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水族館デート
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吾妻さんとあんな事をした約二週間後の土曜日。私が自宅マンションで夕食を取っていると、スマホが短く音を鳴らした。メッセージアプリに新着があった合図だ。
スマホを手に取って、私は目を見開いた。吾妻さんからだ。そう言えば、アプリのIDを交換したんだっけ。画面には、こんなメッセージが出ている。
『来週の土曜日、一緒に水族館に行かない? 創作の役に立つかもしれないし。OKだったら電話下さい』
私の胸が高鳴る。吾妻さんと、また会える……? でも、どうして私を誘うの……?
と、とにかく、私に断る理由なんてない。私は、早速吾妻さんに電話を掛けた。吾妻さんは開口一番、ホッとした様子で言った。
「紗季さん? 良かったー、電話くれて。俺、フラれるかと思ったよ」
「フ、フラ……!?」
私がフラれる事はあっても、私が振る事は無い。というか、そんな事言われたら、私の事を好きなんだと誤解してしまうではないか。
その後、私と吾妻さんは雑談をしながら待ち合わせの場所や時間を決めた。通話を終えた後、私はスマホを握り締めたまま固まってしまった。
どうしよう。来週、何を着ていけばいいの? 吾妻さんはどういう服装が好みなの?
それから約一週間、私は毎夜クローゼットの服とにらめっこする事になった。
◆ ◆ ◆
そしてデートもどき当日の朝。私は、吾妻さんと待ち合わせした駅前に来ていた。
キョロキョロと辺りを見渡していると、後ろから声が聞こえた。
「紗季さーん、こっちこっち!」
振り向くと、駐車場の側で、吾妻さんが笑顔で手を振っている。吾妻さんは、ボーダーのシャツに白いパーカー付きジャケット、黒いチノパンを身に着けていた。よく似合っている。
対する私は、白いワンピースに緑色のカーディガン。……私は、吾妻さんに釣り合っているだろうか。
私は、吾妻さんの側に駆け寄って言った。
「おはようございます、吾妻さん」
「おはよう、紗季さん」
挨拶をした直後、吾妻さんはジッと私の姿を見つめていた。
「あの……吾妻さん、どうかしましたか?」
私が首を傾げて聞くと、吾妻さんは手を口元に当てて言った。
「いや……すごく可愛いなと思って……」
私の顔は、とたんに熱くなった。吾妻さんに、褒められた。どうしよう、のぼせてしまいそう。吾妻さんは、笑顔に戻って私に言った。
「……じゃあ、行こうか、紗季さん」
◆ ◆ ◆
歩いて五分くらいだろうか。私達は、都内でも人気のある水族館に足を踏み入れていた。
「紗季さん、何か見たいものある?」
入場券を買った吾妻さんが、早速聞いてくる。私は、遠慮がちに言った。
「えっと……クラゲを見たいです……」
「クラゲね、オッケー」
吾妻さんが笑顔で言い、私達はクラゲの展示コーナーへと向かった。
クラゲの展示コーナーは、薄暗い空間にあり、円柱状の水槽には何匹ものクラゲが漂っていた。水槽は赤や青のライトで控えめにライトアップされていて、幻想的な雰囲気だ。
「あ、アマクサクラゲ!」
私は、水槽に近付くと明るい声を出した。
「紗季さんって、クラゲ好きだったんだ」
そう言う吾妻さんに、私は笑顔を向けて言った。
「はい。最初は、小説にクラゲのような触手を持つ異形の人を登場させようと思って、クラゲについて調べたんです。それからクラゲ自体にハマってしまって……」
