蝶々の夏

月丘きずな

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第五話

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 明るくて落ち着いた店内に、おしゃれな店員たち。古川も一応、その一員である。古川は近くの大学の生物学科に通いながら、コーヒーが香るこのカフェで働くことが割と好きだった。毎日忙しいけれど、店員同士の仲も良く、客との交流も面白い。そんなアルバイト先に、今日から新入りがやってきた。彼の名前は天川葉。古川の大学の後輩で、虫や生き物が大好きな男子大学生だ。どうやら最近になってモテたい衝動に駆られたらしく、モテたいならとこのアルバイトに古川から誘ってみたのだった。恐らく、これまでのバイト先である本屋よりも格段に若者との交流があるに違いない。それに、真面目で明るくて一生懸命な葉なら、きっとこのカフェでも重宝されるだろうと思っていた。
 その予感は的中して、葉にとってアルバイト初日であるにも関わらず、彼は上手くやっている様だった。主に洗い物と清掃をリーダーから任されて、仕事を丁寧にこなしながら店内中の人間に愛想を振りまいている。
「古川があの子を紹介してくれて良かったよ」
 リーダーがコソッと声をかけてくるくらいには店員たちにも好感触らしい。紹介した身として多少は気にしていたために、その言葉に一安心だ。
 しかしながら、先ほどから葉が一向にカウンター内へ戻って来ないのだ。何か困ったことがあったら助けてやらないといけない。頼まれていたレジの仕事を片付けて、古川はカウンターの外に出た。すると客席の一番奥に、近隣高校の制服を着た女子高校生に囲まれている葉の姿を見つけた。一人に腕を掴まれている様子に、葉が困っていたらどうしようかと少し焦りながら歩み寄る。
「お兄さん、教えてよ」
「だから、教えられないって」
「じゃあ、その人何歳?」
「えぇ、……同じ年」
「えー!」
 ワッと騒がしくなったことに、葉が慌てて口元に人差し指を押し充てた。
「もう、この話はおしまい。みんな飲み終わったら早く帰るんだよ」
「私たちにもごゆっくりって言いなよ」
「じゃあ、ゆっくり飲んで、早く帰んな」
 素直に「はーい」と言った高校生たちに満足そうに頷いた葉が古川を振り返った。表情からしても、どうやらそんなに困ってもいなかったみたいだ。
「あ、先輩」
「悪いけど洗い物頼める?」
「はい」
 頷いた葉と一緒にバックヤードまで行くと、そこには洗い物がたまっているだけで誰もいなかった。それを良いことに、古川はシャツの袖を捲る葉の顔を覗き込む。
「先輩?」
「葉、さっき何話してたの?」
「さっきって、高校生たちとですか?」
「うん」
「いや、大した話じゃないです」
「ふーん」
 本当に大した話ではないのか、話したくないのか。気になってそのままの状態でいると、葉がちらりと古川を見て、「えっと、実は」と言った。
「うん」
「いや、恥ずかしいけど」
「なんだよ」
「好きな人の話です」
「……お前、好きな人いるの?」
 そんなの、意外にも程がある。葉といえば、人間よりも生き物が好きな特異な男だと思っていた。つまりは葉の中の順位づけを勝手に予測するとしたら、色恋なんて生物や生活の幾つも後に存在しているか、むしろ葉の中には存在していないとすら思っていたのだ。どうしてか動けなくてそのまま葉の顔を眺めていたら、葉は恥ずかしそうにくふっと笑った。
「でも多分、一生片想いですけど」
「そうなの?なに、彼氏持ちとか」
「うーん、どうかな。その辺は知らないけど、可愛いくて、良い匂いがして、それで柔らかい子が好みだって」
「その子、ふくよかな男が好きなの?」
「……よくわからないけど、つまり俺ではないってことです」
「へぇ」
 可愛くて、いい匂いがして、柔らかいだなんて、まるで女の子のことみたいだ。葉の好きな子は、女性のことが好きなのだろうか。そう考えて首を捻っていると、古川はある可能性にたどり着いた。別に、葉の好きな人が女性とは限らない。女性のことが好きな男性に恋をしている可能性だってあるのだ。なんだかデリカシーのない会話をしてしまったのではないかと頭を抱えたくなった。目の前の葉はすでに目を伏せて洗い物に一生懸命になっている。長いまつ毛につんとした鼻先、集中すると尖る口元が可愛いらしいなと、自然と思った。
「モテたいって言ってたけど、その子のことは諦めるの?」
