小説家と漫画家の淫らなレッスン

ミクラ レイコ

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自分を責めないで

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 それから、私達は交番に行き、お巡りさんに事情を説明した。お巡りさんは真剣に私達の話を聞いてくれて、「付近のパトロールを強化します」と言ってくれた。



 交番を出た後、祐樹さんは私を自宅まで送ってくれた。もう私達は、祭りを楽しむ気分ではなくなっていたのだ。



 街灯だけが照らす真っ暗なアスファルトの道路を歩きながら、私は祐樹さんの横顔をチラリと見た。私の隣を歩く祐樹さんは、ずっと険しい顔をしている。

 どうしたんだろう。私は無事だったのに、どうしてずっと険しい顔をしているの?



 ……もしかして、私に呆れているのだろうか。デートに浮かれて、私が慣れない草履なんて履いてきたから。それで転んで、祐樹さんとはぐれてしまったから。それで、トラブルに巻き込まれて、祐樹さんに迷惑を掛けて……。



 そんな事を考えている間に、私達は自宅マンションの前に着いていた。ああ、今日という日が終わってしまうんだ。あんなに楽しみにしていたのに。祐樹さんともっと笑い合いたかったのに。こんな形で終わってしまうなんて。



 気が付くと、私は静かに涙を流していた。祐樹さんが、慌てて声を掛けてくる。



「ど、どうしたの、紗季さん? そんなに、あの男達に絡まれたのが怖かったの?」



 私は、グスグス鼻を鳴らしながら答えた。



「ち、違うんです……。私が、迂闊に転びやすい履物で来てしまったから、トラブルに巻き込まれてしまって……。ぐすっ、せっかく、祐樹さんが誘ってくれたのに、申し訳なくて……。祐樹さんも、険しい顔をしてるし……」



 祐樹さんは、ハッとした顔をした後、申し訳なさそうに言った。



「……ごめん、紗季さん。気付かなくて。俺が険しい顔をしていたのは、紗季さんに不満があったとかじゃないんだ。むしろ、俺自身に腹を立ててたんだよ」

「え?」



 祐樹さんは、目を伏せながら言葉を続けた。



「俺は、紗季さんが転んだ時に紗季さんを見失った。紗季さんが男に絡まれてるのに、助けるのが遅れた。……そもそも、俺が夏祭りに誘ったから、紗季さんは怖い目に遭ったんだ。だから、俺は自分を責めてて……」

「責める必要なんて無いです!」



 いきなり叫んだ私を、祐樹さんは目を丸くして見つめている。私は、必死に言葉を紡いだ。



「私、祐樹さんに誘ってもらえて嬉しかったんです! たこ焼きを食べている時も、ヨーヨー掬いや射的をしている時も、楽しかったです!……だから、祐樹さん、自分を責めないで下さい……!」



 祐樹さんは、しばらくわたしの顔をジッと見た後、フッと笑って言った。



「……ありがとう、紗季さん。楽しんでくれたんだね。じゃあ、もうお互い自分を責めるのはやめよう。今日の事は、良い思い出として終わらせたいしね」



 私は、涙を拭うと笑顔で言った。



「はい。祐樹さん、今日はありがとうございました」



      ◆ ◆ ◆



 その約三十分後、私と祐樹さんは私の自宅の寝室にいた。マンション前でさよならする流れだったような気もするけれど、私が、祐樹さんに泊まって行かないかと誘ったのだ。

二人共風呂上がりで、バスタオルだけを身に着けている。



「……じゃあ紗季さん、抱くよ」



 私と並んでベッドに腰掛けていた祐樹さんが、私の頬に手を当てて言う。私は、無言で頷いた。

 祐樹さんは、私の頬を両手で包むようにしてから、優しく唇を重ねた。



「んっ……!!」



 祐樹さんの舌が私の口内に潜り込んでくる。温かく柔らかい祐樹さんの舌の感触に、私は心地良くなる。

 しばらくピチャピチャという唾液の音を響かせた後、祐樹さんはゆっくりと唇を離した。私の身体は既に熱を持っていて、頭はクラクラしていた。



「……蕩けた顔の紗季さん、可愛い」



 そう言うと、祐樹さんは私が身体に巻き付けているバスタオルを取り去り、私をベッドに押し倒した。

 祐樹さんは、私の顔をジッと見た後、私の首筋や鎖骨の辺りにキスの雨を降らせる。祐樹さんが私を求めている。それを感じるだけで、私は心が満たされるようだった。



 私の身体から唇を離すと、祐樹さんは私の胸をやわやわと揉み始める。祐樹さんの大きな手で触れられて、私はドキドキしてしまう。

 しばらく私の胸を触った後、祐樹さんは私の右胸の先端を口に含み、ジュッと音を立てて吸った。



「ああっ!!」



 私は、思わず甘い声を出してしまう。祐樹さんは、顔を上げると笑って言った。



「紗季さんが感じてくれて、嬉しい」



 祐樹さんは、私の右胸先端を吸ったり舐めたりした後、同じように左胸の先端も口に含んだ。



「んっ……あ……!!」



 祐樹さんの髪が私の胸に当たってくすぐったい。でも、それ以上に祐樹さんの舌の感触が気持ち良くて、私はゾクリと身体を震わせる。



「もっと気持ち良くなって、紗季さん」

 そう言うと、祐樹さんは私の胸の先端を一際強く吸った。

「ああっ……!!」

 私が大きな声を上げると、祐樹さんは満足そうな表情をして顔を上げた。そして、祐樹さんは私の脚を掴み、大きく広げる。私の秘部は、もう十分すぎる程濡れていて、今にも愛液が滴り落ちそうだ。



「もう濡れてるね」

「い、言わないでっ……!!」



 私は、羞恥心で一杯になりながら祐樹さんに抗議する。きっと、今私の顔は真っ赤になっているだろう。



「そんな顔、俺以外の男に見せないでね」



 祐樹さんは笑ってそう言うと、私の秘部にツプリと指を差し入れた。



「ふあっ……!!」



 祐樹さんの指が、私の膣壁をあらゆる角度で擦っていく。その甘い刺激に、私は喘ぎ声を上げるしか出来なかった。



「あ、うあっ、ああっ……!!」

「いい声だね、紗季さん」



 クチュクチュと言う水音が部屋に響く。祐樹さんは、しばらく膣内を擦った後、私の一番感じる所をグリっと刺激した。



「あああっ!!」



 私は思わず嬌声を上げる。身体がビクビクと痙攣して、力が入らない。



「あれ、もしかして紗季さん、甘イキしちゃった?」



 祐樹さんは楽しそうにそう言うと、私の弱い所を執拗に責めた。



「や、やあっ……、そこ、ばっかり……!!」

「ごめんね。紗季さんの気持ち良さそうな顔を見たらやめられなくて」



 そして、祐樹さんは私の陰核を指で摘まむと、グリグリと押し潰した。



「あああんっ……!!」



 私が絶叫しても、祐樹さんの手が止まる事は無い。私は、大きな快感の波に訳が分からなくなりそうだった。



「やあっ……もう、イッてるのに……!!」

「でも、気持ち良いでしょ?」



 そう言うと、祐樹さんは私の膣内と陰核を同時に刺激した。



「はうっ……!!」



 プシッという音がして、私の秘部から何かが飛び出た。それは、祐樹さんの胸の辺りに飛び散り、ツーと流れ落ちる。



「ゆ、祐樹さん。今のって、もしかして……」



 祐樹さんは、自身の腰に巻いていたバスタオルで胸を拭くと、意地悪そうな笑みを浮かべて言った。



「……紗季さん、潮を吹いちゃったね。いやらしい」



 私は、顔が赤くなるのを感じた。何度も祐樹さんと身体を重ねて来たけど、潮を吹くのは初めてだった。



「は、恥ずかしい……」

「恥ずかしい事ないよ。むしろ、気持ち良くなってくれて嬉しい」



 そう言って笑うと、祐樹さんはバスタオルを放り投げ、ぐったりしている私をクルンとうつ伏せにした。



「紗季さん、四つん這いになれる?」

「四つん這いですか……まあ、何とか……」



 私は、肘から先をベッドに付ける形で四つん這いになった。祐樹さんは、避妊具を着けると、私の秘部に自身の性器を宛がった。



「じゃあ、挿れるよ」



 祐樹さんがそう言った直後、私の膣内にずぶりと祐樹さんの性器が入り込んで来た。



「うああんっ……!!」



 祐樹さんは、私の腰を掴んだまま、パンパンと自身の腰を私に叩きつける。



「あっ、うあっ、ああっ!!」

「はあっ、やっぱり紗季さんの中は気持ち良い……なっ!」

「あああっ……!!」



 祐樹さんは、私の最奥をゴチュンと突いてきた。私の目の前はチカチカする。その後も、祐樹さんは何度も私の最奥を突いてきた。



「はうっ、あっ、あっ……!!」



 祐樹さんは、上体を倒すと、私の胸を後ろから両手で揉み始めた。祐樹さんに包まれているようで、私は幸せな気持ちになる。



「……紗季さん、今日は新しい事に挑戦してみようか」

「新しい事?」

「うん、痛かったら言ってね」



 そう言うと、祐樹さんは私の両腕を掴み、ゆっくり後ろに引っ張った。



「あああーっ!!」



 私の身体はエビぞりのようになり、膣の奥深くまで祐樹さんの性器が届いている。



「紗季さん、痛くない?」

「……はい、大丈夫……です……」



 私が答えると、祐樹さんはそのまま腰を動かし始めた。



「ふあっ、あっ、ああっ!!」



 グチュグチュと結合部から音がする。祐樹さんに翻弄され、私は何も考えられなくなった。



「あー、もう限界……!!」



 祐樹さんはそう言うと、一層激しく腰を動かし始めた。



「あんっ、はあんっ!!」

「紗季さんっ、紗季さんっ、好きだっ!!」

「私も、祐樹さんの事が、好きですっ……!!」



 私がそう言った瞬間、祐樹さんが勢い良く私の最奥を突く。



「あああああっ……!!」



 私は、頭が真っ白になり、ぐったりと項垂れた。



「……っ……!!」



 祐樹さんも短く呻くと、ゴム越しに精液を吐き出した。







 行為が終わった後、私達は二人並んでベッドに横たわっていた。祐樹さんが、ふと思い出したように言う。



「そう言えば、リビングに俺達が水族館に行った時の写真があったよね。大事にしてくれてたんだ」

「はい。あの時は、誘ってくれてありがとうございました」



 祐樹さんは、優しい笑みを浮かべて答えた。



「良かった、楽しんでくれて。……紗季さん。来年も、また一緒に夏祭りに行こうよ」

「はい、楽しみにしています」



 私は、幸せを噛み締めながら眠りに就いた。
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