「へえ……」
吾妻さんは、ニコニコして話を聞いてくれる。私は、テンションが上がったまま言葉を続けた。
「アマクサクラゲは、触手だけじゃなく、傘の部分にも刺胞があるんですよ。あ、刺胞っていうのは、針を備えた細胞内小器官の事で……」
私は、それからも他のクラゲについて沢山蘊蓄うんちくを垂れてしまう。それでも吾妻さんは、私の話を遮る事なく聞いてくれた。
クラゲの展示コーナーを出ると、吾妻さんが思い出したように言う。
「そうだ、紗季さん。この近くにフォトサービスコーナーがあるんだけど、一緒に写真撮ってもらわない? 記念になるし」
「写真ですか、はい、是非!」
フォトサービスコーナーに行くと、私達は珊瑚のレプリカが飾られた壁を背に、スタッフに写真を撮ってもらった。
カメラを構えた若い男性スタッフが、笑顔で言う。
「そっちの彼女さんー、もっと彼氏さんにくっついてー!」
「へあっ!!」
か、彼女って、私の事?……そっか、知らない人にはそう見えるんだ。
私がドキドキしていると、吾妻さんが右腕を私の右肩に伸ばし、ぐいっと私の身体を自分の方に引き寄せた。
「あ、吾妻さん……!」
「いいからいいから。今日だけは、恋人って事にしておこう。ね?」
吾妻さんが、笑顔で私に言う。私は、顔を熱くしながら無言で頷いた。
「三、二、一、チーズ!」
スタッフさんの言葉を合図に、私はカメラ目線で微笑んだ。出来上がった写真はアクリル製のフレームに入れられ、私達に手渡される。
写真には、満面の笑みを浮かべた吾妻さんと、遠慮がちに微笑む私が写っていた。私はずっと、この写真を大切にするだろう。
フォトサービスコーナーを出ると、吾妻さんが私に尋ねる。
「次はどのコーナーに行く?」
私は、遠慮がちに言った。
「熱帯魚が見たいです……あ、でも、その前に、お手洗いに行かせて下さい」
「オッケー。じゃあ、ここで待ってるよ」
私は、吾妻さんから離れてトイレへと向かった。……吾妻さん、常に私が何をしたいか聞いてくれるなあ。本当に優しい。……そういえば、吾妻さん、どうして水族館を選んだんだろう。私は水族館が好きだけど……。もしかして、雛乃から聞いた? 雛乃と吾妻さんは同じ職場だし……。
私がそんな事を考えながらお手洗いを出ると、近くにいるカップルの会話が聞こえてきた。死角になっていて、カップルの顔は見えないけれど。
「そういえばさー、さっきクラゲのコーナーに行ったじゃん?」
「ああ、うん、綺麗だったね」
男性の声に、女性の声が答える。
「あそこで、アマクサクラゲがどうのこうのって解説してる女がいたじゃん」
「ああ、あの眼鏡の」
「うん。俺、正直引いたわー。そんな生態とか言われても覚えられないし、興味ねえよ」
「ああ、確かにねー」
私は、その場に固まった。カップルの男性は、さらに続ける。
「典型的なオタクだよなー。隣にいる彼氏が可哀そうだったわ」
私は、カップルに気付かれないようにその場を離れた。そうか、私、引かれてたのか。吾妻さんは笑って話を聞いてくれていたけど、もしかしたら彼も心の中で引いていたのかもしれない。
私がフラフラしながら吾妻さんの元に戻ると、吾妻さんは心配そうに聞いた。
「……紗季さん、元気ない? 体調でも悪い?」
私は、首を横に振ってから、笑顔を作って言った。
「……何でもないです。行きましょう、吾妻さん」
