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護衛騎士
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「そういえば、俺はここで旦那様にスカウトされたんですよ」
領地に来てからノエは以前にも増して態度が砕けてきていた。
本人は一応気にしたようだが、むしろアリシアの方が堅苦しい感じじゃない方が良かったからそうしてもらっている。
今までは出かける時だけつけていた護衛に家の中も含めてずっとついていてもらうことになり、そうなると気づまりせずにいられるかどうかがだいぶ重要になってくるからだ。
伯爵家の敷地内にある騎士の訓練場まで、アリシアはノエと一緒に歩いていた。
日頃アリシアの護衛についているノエは、乞われて騎士の訓練に引っ張り出されている。
特に予定の無いアリシアは散歩を兼ねて訓練場まで行き、ノエと騎士たちの訓練を見るのが楽しみの一つになっていた。
「スカウト?」
「元々傭兵の仕事でこの領地まで来たんですけど、その仕事が終わった時に声をかけられて、以来伯爵家の護衛騎士としてお世話になっています」
だからここの騎士たちとは既知の仲なのだと教えられる。
初対面とは思えないほど打ち解けていると思ってはいたが、そういう理由があったとは。
なるほど、とアリシアは納得した。
「そういえば、最近イリアが訓練に参加していると聞いたんだけど」
「ああ、そうですね。学園で騎士コースを選択するとは聞いていないんですが…守る力はあった方がいいと言って先週から参加されています」
カリス家次男のイリアは将来的には兄の手伝いをすることになるため領地経営に関するコースを選ぶと聞いている。
それでも、思うところがあったのか最近は武術や剣術にも手を出していた。
貴族の子息として最低限の武芸は身につけていたが、それ以上を求めているらしい。
「きっといろいろ心配をかけてしまっているのね」
「心配するのもされるのも、家族の特権ですよ」
少し落ち込み気味にアリシアが言うと、その心を包み込むかのようにノエが答えた。
「ノエ、知らせが来てるぞ」
訓練場に着いたところでノエは騎士の仲間から一通の手紙を渡される。
心当たりがあったのか、ノエはその場で内容を確認した。
文字を追うその眼差しが、内容を読み進めるごとに鋭くなるのをアリシアは不思議に思いながら見ていた。
領地に来てからノエは以前にも増して態度が砕けてきていた。
本人は一応気にしたようだが、むしろアリシアの方が堅苦しい感じじゃない方が良かったからそうしてもらっている。
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「スカウト?」
「元々傭兵の仕事でこの領地まで来たんですけど、その仕事が終わった時に声をかけられて、以来伯爵家の護衛騎士としてお世話になっています」
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なるほど、とアリシアは納得した。
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