声劇・セリフ集

常に眠い猫

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4人用声劇

声劇 女1 男2 おっさん1 「僕と神様の出会い」超短め セリアさん不在

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登場人物

セリア  未知数  女
アルア   15歳   男
ドリス  45歳   男
リア   16   男


↓登場キャラのプロフィール↓


【名前:セリア様】世界に生まれた神様。前世にて、世界と人々に絶望して自殺をした少女の生まれ変わり。別の神によって作り出された世界を管理しろという曖昧な使命の元、世界に存在しているが、基本人々にも世界にも冷たい。
【年齢】未知数。数千歳から一万とされているが詳細は不明。見た目年齢は12歳
【容姿】サファイア?エメラルド?ブルー?どれとも見える美しい瞳に、光にきらめいてシルバーにもゴールドにも輝くふくらはぎまで伸ばした髪に、全体的にすらっとした華奢な体。だれもが天使かと口を揃えていうほどの整った顔を持つ美少女
【性格】人間なんてどうなろうと知ったことではない。自分には関係ないと言いながら、とある少年の影響か苦しんでいる人間を助けるようになる。
【一言】人間がどうなろうが、私の知ったことではないけれど、私の目の届く範囲で死なれたら、後味が悪いでしょ






【アルア・ユウセルヒーニ】某鍛冶屋の息子。聖域にて祈りを捧げることができるという栄誉を賜った父について聖城【せいじょう】へと赴いたが、その場にいるのが嫌すぎて逃げ出し、城の中を徘徊していた時に不思議な少女に出会う。
【年齢】15歳
【容姿】くるくる天然パーマ。くりくりの目をした活発な男の子。いつも火事場の作業着のような服を着ているため、全身茶色のイメージ。
【性格】正義感は強いが、父の仕事を継ぐという事には後ろ向き。明るく、冷たく当たるセリアにも、年下に見えるからと優しく接する
【一言】僕はセリアのこと嫌いじゃないし、うたがうことだってしないよ?








【ドリス・ユウセルニーヒ】 アルアの父親で鍛治職人。国内屈指の凄腕鍛治職人として名を馳せている有名人。国王からも目をかけられている。ある日数年ぶりに聖域へと招かれたので、未来の後継者である息子に経験させようと同行させることに。しかしまだ幼いからか、場の空気に気圧され、息子に逃げられる。
【年齢】45歳
【容姿】屈強な身体といかつい顔。普通の人間とは違う黒い肌に白いハチマキを巻いた如何にもな風格。しかし、鍛治をしている時以外、特に国王などの目上の人間に会うときは紳士的。筋肉もなりを潜める。
【性格】鍛治に関してはどこまでも本気。プライドと信念を胸に、最高のものを作り上げることこそに意味があると声を大にして日々仕事をこなす。人情あつく、時に優しい完璧な人間。しかし、綺麗な女性がとても苦手。過去に魔物に騙されて痛い目にあったらしい。
【一言】おれが作るのは最高の道具!息子には、強く、たくましくそだって欲しいと思っているぞ。








【リア・ミセル・ルドル・シャンバルーラ】国の王子。齢12にして多くの才能を発揮し、今や時期王にふさわしい、いやそれを凌ぐとされた驚異的な少年。国王の秘書という地位でさらなる成長を試みている。
【年齢】16
【容姿】童顔で短髪。それだけだと他国に舐められるという理由で眼鏡をかけているが、度は入っていない。
【性格】とてもおおらかな性格。なんでもやればこなしてしまう天才王子。見た目やる気に満ち溢れている。プライベートでは割とめんどくさがりで、公務以外では一日ゴロゴロしていることもある。
【一言】僕は国のことを一番に考えているよ。けれど、僕に与えられた時間ぐらいはだらだらするさ。これも、国民のためになることだからね。




-------------以下声劇台本-------------





ドリス「アル!おいアル!アルアー!」

アルア「え、なになに父さん!そんな大声出さないでよびっくりするじゃん!」

ドリス「おぉ、それはすまん。アル、大切な話があるんだ。こっちへ来なさい」

アルア「え?うん。いいけど、、、。よいしょ。それで、どうしたの?」

ドリス「実はな」

アルア「うん」

ドリス「国王直属の使者が今来てな。聖城せいじょうへと赴くことになった」

アルア「聖城って、え、あの?誰も立ち入ることは、国王でさえも許されていないのに?」

ドリス「そうだ。本来なら何人たりとも入ることは許されない。というより、入れないんだが、この時期ばかりは入ることを許されているんだ」

アルア「それは、どういう?」

ドリス「それがな、、、」

アルア「あーまってまってまってっ!これ僕が聞いていいの?なんか、すごーく大事なことなんじゃないの?」

ドリス「そうだな。何人たりとも話してはならない。と、国王には口止めされている」

アルア「それならっ」

ドリス「だがなアル。お前はおれの後を継ぐ、おれの息子だ。おれの後を継げば、いつかお前1人であそこに行くことになるだろう。そうなれば、必ずこの話は耳に入る。だから、まぁ、話しておこうと思ってな」