「え?いや、そうですね。……できたら諦めたいですね」
「そうなんだ」
「だって」
「ん?」
「……すごく、すごく、素敵な子なので」
 そう言って古川を見て笑った顔は、少し泣きそうにも見えた。古川の胸がドクッと音を立てて、迷いながら「そっか」としか言えなかった。純粋に女の子にモテたいだけの無垢な後輩だと思っていたのに、可哀想で、可愛くて、なんだかちょっと儚い。ただの後輩に対してそんな風に思ったことが不思議だった。
 葉をバックヤードに置いてレジに戻り、考え事をしながら仕事をしていたら、あっという間に時刻は二十一時になった。閉店まであと一時間。そろそろ暇になってきた店内で出来ることを探していると、突然一人の若い男性が店に駆け込んできた。そのあまりの勢いに男性を振り返った女性店員たちが、揃いも揃って一斉に華やいだ。パーツが美しく配列された小さな顔に、すらりと長い手足。男性は古川のレジまでやってくると、古川へ向けて真剣な顔で「あの」と声をかけてきた。その美しさに多少怖気付きながらも「どうされましたか」と返すと、彼はカウンター内を覗き込みながら「天川葉くんは」と尋ねてきた。
「お友達ですか?」
「はい」
 怪しくは見えないけれど、なんとなく葉を呼びに行く気にはなれない。後輩のことは守ってやるのが先輩としての義務だ。
「もう帰りましたか?」
 黙っている古川に尋ねる彼の顔を見たことで、古川は急に思い出した。目の前の彼は、葉とよくつるんでいる男子学生の一人だ。葉と、その幼馴染の楠田真、それから目の前にいる久遠晴の三人は、学内でも有名だった。一緒にいるところを見るととにかく華やかな三人組で、その中でも晴はモデルをしていると噂で聞いたことがある。
 古川がそれを思い出しているうちに晴がレジの奥を覗き込んで、それからパッと顔を輝かせた。
「葉くん」
「え、晴?」
 他の店員に呼ばれてバックヤードから出てきたのだろう。葉が古川の方へ近づいてくる気配。それからすぐに隣に並んだ葉は、晴の顔を見上げて嬉しそうに笑った。
「晴、コーヒー飲みにきたの?」
「うん、それと葉くんの様子を見にね」
「心配性だな。たくさん洗い物して、晴の想像よりはちゃんと役に立ったと思うよ」
「そうじゃなくて、変なやつに絡まれたりしなかった?」
「うん。みんなと仲良くしてるつもり」
 ねえ、と同意を求められて、少し悩む。すると晴も古川へ視線を向けて、「そうなんですか?」と聞いてきた。まるで三者面談みたいだ。そう思いながら「そうだな」と返すと、葉は「ほら」と得意気に笑った。
「でも、女子高生に絡まれてたな」
「え?」
「恋バナしてたもんな」
 目の前の晴が綺麗な形の目をまん丸に見開いて、古川と葉を交互に見遣った。
「し、してないです!」
 葉は首をブンブンと横に振って、訴えかけるように古川を見上げてくる。ちょっと揶揄うつもりだったのに、さすが葉だ。反応が面白くて可愛い。葉の姿にニヤニヤしていると、「あの」とカウンター越しに声がかかった。それは確かに晴の声だったけれど、それまでとは異なるひどく冷たい声に、自然と背中が冷える。
「はい?」
 返事をしながらも、その無表情に本気で怯えてしまう。晴の瞳には、静かな青い炎が見えるようだ。
「恋バナって、どんな内容ですか」
「どんなって……」
「もし葉くんに恋人ができたら、俺はこの店を」
 その脅しにも似た言葉にパッと晴を振り返った葉は、レジ横の小さな隙間から晴の元へと駆け寄った。
「邪魔しないで。俺の心からの望みなんだから」
「少なくとも葉くんに恋人なんてできたら、俺は」
「じゃあ、晴が女の子を紹介してよ」
「無理、やだ。絶対」
「それなら、俺はずっとこのまま?」
「葉くんに好きな子がいないなら、今のままでいいじゃん」
 こんなに親しく見えるのに、晴は何も知らなそうだ。葉にはあれほどまっすぐに想う相手がいることも、その相手が男かもしれないことも、きっと知らないのだろう。出る幕ではないことくらいわかっている。それでも居ても立ってもいられない。
「葉にだって、好きな子くらい、いるんじゃないの」
「せ、先輩」
 唐突な古川の発言に、葉が怯えたように振り返った。そんな姿に、大丈夫と少し笑いかけて言葉を続ける。
「いや、俺も知らないけどね。葉は秘密主義だから、君に言ってないこともあるかもよ」
 一応、葉を助けようと言ってみたつもりだ。あんまり詮索したり深入りしたりしたら葉が可哀想だ。仲が良いのにも関わらず伝えていないことがあるということは、それなりの理由があるのだろう。例えば好きな相手が同性であれば、それも大きな理由の一つになるかもしれない。
