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四話「兄様が僕の体をこしょこしょする④」*

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馬車が揺れるたびに兄様の手が胸の突起やおちんちんをかすめ、とてもくすぐったい。

最初はこそばゆいだけだったんだけど、徐々に胸の突起が立ち上がり硬くなっていく。おちんちんにも熱が集まっていく。

触れるか触れないかの位置に置かれた兄様の手がもどかしい。

さっきみたいにはっきり分かるぐらい触れてほしい。兄様の大きな手で包み込んでほしい。

僕変なのかな? 兄様に胸の突起やおちんちんを触られて気持ちいいなんて。

ガタガタッ!

先ほどよりも大きく馬車が揺れ、兄様の手が僕の胸の突起とおちんちんを包み込んだ。

「ぁっ……」

我慢できず、女の子のように高い声が出てしまう。

ずっと触れていてほしいのに、兄様の手は胸とおちんちんを一度揉んだだけで、すぐに離れていった。

兄様の手は再び触れるか触れないかの位置に置かれ、馬車が小さく揺れるたびに兄様の指が胸の突起とおちんちんをかすめる。

「兄様ぁ……」

兄様の服を掴み、上目遣いで見つめる。

兄様はいつもと変わらない穏やかな顔で僕を見た。

呼びかけたのはいいけど、僕は兄様にどうしてほしいんだろう?

止めてほしいのかな? 続けてほしいのかな? それとも……直接触れてほしいのかな?

ん? 最後のはなんだ?

相手は兄様なのに、男同士なのに、肌に直接触れてほしいと願うなんて……!

「エミリーどうかしたのかな?」

「ううん、なんでもない」

僕は首を振り、兄様から視線を逸した。

止めてほしいのか、続けてほしいのか、もっとしっかりと触れてほしいの僕にも分からない、だから何も言えなかった。

でも、兄様に触れられるのは嫌……じゃない。

嫌じゃないってことはつまり……好き?

「んっ……」

気がつくと、兄様に触れられ続けた僕のおちんちんはゆるく立ち上がり初めていた。

指先でかすめるように触れられた刺激で立っちゃうなんて、恥ずかしい! しかも二人きりとはいえ馬車の中なのに!

「ん、ふっ……」

硬くなり始めたおちんちんに兄様の長い指が触れるたびに、心臓がドキドキと音を立てる。

もっとはっきり触れてほしくて、大きな揺れを期待してしまう。

ガタッ…!

期待していた大きな揺れがきて、兄様の手が僕のおちんちんと胸の突起を包み込む。

「ぁう……っ、」 

がまんできずに、声が漏れてしまう。

今自分の気持ちを確信した。兄様の手で胸を揉んでほしい! おちんちんを掴んでほしい!

なのに兄様の手は、すぐに触れるか触れないかの位置に戻ってしまう。

「兄様、やぁっ……」

兄様のシャツを強く握る、強く握りすぎてシャツにシワができていた。

泣きそうなのをこらえ、兄様を見上げる。

「そんな目で見ないでほしいな」

兄様が困ったように眉を下げる。

「触れられるのが嫌だった?」

兄様の手が際どいラインから離れていく。

「違うの……」

僕は首を横に振る。

「僕の体、変なの」

「変って?」

「兄様に指の先で触れられて……気持ちよくてだから……」

「もっと触れてほしいってこと?」

兄様にはっきりと指摘され、僕の顔に熱が集まる。

「……うん」

三分ほど時間を開けてから、首を縦にを振った。

「エミリーはエッチだね」

兄様が僕の耳元でささやく。

兄様の声がやけに色っぽくて、背筋がぞくぞくした。

「私もエミリーに触れたいな」

兄様の指が僕の胸の突起をつまみ、おちんちんを指の先でなぞる。

「あっ、あっ……」

ほしかった刺激に、僕の体がビクンと跳ねる。

「でもこれはお仕置きだから」

兄様の手が離れていく。

お仕置き? 僕兄様を怒らせるようなことをしたかな?

「屋敷につくまで、エミリーには悶え続けてもらうよ」

兄様の手はまた、胸の突起に触れるか触れないかの位置に、反対の手はおちんちんに触れるか触れないかの位置に戻っていく。

ぎりぎりのところにおかれた兄様の手は、馬車が揺れるたびに僕の胸の突起とおちんちんに軽く触れ、すぐに離れていく。

それは屋敷に着くまで繰り返され、馬車が屋敷に着いた時には、僕の胸の突起はカチカチに硬くなり、僕のおちんちんは天を突くほどそそり立ち先走り液を漏らしていた。



◇◇◇◇◇

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