未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

深編 努力の一つ

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新暦〇〇三八年四月十五日



『この世ってのはそもそも自分に都合のいいことなんて滅多にない』

そう思えばこそ、俺は努力するんだ。

『自分にとって都合のいいことがあって当たり前』

と思っててそれで上手くいかなきゃなるほど、

『不公平だ!』

『どうして自分だけ!?』

って感じたりもするかもしれないが、いやいや、最初からそんなことは有り得ないからな? 有り得ないなら上手くいかない方が当たり前なんだから、それを嘆いたり苛々したりする必要がまずないはずなんだ。

ここまで俺が無事でいられたのも、そのためにしてきた努力が実っただけだし、その上で『単に運がよかった』というのもあるだろうさ。

それを自覚してれば、

『何もかもが自分の思い通りになる』

なんて思い上がったりもできないさ。

その中でも、錬慈れんじは順調に成長してくれている。一歳五ヶ月を迎え、ますます活発に動き回るようになってきて、ちょっと目を離すとどこかに行ってしまいそうになる。

これについても、彼が俺にとって都合よく振る舞ってくれるわけじゃないのが分かっていれば苛々する必要もない。

もちろん、俺自身も人間だから精神状態が常に安定してるとは限らないし、虫の居所が悪い時だってあるさ。『そんな時にはつい』ってこともある。あるが、自分を抑える努力を最初からしてるのもあって、カッとならずに済んでる。

その<努力>の一つが、

『サポート用のロボットを用意する』

ということだったわけだ。

エレクシアやセシリアやイレーネが常に状況を把握してくれていて、人間であるがゆえにうっかり錬慈れんじの姿を見失いそうになる俺をフォローしてくれているのに加えて、ドーベルマンDK-aやライラやオルトもフォローしてくれる。

ライラとオルトは水帆みなほの世話が本来の役目ではありつつ、ロボットであるからこそのマルチタスクとして、水帆みなほの世話をしながらも、錬慈れんじ萌花ほのかの様子も把握してくれているんだよな。

で、今日も、俺やシモーヌが他に気を取られている間に錬慈れんじが虫を追いかけて密林に入っていこうとしたのを、ドーベルマンDK-a号機が付き添ってくれていた。

無理に引き留めるのではなく、あくまで付き添うことで安全を確保するんだ。

もちろん、エレクシアやセシリアやイレーネも気付いてはいたものの、号機がたまたま一番近くにいたからそうなったと。

「おーっ!」

バッタに似た虫を見て興奮してる錬慈れんじの傍に俺が駆けつけると、号機はすっと身を引いてくれる。必要以上にでしゃばることはしない。それはロボットの役目じゃないからな。

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