それから、私達は熱帯魚のいる水槽へと向かった。四角い水槽の中では、色々な熱帯魚が気持ち良さそうに泳いでいる。
私は、水槽にいるオレンジ色の魚を見て声を上げた。
「あ、カクレクマノミ! カクレクマノミは、オスが……」
言いかけて、私はハッとした。そうだ、蘊蓄を垂れたら吾妻さんに引かれる。
「……カクレクマノミのオスが、どうしたの?」
聞いて来る吾妻さんに、私は目を伏せて答えた。
「……いえ、何でもありません」
それから、私達は水族館内にあるカフェに寄った。私も吾妻さんも、人気のソフトクリームを注文する。
渦巻いた白いソフトクリームは、美味しいはずなのに、全然味がしなかった。
その後に見たイルカショーは、圧巻だった。大きな水飛沫を上げ、揃ってジャンプするイルカ達は、迫力があってキラキラ輝いていた。
私は、笑顔でイルカ達に拍手を送る。でも、心の中は、まだ曇ったままだった。
イルカショーの会場を出てホールのような場所に来ると、吾妻さんが眉尻を下げて私に聞いて来る。
「……紗季さん、もしかして、楽しくなかった?」
「え?」
「……紗季さん、笑顔を作ってくれてはいるけど、やっぱりどこか元気が無いような気がして……。雛乃ちゃんに紗季さんの好きそうなデートプランを教えてもらったんだけど、やっぱりつまらなかったかな……」
「そ、そんな事無いです!」
私は、思わず大きな声で否定した。吾妻さんは、目を丸くしている。
「このデートを台無しにしてしまったのは……私、なんです……。ロマンチックな言葉一つも言えなくて、蘊蓄を垂れ流してばかりで……。こんなの、引きますよね。せっかく吾妻さんが、誘ってくれたのに……」
情けない。吾妻さんにばっかり気を遣わせて。私の目には、涙が浮かんでいた。
そんな私を見た吾妻さんは、一歩私に近付くと――ギュッと私を抱き締めた。
「あ、吾妻さん!? ここは人目が……!!」
私が慌てて言うけれど、吾妻さんは私を抱き締めたまま言った。
「構うもんか。……紗季さん。俺は、紗季さんが楽しそうに話す姿を見るのが好きなんだ。引いたりなんかしない。だから、元気出してよ……」
私の心が温かくなる。私は、吾妻さんの背中に腕を回して言った。
「はい、ありがとうございます……!!」
それから、私達は売店でいくつかお菓子やキーホルダーを買って、水族館を後にした。
そして、近くにある中華系のファミレスで昼食を取ったり、ショッピングしたりしている内に、あっという間に夕方になった。
スマホを手に取って、私は目を見開いた。吾妻さんからだ。そう言えば、アプリのIDを交換したんだっけ。画面には、こんなメッセージが出ている。
『来週の土曜日、一緒に水族館に行かない? 創作の役に立つかもしれないし。OKだったら電話下さい』
私の胸が高鳴る。吾妻さんと、また会える……? でも、どうして私を誘うの……?
と、とにかく、私に断る理由なんてない。私は、早速吾妻さんに電話を掛けた。吾妻さんは開口一番、ホッとした様子で言った。
「紗季さん? 良かったー、電話くれて。俺、フラれるかと思ったよ」
「フ、フラ……!?」
私がフラれる事はあっても、私が振る事は無い。というか、そんな事言われたら、私の事を好きなんだと誤解してしまうではないか。
その後、私と吾妻さんは雑談をしながら待ち合わせの場所や時間を決めた。通話を終えた後、私はスマホを握り締めたまま固まってしまった。
どうしよう。来週、何を着ていけばいいの? 吾妻さんはどういう服装が好みなの?
