未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

保編 ちょっと心配

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人間(地球人)の社会には、他人の力を借りることを馬鹿にする風潮が一部にあった。

何でも自分でできることこそが<一人前>っていう風潮がな。

だが、そんなものはただの<幻想>に過ぎないと俺はここに来て改めて実感したよ。俺一人の力じゃ、それこそ数日と生きてられた気がしない。

偉そうに、

『他人の力を頼るとか、甘えだ!!』

とか口にする奴も、そのでかい口が叩けるのは、自分以外の誰かが作ってくれた便利な社会があってのことじゃないか。

誰かが用意してくれたものを利用してる時点で、自分一人の力じゃないってことがどうして分からないんだろうな。

とは言いつつ、俺自身、人間社会にいた時にはそこまで考えてなかったから、偉そうに他人を責めることはできないが。

そんなわけで、ほまれまどかのために俺達を頼ったことも、たもつが自分の生まれた群れに居残ってることについても、俺はとやかく言うつもりはない。

あくまで本人達の選択だしな。

それに、先にも言ったが、本当に自分にはできないことで他人に助力を請うことと、やればできることをただ楽をしたいがために他人任せにするのとは、別に考えるべきだと俺は思うんだ。

たもつは、別に仲間に頼りきってるわけじゃない。

他の群れに行ってもやらされることを、あれこれと失敗しつつも頑張ってる。だから、群れの中の若い雄の小集団を任されるまでになってるんだよ。

見た目にはほまれの子だとすぐに分かるくらいに顔の造形が似てるんだが、印象としては、今ではボスとしての威厳も感じさせる顔付きになったほまれよりはかなり柔和かなって気もする。同じ年頃だった当時のほまれと比べても、だ。

それでも、十歳前後の若い雄達を引き連れて縄張りの哨戒を行う姿は、もう一人前のパパニアンの雄だよ。

で、今日も、部下である若い雄達を伴って哨戒を行い、自分達の寝床へと帰ってきた。

そのたもつを一番に迎えたのは、妹のみどりだった。

みどりは、たもつの双子の妹で、幼い頃からお兄ちゃんの後ろをずっとついて回る、

<お兄ちゃん大好きっ子>

だった。

だからもしかすると、みどりのことがあって群れを離れられないというのもあるのかもと思ったりする。

なにしろみどりはお兄ちゃんのことが好きすぎて、パパニアンとしてはとっくに適齢期に入っているというのに他の雄には見向きもしないんだ。

それでいて、実の兄とつがうことになったさいりんとは違ってそこまでじゃないが。

たぶん、精神的に幼いんだろうな。

この辺りも、さすがにこれだけ子供や孫もいるといろんなのがでてくるってことだろう。

ほむらさいあらたりんの場合は母親が違う上に種族が違ってるからか子供もできなかったからその点での心配事は増えなかったものの、たもつみどりは両親も一緒なのに加え同じパパニアンなので子供ができる可能性も高く、そういう意味でもちょっと心配してたんだよな。

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