4 / 4
運命の出会いは必然に
しおりを挟む
「13、14,15っと。確かに」
封筒を受け取ると、サーヤはにっこりと微笑んだ。
「それで、うまくいってるの~?」
「ええ、うまくいってるわ。私、お金はあるから」
「さすが、キャリアウーマン。まあ、また、必要があればいつでもご利用ください」
「もちろん。折角お金を払うなら、若い顔のいい男の子がいいもの」
指の先から足の先まできっちりと整えられた奈々子はそれがさも当然のように答えた。
「村っぴには話したの?」
「言ったわよ」
「で?」
「でって?」
「いや、村っぴの反応」
「反応って。向こうも別にこっちに恋愛感情なんてないもの。私は観賞用。彼は人生のスポンサー。それだけよ。お互い飽きたらおしまい。その相性を見る為の旅行だったんだから」
「おっとな~」
「それより、向こうもうまくいったんでしょ?」
「順調に交際しているって芝やんから連絡来たよ」
「彼女は何も知らないんでしょ?」
「世の中、知らない方がいいって事もあるよ」
「それはそうだけど。彼女の気の毒ね。何も知らないで」
「そうかな?幸せじゃない?別に騙してる訳じゃないし」
「ギリギリのラインじゃない?」
「えー。話のきっかけとして相手の好きなものを調べるのって普通の事でしょ?美里っちがSNSで発信してるんだもん。世界中に。キャンプしてみたーいとか。一眼レフ興味あるとか、子供の頃から蜂蜜入りホットミルクが好きーって」
「まあ、そう言われればそうね…」
「でしょ?」
「でも、彼、あれでしょ…」
「ああ、ストーカー?」
「言い方は悪いけど、それよ」
「昔から一途に思っていただけだよ。陰ながら。そのおかげで一眼レフに詳しくなって、美里っちと話が合って。美里っちも運命感じたんなら、それはもう運命だよ」
サーヤはそういうと、目の前のメロンジュースを勢いよく飲み干した。
「ではでは。これで。また何かあったら連絡くださいな」
「人の事ばっかり心配して、自分の相手もストーカーって事に気付かないかなぁ。草はえるわ~。芝やんは絶対逃がさない為に、孕ませて結婚するって言ってたし。世の中、知らない方がいいって事もあるよね~」
温かくなった懐に、サーヤはにやりと笑った。
封筒を受け取ると、サーヤはにっこりと微笑んだ。
「それで、うまくいってるの~?」
「ええ、うまくいってるわ。私、お金はあるから」
「さすが、キャリアウーマン。まあ、また、必要があればいつでもご利用ください」
「もちろん。折角お金を払うなら、若い顔のいい男の子がいいもの」
指の先から足の先まできっちりと整えられた奈々子はそれがさも当然のように答えた。
「村っぴには話したの?」
「言ったわよ」
「で?」
「でって?」
「いや、村っぴの反応」
「反応って。向こうも別にこっちに恋愛感情なんてないもの。私は観賞用。彼は人生のスポンサー。それだけよ。お互い飽きたらおしまい。その相性を見る為の旅行だったんだから」
「おっとな~」
「それより、向こうもうまくいったんでしょ?」
「順調に交際しているって芝やんから連絡来たよ」
「彼女は何も知らないんでしょ?」
「世の中、知らない方がいいって事もあるよ」
「それはそうだけど。彼女の気の毒ね。何も知らないで」
「そうかな?幸せじゃない?別に騙してる訳じゃないし」
「ギリギリのラインじゃない?」
「えー。話のきっかけとして相手の好きなものを調べるのって普通の事でしょ?美里っちがSNSで発信してるんだもん。世界中に。キャンプしてみたーいとか。一眼レフ興味あるとか、子供の頃から蜂蜜入りホットミルクが好きーって」
「まあ、そう言われればそうね…」
「でしょ?」
「でも、彼、あれでしょ…」
「ああ、ストーカー?」
「言い方は悪いけど、それよ」
「昔から一途に思っていただけだよ。陰ながら。そのおかげで一眼レフに詳しくなって、美里っちと話が合って。美里っちも運命感じたんなら、それはもう運命だよ」
サーヤはそういうと、目の前のメロンジュースを勢いよく飲み干した。
「ではでは。これで。また何かあったら連絡くださいな」
「人の事ばっかり心配して、自分の相手もストーカーって事に気付かないかなぁ。草はえるわ~。芝やんは絶対逃がさない為に、孕ませて結婚するって言ってたし。世の中、知らない方がいいって事もあるよね~」
温かくなった懐に、サーヤはにやりと笑った。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
恋愛
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる