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中編
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***
翌日、私は学園内の庭園を散策していた。そこは生徒達にとって憩いの場所となっている。
季節ごとに花が咲き乱れ、美しい景観が広がる人気の場所でもあった。
「あら、ディケイド先輩こんにちは」
不意に声が聴こえて振り向くとそこには一人の少女がいた。
見覚えのある顔だったのですぐにわかった。タルトさんだ。
私は今、元婚約者のデル様をつけている。何かしら確実な証拠を握るためだ。この間の私の元に急に戻ってきた理由もわかるはずだ。
現在進行形で、彼の動向を探っていたところである。
「タルト、どうして君がここにいるんだ。今日は君を誘ってはいないが?」
今日は。という単語が妙に引っかかる。台詞からするに別の誰かを誘っていたのだろう。「いえ、私は偶然通りかかっただけです」
そう言って彼女は私の隣を通り過ぎていく。一瞬だけ視線を感じたような気がしたけれど気のせいかしら?
うまく変装できているといいけれど……。生徒にバレても、彼にさえバレなければいい。
けどもしかすると、タルトさんも彼の様子を伺っているのだろうか?
なんて考えていると、
「遅かったね」
彼が相手を視線に捉えてそう言ったもんだから反射するように見てみると、私の親友の姿があった。
翌日、私は学園内の庭園を散策していた。そこは生徒達にとって憩いの場所となっている。
季節ごとに花が咲き乱れ、美しい景観が広がる人気の場所でもあった。
「あら、ディケイド先輩こんにちは」
不意に声が聴こえて振り向くとそこには一人の少女がいた。
見覚えのある顔だったのですぐにわかった。タルトさんだ。
私は今、元婚約者のデル様をつけている。何かしら確実な証拠を握るためだ。この間の私の元に急に戻ってきた理由もわかるはずだ。
現在進行形で、彼の動向を探っていたところである。
「タルト、どうして君がここにいるんだ。今日は君を誘ってはいないが?」
今日は。という単語が妙に引っかかる。台詞からするに別の誰かを誘っていたのだろう。「いえ、私は偶然通りかかっただけです」
そう言って彼女は私の隣を通り過ぎていく。一瞬だけ視線を感じたような気がしたけれど気のせいかしら?
うまく変装できているといいけれど……。生徒にバレても、彼にさえバレなければいい。
けどもしかすると、タルトさんも彼の様子を伺っているのだろうか?
なんて考えていると、
「遅かったね」
彼が相手を視線に捉えてそう言ったもんだから反射するように見てみると、私の親友の姿があった。
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