未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
2,636 / 2,979
第五世代

ルイーゼ編 価値で語るようなものじゃない

しおりを挟む
新暦〇〇四十三年十二月二十三日



まあとにかく、ほむらさいが認知症を患い『社会の役に立たなくなって』も、ルイーゼと斗真とうまの間に子供が生まれて二人がそれを養育しようとしなくても、だからといって、

『この世に必要ない』

なんて言うつもりはないからこそ俺はこうやってあれこれ理屈を考えるわけだ。それを道理として成立させる道を模索するために。それには結局、

『命の価値なんてのは所詮、人間(地球人)がでっち上げた幻想にすぎない。虚構にすぎない』

『命なんてのはただただ生まれて生きて生き抜いてそして死んでいくだけ。価値で語るようなものじゃない』

というのをしっかりと理解するしかないんだと思う。そうじゃなきゃ、今のほむらさいや、自分達の子供を育てようとしないルイーゼと斗真とうまへの<誹謗中傷>は、地球人社会じゃなくならないだろうさ。しかもそんな風に誹謗中傷してくる奴自身に果たしてどんな<人間としての価値>があるのか、俺にはさっぱりだ。働いて金を稼いで税金を納めていれば<価値のある人間(地球人)>なのか? そんな奴が一人二人いなくなっても世の中には何のダメージもないし。『代わりはいくらでもいる』しな。

俺だって働いて金を稼いで税金を納めてたが、その俺が地球人社会を見限っても何の影響もなかっただろうさ。きっと今でも俺が生きていた事実すら誰にも気にされることなく日常の風景が繰り広げられているに違いない。

だが、それでいい。それでいいんだ。そんなもんなんだよ。命なんてのは。そしてだからこそ当人が自身の人生をどう感じるかが大事だし、その人を大切に想う人間の気持ちが大事なんだと思う。他の誰に省みられなくてもほむらさいは俺の<子供>で、俺は二人の親なんだ。俺が二人の存在を認めてるんだ。他の誰がどう思おうが知ったことじゃない。

それと同じで、ルイーゼと斗真とうまの子供も俺達は歓迎する。『生まれてきてくれてありがとう』と言う。誰が、

『育てることもできないなら生むな』

と言おうともな。

「生むのか?」

いわば<義理の父親>的な立場となるドラニに問い掛けられてもルイーゼは、

「別に、どっちでもいい。めんどくさい」

と冷めた様子だった。『めんどくさい』なら堕胎した方が面倒がないと思われるだろうが、彼女にとっては『堕胎すること』自体が面倒なんだろう。成り行き任せで勝手に面倒になっていくことの方がマシなのかもな。

『興味のないことのために自発的に行動する』

よりも。

いやはや、そこまで行くとむしろ感心する。

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...