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まちぶせ
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「ちょ、ごめんッッ俺コーヒー、渚ちゃん好きなの頼んで座ってて!」
トイレ、あった!マジで漏れる5秒前。
渚ちゃんの顔見たら一気に緊張がゆるんじゃった。
「ギリ、セーーーーーフ……ぅぅ」
はぁぁ、間に合ったぁ。なんか、我慢してたものを一気に出すとき、すっげぇキモチいいんだよな。ふしぎ。あと全身がブルってなる、ふしぎ。ふぁあ……全部出た、快感……ぁはあ。
スッキリして店内を見渡すと、窓際の2人席に渚ちゃんがちんまりと座って俺に手を振っていた。ほんと、「少年みたいな女の子」だよな。それか、男装女子?そんな感じ。細マッチョの成人男性だけどな。
「おかえり。すごい顔だね。ああこれ、コーヒー、好きなのわからなかったからブレンドにしたよ」
「うん、ありがとう。間に合ったぁ、マジでヤバかった。渚ちゃんは?カフェオレ?」
「そ、ここのおいしいんだ」
両手でマグカップを持ってフウフウしながらカフェオレを飲む。外が寒かったからかちょっと鼻が赤い。色白で毛細血管がうっすら透けるくらい透明な肌。赤い唇をキュッてしてまたカフェオレをフウフウして飲む。フウフウかわいい。こんなの、言われなきゃ男なんてわかんないよ。ま、脱ぎゃ分かるけど。大胸筋ね。ぐふ。
「なにがヤバかったの?」
「冷えちゃって、トイレずっと我慢しててさ。渚ちゃん来たらホッとして急に限界来た。へへ、漏れるかと思った」
「なんだ、そういう顔か」
「だから、なに、それ?」
渚ちゃんが頬杖をついてニヤリとすると、俺は急に熱くなった。
「気持ちイイって、顔。こーじ君はそういう顔するんだねぇ」
身体が熱い。心臓も、なんか早い。誤魔化すようにコーヒーを飲んだ。
「で?僕に何の用?筆おろし用に紹介できる女友達はいないからね」
「違うよ、これだよ。お金、返す。貰えない」
「は?やめてよ。一回出したもの返すの?失礼なやつだなぁ」
テーブルに出したあの2万円を挟んで、俺たちは睨み合った。
トイレ、あった!マジで漏れる5秒前。
渚ちゃんの顔見たら一気に緊張がゆるんじゃった。
「ギリ、セーーーーーフ……ぅぅ」
はぁぁ、間に合ったぁ。なんか、我慢してたものを一気に出すとき、すっげぇキモチいいんだよな。ふしぎ。あと全身がブルってなる、ふしぎ。ふぁあ……全部出た、快感……ぁはあ。
スッキリして店内を見渡すと、窓際の2人席に渚ちゃんがちんまりと座って俺に手を振っていた。ほんと、「少年みたいな女の子」だよな。それか、男装女子?そんな感じ。細マッチョの成人男性だけどな。
「おかえり。すごい顔だね。ああこれ、コーヒー、好きなのわからなかったからブレンドにしたよ」
「うん、ありがとう。間に合ったぁ、マジでヤバかった。渚ちゃんは?カフェオレ?」
「そ、ここのおいしいんだ」
両手でマグカップを持ってフウフウしながらカフェオレを飲む。外が寒かったからかちょっと鼻が赤い。色白で毛細血管がうっすら透けるくらい透明な肌。赤い唇をキュッてしてまたカフェオレをフウフウして飲む。フウフウかわいい。こんなの、言われなきゃ男なんてわかんないよ。ま、脱ぎゃ分かるけど。大胸筋ね。ぐふ。
「なにがヤバかったの?」
「冷えちゃって、トイレずっと我慢しててさ。渚ちゃん来たらホッとして急に限界来た。へへ、漏れるかと思った」
「なんだ、そういう顔か」
「だから、なに、それ?」
渚ちゃんが頬杖をついてニヤリとすると、俺は急に熱くなった。
「気持ちイイって、顔。こーじ君はそういう顔するんだねぇ」
身体が熱い。心臓も、なんか早い。誤魔化すようにコーヒーを飲んだ。
「で?僕に何の用?筆おろし用に紹介できる女友達はいないからね」
「違うよ、これだよ。お金、返す。貰えない」
「は?やめてよ。一回出したもの返すの?失礼なやつだなぁ」
テーブルに出したあの2万円を挟んで、俺たちは睨み合った。
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