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第8章 変わってしまう日常編
【雇用№173】完成した賢者の素2
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「なるほどね。愛ちゃんの魔法を作ると僕の魔法を改造するスキルは相性良さそうだね。ざっくり愛ちゃんが方向性を作って、細かい修正や調整を僕のスキルでやれば、今よりもっと簡単に新しい魔法が出来るよ。」
「そうね。その話は、女神様に指令の確認をしてからにしましょっ。リュウ君は、どれが女神様がいる神界に行ける魔法だと思う?」
「ええとね。」
スクロールして、魔法名を1個ずつ確認していく。魔法の詳細は、魔法名をクリックすれば表示されるのだが、いかんせん量が多いので一つずつやっていると時間がかかる。
幸いフェリシアも魔法名の付け方はあれだが、一応読んで想像出来るレベルではあるので、名前を見ればなんとかなりそうなんだ。
「きっとこれまでだね。『女神フェリシアちゃんのゴーマイルーム』」
他には、『女神フェリシアちゃんのミンスタ映えするランチ』や『女神フェリシアちゃんのイケメンツアー』、『女神フェリシアちゃんの魅力アップアップツアー』などなど、多分用途種類別に転移魔法が設定されていると見られる。
「うん、きっとそれだね。詳細を確認してみようよ。」
「うん」
魔法名をクリックして詳細情報を確認していく……が、
「女神フェリシアちゃん専用魔法。信仰ポイントを使用して、指定のエリアに転移が可能。登録数は5個あり、個別に登録・削除が可能。」
「・・・・・・」
「愛ちゃん、魔法の説明だけで、転移先の説明までは書いてなかったね。」
「そうだね。本人からしたら、魔法名で行き先が分かるからあえて明記する必要はないものね。多分この魔法でフェリシア様にお会いすることが出来ると思うわ。でも、一応念のため他のものみておきましょう。」
その後いくつかの魔法名を見てみるが……
パフェやサラダが美味しいお店とか、ここの垢すりがとってもグッドとか……
「私もよくやるけど、これはお店の評価のメモ帳だね。」
「だね、神界には、スパゲティや温泉がないようなことをいってたから、神界ではないよね。もしかしたら地球かもしれないね。これ使ったら女神に会うことなく地球に帰れるんじゃ?」
「そうかもしれないわね。でも、転移先が仮に地球だったとしてもよ。その時間帯?年代っていつのものかしら?ほらっ、私は、100年以上前に転移してきたし、リュウ君は一年程前でしょ?」
「そうか。必ずしも僕たちの望んでいる時間帯に戻れる訳ではないんだよね。愛ちゃん念のため確認なんだけど、地球に戻る時間は僕たちが神様に拉致?された時にだよね?」
「そうなるわね。年齢が経過した分になると私とリュウ君で帰る時間が異なるし、私は、知らない人しかいない時間に戻ることになるから。そうなるくらいなら、この地でリュウ君と暮らしてもいいかな。」
と隣に座っている僕の腕に抱きついてくる。
「愛ちゃんに会えたからもしもの時はそれでもいいんだけどね。親や友達にも会いたいしね。」
「そうだよね。両親には私もあいたいし、出来る限り元の世界元の時代に帰れる方法を探そう。」
「うん。となると訳の分からない魔法を使って、元に戻れない可能性もある訳だから、迂闊に転移は出来ないな」
「そうよね。信仰ポイントだから、減ってしまうし、足りなければ魔法も使えないんでしょ。片道切符になると今より状況が悪くなるわね。そもそも私たちって、この魔法は使えるのかしら?」
「んっ、あーっ、それは分かんないね。使ってみて発動すれば使えるし、発動しなかったら使えないってことだと思うよ。多分神様独自の魔法を使うポイントだから、僕たちにはないと思うよ。」
「もしかしたら、使えるかも?か。でも他に方法もないからね。フェリシア様にあって地球に戻してもらうのが一番良さそうよ。」
「あっ、愛ちゃんこの魔法まずくない?」
と僕はステータス画面の一箇所を指刺す。
「これはまずいかも知れないわね。『ゴートゥーヘル』か直訳は地獄に行け。」
「うん、敵対者が現れた場合の緊急魔法の気がする。僕なら、即生命を奪うか、監獄に閉じ込めて身動き出来なくするね。」
「私も自衛のための即席魔法はいくつかの準備してるわ。どれも長短文の日常で使わない単語にしてるもの。ちなみによく使うのは、相手の自由を奪って、口を矯正的に閉ざすものね。ほらっ魔法が使える世界だから、言葉を発せられるとそれだけで危ないでしょ。」
