何でリアルな中世ヨーロッパを舞台にしないかですって? そんなのトイレ事情に決まってるでしょーが!!

京衛武百十

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あれは、本物の命のやり取りだった

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私は、キリンが自分のしてることをきちんと理解できるようになるまで叱らないでおこうと決めてる。

こう言うと、<叱らない育児>っていうのと混同する人がいるかもしれないけど、私は世間一般でイメージされてるらしいそれとは違う意味で考えてる。

私が『叱らない』のは、本人が自覚なしにしてしまったことについてだけにしようと思ってるんだ。明らかに意図して、はっきり言えば<悪意>で何かをした時にはきっと叱ってしまうだろうと思ってる。

だからこそ、そうじゃない時には叱ったりしないでおこうって。

と思ってても、たぶん、感情的になってしまうことはあるだろうな。だけどそれはきっと、<叱る>じゃないと思うんだ。それはただ単に<怒ってる>だけで。自分の感情が制御できなくなってるだけで。

私は、仕事でも<怒る>ってことは極力避けてきた。感情的になってる時って冷静な思考ができなくなってるから、的確な指示ができないんだ。少なくとも私は、自分が感情的になってる時には的確な指示ができないことを自覚してる。それを自覚している以上、感情に任せて怒ってたらダメなんだ。

言葉の意味としては正確じゃないかもしれないけど、私は、<叱る>というのは<諭す>のと同じことだと考えるようにしてる。あくまで重要なのは<諭す>ことであって、感情的に怒鳴って相手を威圧することじゃないって考えてる。

だから子供に対しても同じ。

ましてや子供って、自分より絶対弱くて非力な存在なんだよ。それを相手に威圧しなきゃ優位に立てないっていうのがそもそもおかしい。

そんなの、

『私は子供相手に威圧しなきゃ優位に立つこともできない程度の能力しかありません』

って宣言してるのと同じなんじゃないかな、

それじゃ何のために人生経験を積んでいろんなことを学んできてたのか分からないよ。

子供の何倍も生きてきて、それで子供と同じ程度のものの考え方しかできないの?

それはあんまりにも情けない。

私の両親を見てての実感だ。

考えが浅いから、相手を威圧することでしか優位に立てない。

しかも、あの人達がどんなに喧嘩が強くても、ベントにもバンクレンチにも勝てないだろう。だって、ベントもバンクレンチも、

<効率よく確実に人を殺す技術>

を学んできてるから。そして、戦場で本当に人を殺したことがあるから。

私自身、ブルクバンクレンさんが剣を抜いて、それをベントが制するところを目の当たりにした。あれは、本物の命のやり取りだった。たまたまどちらも命を落とさずに済んだだけだ。

それに比べれば、子供が悪意なくすることで感情的になるなんて、本当に情けないなって気になるんだよね。

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