア・アグーリアと申します。」

アリーシアはお辞儀をした。

「御初に御目に掛かります。生徒会長を務めさせていただきます、マックス・パールナーです。アグーリア公爵令嬢の事はユリウス殿下から少し聞いてますよ。」

「そうでしたか。私も殿下からとても優しい方だと聞いております。」

アリーシアは笑顔で受け答えをしていた。

それからは生徒会のメンバーの方々にも挨拶をして居ると音楽が変わった。

「ダンスタイムになったから、俺達も踊ろっか。」

「はい。」

他の生徒達も飲み物や食べ物を置いてパートナーを踊り始めた。

色とりどりのドレスと衣装が輝いていた。

「アリーシア。さっきは言えなかったが、俺の色のドレスを来てくれてありがとう。」

「殿下の色だから着てるのでは無いですわ。我が家、アグーリア家の泉の色ですわ。それに魔法で出す光に探した水の色ですのよ。」

アリーシアは色を選んだ理由をユリウス王子に伝えた。

「それでも良いよ。何度でも言うけど、俺は君を離すつもりは無いから。諦めて俺から逃げないで。」

ユリウス王子は笑顔で嬉しそうに楽しそうに言った。

「絶対に嫌ですわ。ずっと近くに居たからそう思ってらっしゃるだけです。いつか、必ず運命の相手が現れますわ。」

アリーシアはユリウス王子の目を逸らさずはっきりと告げた。
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