「葉くん、俺に隠し事してるの?」
 晴が葉の顔を覗き込む。今にも触れ合うのではないかと思うその距離に、少しだけ心臓がドキリとなった。
「隠し事なんてしてないよ」
「本当?」
「……でも」
「うん」
「言えないことは、ちょっとはある」
「……そうなんだ」
 葉の言葉に、晴は分かりやすく気を落としたように見えた。
「でも、それは晴のために言わないって決めてることだけだよ」
「俺のため?」
「例えば、そうだな。同じ生物学科の子が晴のことを好きな話、とか」
「他の子の話ね」
「その子は自分に好かれたら晴が困ると思ってるんだ」
「困るって?」
「晴は可愛い女の子が好きじゃん。その子は、自分のことを可愛いとは思わないんだって」
 まあ、そんな子もいるかもしれない。晴ほどの男なら、好意を持った上で思いを告げてくる女の子なんて氷山の一角に過ぎないだろう。
「でも晴のおかげで毎日楽しいって言ってた」
 そこまで言うと、葉はポンポンと晴の肩を叩いた。
「モテすぎるのも大変だな。頼むからちょっと分けてよ」
「やだ、無理」
「晴」
「なに」
 少し不貞腐れた様子の晴が短く答えると、葉はカウンター上のメニュー表を指差した。
「来てくれたお礼に何か奢るよ」
「葉くんが作ってくれるの?」
「俺みたいな素人じゃなくて、そちらの先輩プロ店員の皆さんが」
 葉がそう言うと、ドリンクを作る係の女性アルバイトたちが嬉しそうに顔を見合わせた。対する晴はわかりやすく残念そうに「そっか」と眉尻を下げた。
「じゃあ、コーヒー」
「夜だけど、コーヒーでいいの?」
「うん」
「他は?ケーキとか、サンドウィッチもあるよ。あっ、ベーグルもある!」
 ベーグルに嬉しそうな顔をした葉に、悲しそうな顔をしていた晴が吹き出した。
「なんで葉くんまでお客さんみたいなの?」
 そんな晴に「へへっ」と笑う葉は、今日一番可愛いかもしれない。
 空いている店内とバイト仲間の計らいで、晴に提供するコーヒーは葉が淹れることになった。それを見守っていた晴は保護者みたいに喜んで、その姿に女性店員たちも嬉しそうにしていた。
 結局晴は閉店時間まで居座って、アルバイト終わりの葉を連れて颯爽と帰っていった。もしかしたら本当に保護者なのかもしれない。「葉くん、早く」「待ってってば」と言い合いながら帰っていく後ろ姿は、仲が良くて何よりだ。
「ねえ、古川くん」
 振り返ると、一緒にシフトに入っていたアルバイトの女子大生三人が葉たちを見送りながら、どこか浮ついた雰囲気だ。
「あの二人さ、怪しいよね」
「え?」
「気づかなかったの?そのうちくっつくんじゃない」
「少なくともあのイケメンは葉くんのことが大好きよ」
 今それぞれの口から教えられた話は、全部が三人の総意のようだ。一人ならまだしも、全員がそう思ったのならそこには信憑性が生まれてしまうだろう。古川はなんとなく複雑な気持ちになった。葉の好きな相手は晴なのだろうか。葉には心から想う相手と幸せになってほしい。もし晴がその相手ではないのだとしたら。
「俺、奪っちゃおうかな」
 冗談で言ってみると、三人も楽しそうに「何それ」「うける」「ちょと応援する」だなんて笑っている。
「まあ、でもさ。透くんがなんて言うかだよね」
「透って、どうして?」
 透とは、今日はシフトに入っていない近隣の美術大学に通う二年生だ。京極透という少々厳つい名前だけれど、常日頃から白馬に乗っている方がスタンダードに思えるほどに男前の優男なのだ。でも、葉に会ったこともないはずの透の名前がどうして出てくるのだろう。
「だって葉くんって、透くんの初恋相手みたいなんだもん」
「そうそう。虫が好きで、人間に興味のなさそうな可愛い男の子」
「幼稚園の時の話らしいけどね」
「ふーん」
 とりあえず適当に相槌を打っておく。古川としてはまだ、晴と葉が両思いかもしれないというところで止まっているのだ。透のことまで考えるには少し時間がかかるだろう。
 バイトリーダーに促されて、賑やかな女性陣と揃って店舗を後にする。なんだか色々と心が忙しい数時間だった。もう面倒だから葉に本命を聞きたいところだ。もし片思いの相手が晴でなくて葉に少しも靡きそうにない男だったら。その時はどうにかしようと本気で考えながら、古川は帰路につくのだった。
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