それから約一週間、私は毎夜クローゼットの服とにらめっこする事になった。
◆ ◆ ◆
そしてデートもどき当日の朝。私は、吾妻さんと待ち合わせした駅前に来ていた。
キョロキョロと辺りを見渡していると、後ろから声が聞こえた。
「紗季さーん、こっちこっち!」
振り向くと、駐車場の側で、吾妻さんが笑顔で手を振っている。吾妻さんは、ボーダーのシャツに白いパーカー付きジャケット、黒いチノパンを身に着けていた。よく似合っている。
対する私は、白いワンピースに緑色のカーディガン。……私は、吾妻さんに釣り合っているだろうか。
私は、吾妻さんの側に駆け寄って言った。
「おはようございます、吾妻さん」
「おはよう、紗季さん」
挨拶をした直後、吾妻さんはジッと私の姿を見つめていた。
「あの……吾妻さん、どうかしましたか?」
私が首を傾げて聞くと、吾妻さんは手を口元に当てて言った。
「いや……すごく可愛いなと思って……」
私の顔は、とたんに熱くなった。吾妻さんに、褒められた。どうしよう、のぼせてしまいそう。吾妻さんは、笑顔に戻って私に言った。
「……じゃあ、行こうか、紗季さん」
◆ ◆ ◆
歩いて五分くらいだろうか。私達は、都内でも人気のある水族館に足を踏み入れていた。
「紗季さん、何か見たいものある?」
入場券を買った吾妻さんが、早速聞いてくる。私は、遠慮がちに言った。
「えっと……クラゲを見たいです……」
「クラゲね、オッケー」
吾妻さんが笑顔で言い、私達はクラゲの展示コーナーへと向かった。
クラゲの展示コーナーは、薄暗い空間にあり、円柱状の水槽には何匹ものクラゲが漂っていた。水槽は赤や青のライトで控えめにライトアップされていて、幻想的な雰囲気だ。
「あ、アマクサクラゲ!」
私は、水槽に近付くと明るい声を出した。
「紗季さんって、クラゲ好きだったんだ」
そう言う吾妻さんに、私は笑顔を向けて言った。
「はい。最初は、小説にクラゲのような触手を持つ異形の人を登場させようと思って、クラゲについて調べたんです。それからクラゲ自体にハマってしまって……」
「へえ……」
吾妻さんは、ニコニコして話を聞いてくれる。私は、テンションが上がったまま言葉を続けた。
「アマクサクラゲは、触手だけじゃなく、傘の部分にも刺胞があるんですよ。あ、刺胞っていうのは、針を備えた細胞内小器官の事で……」
私は、それからも他のクラゲについて沢山蘊蓄うんちくを垂れてしまう。それでも吾妻さんは、私の話を遮る事なく聞いてくれた。
クラゲの展示コーナーを出ると、吾妻さんが思い出したように言う。
「そうだ、紗季さん。この近くにフォトサービスコーナーがあるんだけど、一緒に写真撮ってもらわない? 記念になるし」
「写真ですか、はい、是非!」
フォトサービスコーナーに行くと、私達は珊瑚のレプリカが飾られた壁を背に、スタッフに写真を撮ってもらった。
カメラを構えた若い男性スタッフが、笑顔で言う。
「そっちの彼女さんー、もっと彼氏さんにくっついてー!」
「へあっ!!」
か、彼女って、私の事?……そっか、知らない人にはそう見えるんだ。
私がドキドキしていると、吾妻さんが右腕を私の右肩に伸ばし、ぐいっと私の身体を自分の方に引き寄せた。
「あ、吾妻さん……!」
「いいからいいから。今日だけは、恋人って事にしておこう。ね?」
吾妻さんが、笑顔で私に言う。私は、顔を熱くしながら無言で頷いた。
「三、二、一、チーズ!」
スタッフさんの言葉を合図に、私はカメラ目線で微笑んだ。出来上がった写真はアクリル製のフレームに入れられ、私達に手渡される。
写真には、満面の笑みを浮かべた吾妻さんと、遠慮がちに微笑む私が写っていた。私はずっと、この写真を大切にするだろう。
フォトサービスコーナーを出ると、吾妻さんが私に尋ねる。
「次はどのコーナーに行く?」
私は、遠慮がちに言った。
「熱帯魚が見たいです……あ、でも、その前に、お手洗いに行かせて下さい」
「オッケー。じゃあ、ここで待ってるよ」