「てことは、この魔法は命を奪うか、魔法を使用出来なくして、拘束するかもってことだね。」
「うん、そう思っていいと思う。」
「不審者だと思われて、即座に使用されたら?」
「私たちは即死亡または永久に監獄入り……だね。」
「そうね。その話は、女神様に指令の確認をしてからにしましょっ。リュウ君は、どれが女神様がいる神界に行ける魔法だと思う?」
「ええとね。」
スクロールして、魔法名を1個ずつ確認していく。魔法の詳細は、魔法名をクリックすれば表示されるのだが、いかんせん量が多いので一つずつやっていると時間がかかる。
幸いフェリシアも魔法名の付け方はあれだが、一応読んで想像出来るレベルではあるので、名前を見ればなんとかなりそうなんだ。
「きっとこれまでだね。『女神フェリシアちゃんのゴーマイルーム』」
他には、『女神フェリシアちゃんのミンスタ映えするランチ』や『女神フェリシアちゃんのイケメンツアー』、『女神フェリシアちゃんの魅力アップアップツアー』などなど、多分用途種類別に転移魔法が設定されていると見られる。
「うん、きっとそれだね。詳細を確認してみようよ。」
「うん」
魔法名をクリックして詳細情報を確認していく……が、
「女神フェリシアちゃん専用魔法。信仰ポイントを使用して、指定のエリアに転移が可能。登録数は5個あり、個別に登録・削除が可能。」
「・・・・・・」
「愛ちゃん、魔法の説明だけで、転移先の説明までは書いてなかったね。」
「そうだね。本人からしたら、魔法名で行き先が分かるからあえて明記する必要はないものね。多分この魔法でフェリシア様にお会いすることが出来ると思うわ。でも、一応念のため他のものみておきましょう。」
その後いくつかの魔法名を見てみるが……
パフェやサラダが美味しいお店とか、ここの垢すりがとってもグッドとか……
「私もよくやるけど、これはお店の評価のメモ帳だね。」
「だね、神界には、スパゲティや温泉がないようなことをいってたから、神界ではないよね。もしかしたら地球かもしれないね。これ使ったら女神に会うことなく地球に帰れるんじゃ?」
「そうかもしれないわね。でも、転移先が仮に地球だったとしてもよ。その時間帯?年代っていつのものかしら?ほらっ、私は、100年以上前に転移してきたし、リュウ君は一年程前でしょ?」
「そうか。必ずしも僕たちの望んでいる時間帯に戻れる訳ではないんだよね。愛ちゃん念のため確認なんだけど、地球に戻る時間は僕たちが神様に拉致?された時にだよね?」
「そうなるわね。年齢が経過した分になると私とリュウ君で帰る時間が異なるし、私は、知らない人しかいない時間に戻ることになるから。そうなるくらいなら、この地でリュウ君と暮らしてもいいかな。」
と隣に座っている僕の腕に抱きついてくる。
「愛ちゃんに会えたからもしもの時はそれでもいいんだけどね。親や友達にも会いたいしね。」
「そうだよね。両親には私もあいたいし、出来る限り元の世界元の時代に帰れる方法を探そう。」
「うん。となると訳の分からない魔法を使って、元に戻れない可能性もある訳だから、迂闊に転移は出来ないな」
「そうよね。信仰ポイントだから、減ってしまうし、足りなければ魔法も使えないんでしょ。片道切符になると今より状況が悪くなるわね。そもそも私たちって、この魔法は使えるのかしら?」
「んっ、あーっ、それは分かんないね。使ってみて発動すれば使えるし、発動しなかったら使えないってことだと思うよ。多分神様独自の魔法を使うポイントだから、僕たちにはないと思うよ。」
「もしかしたら、使えるかも?か。でも他に方法もないからね。フェリシア様にあって地球に戻してもらうのが一番良さそうよ。」
「あっ、愛ちゃんこの魔法まずくない?」
と僕はステータス画面の一箇所を指刺す。
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「私も自衛のための即席魔法はいくつかの準備してるわ。どれも長短文の日常で使わない単語にしてるもの。ちなみによく使うのは、相手の自由を奪って、口を矯正的に閉ざすものね。ほらっ魔法が使える世界だから、言葉を発せられるとそれだけで危ないでしょ。」
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「私たちは即死亡または永久に監獄入り……だね。」
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