未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

深編 彼への想い

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かつて自分が<ボスの場所>としていた位置をとどろきに譲り、自身は<とどろきの後ろ盾としての役目>に徹していたほまれは、かつての体のキレをすっかり失っていた。

見た目もそうだし、体の動きも、力強さのようなものは明らかに失われている。それでいて、群れの仲間からの信頼はなお絶大で、若い頃にはとにかくほまれに楯突いて噛み付いていったはずのとどろきさえ、そんなことがあったなどという気配さえ感じさせないくらいにほまれを敬ってくれてるのが分かる。

もっともそれ自体、ほまれに<メイフェアという後ろ盾>があってのことだというのも事実だろうけどな。ほまれがいくら老いてもメイトギアであるメイフェアはまったく姿が変わることなく、パパニアンはおろかこの密林で普通に暮らしているいかなる生き物よりも強力で強大な彼女の存在そのものが、今でも<ほまれの力>としてそこにあるからこそ、頼りにされているというのは間違いない。メイフェアがこの群れを守るのは、ほまれがいるからこそだし。彼がいなければ、メイトギアでありロボットであるメイフェアに群れを守る理由はなくなるし。

まあ、

ほまれが大切にしていた仲間達だから』

という理由で守ってはくれるだろうが、それ自体、地球人のセンチメンタリズムとはまったく別の考え方だというのは事実なんだ。どこまでも感傷的なそれじゃなくて、合理性に基いた思考でしかない。

そういうのを察してるのかどうかは分からないものの、少なくとも群れの成体おとな達は、

『メイフェアはあくまでボスに懐いているだけ』

と承知してる節はある。彼女が群れに受け入れられてから生まれ、彼女に世話してもらって育った世代には、また違う感覚も育ちつつあるようだが、そちらも今後の様子を見守っていくしかないだろうな。

それに、ほまれが亡くなれば、メイフェアには仮であっても主人がいなくなるから、その時点で新しい<仮の主人>を誰にするかでまた事情も変わってくる。ほまれの群れの誰かを仮の主人とすれば今後もまったく同じように群れの力になってくれるだろう。

が、それはまああくまで今後の話であって、今は取り敢えず、ほまれしんのことだ。

しんの望みを聞き入れて彼女に会いに来てくれた彼を見た瞬間、彼女がホッとしたような表情になったのが、俺には分かった。彼女をずっと見てきたからこそ分かる変化だと思うけどな。

彼女は、幼い頃にほまれと仲が良かったことを覚えていたのかもしれない。

これまた地球人ならではセンチメンタリズムではあるものの、

『もしかしたら、げんと別れた後に次のパートナーを見付けなかったのは、ほまれへの想いがまだあったから?』

とつい思ってしまったりもするな。

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