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20 ディアナ視点

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明日のクリスマスパーティーに出れない事を諦めて、停学終わってからどうするかをノートにまとめようと思い、探したが部屋に無かったので、売店に買いに行った。

「そこで何をして居るんだ?」

「ちょっと売店に。」

声をかけて来た男は興味なさそうに返事を返して来た。

「名乗って無かったな。アポロン・ダークネス・アルフォードだ。君の事は知ってるよ。君、まだユリウス王子の事好きなの?」

「だったら何よ?」

その男は私にニヤリと笑った。

「パーティー会場ならユリウス王子に近づきやすいんじゃ無い?僕が入れてあげようか?」

私は驚いたが、ラッキーだと思った。

「本当に連れて行ってくれるの?」

「ああ。どうする?」

「勿論、行くわ。私をユリウス様のところに連れて行って。」

「まさか、ただ行けばユリウス王子の所に行けると思って居るのか?甘いな。光魔法でユリウス王子を自分から隣に来させたらどうだ?」

私は直ぐには理解出来なかったが、悪役令嬢のアリーシアに邪魔されると分かった。

(殿下自身が私の所に来てくれたら、私の方が良いって事になるわよね。)

私はアポロンと名乗った男の手を掴んだ。

「やるわ!ユリウス様を手に入れれるなら何でもするわ。」

「そうかい、分かった。なら僕も手伝おう。(この女、馬鹿だとは思っていたが此処まで馬鹿とはな。ユリウスに頼まれて来てみたが、はぁ~。)」

私は、ユリウス王子の色が沢山使われているドレスを待っていたらパーティーの開始時間を過ぎてしまった。

届いたドレスを着て、アポロンと一緒にパーティーの終了時間が近づいていた。

私は急いでアポロンと会場に向かった。

途中でアポロンに先入ってていいと言うので光魔法の使いながら中に入った。

直ぐに大きな氷の壁が作られ、ユリウス王子のところに行けなかった。

『ユリウス王子を自分から隣に来させたらどうだ?』

(アポロンが言ってたから。)

「ユリウス殿下、貴方の婚約者は此処ですよぉ!」

匂いが強くして引き寄せ様とした。

だがユリウス王子の風魔法で匂いを消した。

「何で邪魔ばかりするのよぉ!悪役令嬢なら悪役令嬢らしくユリウス様の隣を私に譲りなさいよ!」

「呆れますわ。ユリウス殿下は貴女を選ばなかっただけですわ。それを魔法でどうにかしようなどあってはなりません。貴女は彼の隣にふさわしくありませんね。貴族としての作法もなっていない。此処から即刻お帰り下さい。」

彼女は堂々として誰よりも王妃にふさわしい姿を見せた来た。

私が光魔法を使おうとしたらアリーシアは氷魔法と水魔法で拘束した。

警備兵がやって来た。

「離しなさいよ!私の方が王妃にふさわしいだから!私はヒロインなのよ!」

何度も叫んだが、手を離して貰えず、そのまま、貴族牢に入れられた。

「どうしてよ。私はヒロインなのよ。どうして私を見てくれないのよ。」

アポロンが助けてくれるかもとふと思ったが、両親も誰も助けに来てくれなかった。
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