私は、吾妻さんから離れてトイレへと向かった。……吾妻さん、常に私が何をしたいか聞いてくれるなあ。本当に優しい。……そういえば、吾妻さん、どうして水族館を選んだんだろう。私は水族館が好きだけど……。もしかして、雛乃から聞いた? 雛乃と吾妻さんは同じ職場だし……。
私がそんな事を考えながらお手洗いを出ると、近くにいるカップルの会話が聞こえてきた。死角になっていて、カップルの顔は見えないけれど。
「そういえばさー、さっきクラゲのコーナーに行ったじゃん?」
「ああ、うん、綺麗だったね」
男性の声に、女性の声が答える。
「あそこで、アマクサクラゲがどうのこうのって解説してる女がいたじゃん」
「ああ、あの眼鏡の」
「うん。俺、正直引いたわー。そんな生態とか言われても覚えられないし、興味ねえよ」
「ああ、確かにねー」
私は、その場に固まった。カップルの男性は、さらに続ける。
「典型的なオタクだよなー。隣にいる彼氏が可哀そうだったわ」
私は、カップルに気付かれないようにその場を離れた。そうか、私、引かれてたのか。吾妻さんは笑って話を聞いてくれていたけど、もしかしたら彼も心の中で引いていたのかもしれない。
私がフラフラしながら吾妻さんの元に戻ると、吾妻さんは心配そうに聞いた。
「……紗季さん、元気ない? 体調でも悪い?」
私は、首を横に振ってから、笑顔を作って言った。
「……何でもないです。行きましょう、吾妻さん」
それから、私達は熱帯魚のいる水槽へと向かった。四角い水槽の中では、色々な熱帯魚が気持ち良さそうに泳いでいる。
私は、水槽にいるオレンジ色の魚を見て声を上げた。
「あ、カクレクマノミ! カクレクマノミは、オスが……」
言いかけて、私はハッとした。そうだ、蘊蓄を垂れたら吾妻さんに引かれる。
「……カクレクマノミのオスが、どうしたの?」
聞いて来る吾妻さんに、私は目を伏せて答えた。
「……いえ、何でもありません」
それから、私達は水族館内にあるカフェに寄った。私も吾妻さんも、人気のソフトクリームを注文する。
渦巻いた白いソフトクリームは、美味しいはずなのに、全然味がしなかった。
その後に見たイルカショーは、圧巻だった。大きな水飛沫を上げ、揃ってジャンプするイルカ達は、迫力があってキラキラ輝いていた。
私は、笑顔でイルカ達に拍手を送る。でも、心の中は、まだ曇ったままだった。
イルカショーの会場を出てホールのような場所に来ると、吾妻さんが眉尻を下げて私に聞いて来る。
「……紗季さん、もしかして、楽しくなかった?」
「え?」
「……紗季さん、笑顔を作ってくれてはいるけど、やっぱりどこか元気が無いような気がして……。雛乃ちゃんに紗季さんの好きそうなデートプランを教えてもらったんだけど、やっぱりつまらなかったかな……」
「そ、そんな事無いです!」
私は、思わず大きな声で否定した。吾妻さんは、目を丸くしている。
「このデートを台無しにしてしまったのは……私、なんです……。ロマンチックな言葉一つも言えなくて、蘊蓄を垂れ流してばかりで……。こんなの、引きますよね。せっかく吾妻さんが、誘ってくれたのに……」
情けない。吾妻さんにばっかり気を遣わせて。私の目には、涙が浮かんでいた。
そんな私を見た吾妻さんは、一歩私に近付くと――ギュッと私を抱き締めた。
「あ、吾妻さん!? ここは人目が……!!」
私が慌てて言うけれど、吾妻さんは私を抱き締めたまま言った。
「構うもんか。……紗季さん。俺は、紗季さんが楽しそうに話す姿を見るのが好きなんだ。引いたりなんかしない。だから、元気出してよ……」
私の心が温かくなる。私は、吾妻さんの背中に腕を回して言った。
「はい、ありがとうございます……!!」
それから、私達は売店でいくつかお菓子やキーホルダーを買って、水族館を後にした。
そして、近くにある中華系のファミレスで昼食を取ったり、ショッピングしたりしている内に、あっという間に夕方になった。
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