アルア「後を、、、つぐ、、、」

ドリス「そうだ」

アルア「いやでも、なんで急にそんな大事なことを僕に?まさか今すぐ引退するとか」

ドリス「(きょとん)、、、っはっはっはっは!違う違う。おれはまだバリバリの現役よ。今すぐ降りることもない。アル、お前が大人になるまでは降りるつもりもないぞー?」

アルア「え、じゃあ?」

ドリス「うむ。今回の聖城入りに、お前も連れて行こうと思ってな」

アルア「そっか。行ってくるんだ。じゃあ僕はここで留守、、ばん、、を、、?    、、、、、、はいいいいいい!?!?」




数時間後




アルア「父さん!いやダメだって流石に!僕はいけないよ!家で留守番してるから!」

ドリス「今日はあいにく店を閉めてな。この時期の聖城入りは客にも伝えてあるから客が飛び入りでくることもない。安心しろ。それにとって食われるわけじゃないんだぞ?」

アルア「いやいやいや!だって僕が付いて行く事言ってないんでしょ!?」

ドリス「ああ。言ってないな」

アルア「それなら僕は部外者ってことになる!あの美しくも綺麗な場所に、しかも近づいただけで首を落とされる可能性すらあるあの場所に行けるわけないでしょ!?」

ドリス「大丈夫だ。安心しろ。国王にはきちんと言ってやるから。ほら、行くぞ」

アルア「そんなぁぁぁあああ」




国王の住むハルディラ城内部、玉座の間入り口にて。




ドリス「さて。覚悟を決めろよ、我が息子」

アルア「(小声)来ちゃったあああああっ!来ちゃったよ!これじゃ帰ることもできやしないじゃないかあああっ」

ドリス「なにをぶつぶつ言ってるんだお前は。ほら扉が開く。国王に粗相をすればそれこそ首が落ちるからな、気をつけろよ」

アルア「うえ!?そんな!僕、王様に対する礼儀なんて一つも知らないよっ?」

ドリス「大丈夫だ、おれの斜め後ろから離れるな。あとはおれの真似をしておけばいい。国王から何か聞かれても、基本おれが答える。それでもお前に答えて欲しそうなら、おれが話を振るから、最低限の発言だけで済ませろ。それだけでなんとかなる」

アルア「なんとかって、、、」

ドリア「さぁ、開く。気張れよ」

アルア「もうなんとでもなれっ!」


扉がゆっくりと開き、玉座の間が見える。
前に進み出て、国王の御前で2人で跪く。

ドリス「リア殿下、拝謁はいえつ賜りたまわり恐悦至極に存じます。シャンバルーラ大国一等鍛治職人、ドリス・ユウセルニーヒ。国王陛下から命じられた光栄極まる役目を果たすため、参上いたしました」

リア「うん。大義である。唐突の知らせ、さぞ驚いたことだろう」

ドリス「なんの。そのようなことは全くございません」

リア「本来なら僕がやる仕事ではないんだけど、父は急な仕事が入ってしまってね。代役を務めさせてもらうことになった。迷惑をかけるかもしれんが、よろしく頼むよ」

ドリス「そんなめっそうもない。このドリス。全力で務めさせていただきます」

リア「それは心強い。ところで、彼は?」

アルア「っ、、、!」

ドリス「紹介が遅れ、申し訳ありません。(小声)アル、フルネームで名乗りなさい、頭は下げたままでいい」

アル「あ、うんっ。えっと、アルア!アルア・ユウセルニーヒと申します!」

リア「あぁ。確か、君の息子、だったかな?」

ドリス「はい。自慢の息子でございます」

アルア「えぇっ?」

リア「なるほど。君の後継者、と言ったところだね?」

ドリス「はい」

リア「君はいつも気が早くないかい?」

ドリス「経験させるなら、早いに越したことはないと思ったので」

リア「そうか。まぁそういうことなら許可をする。父には私から話をしておこう。小言の多い父でも、君のことなら気にしなさそうだし」

ドリス「寛大なる対応に心から感謝申し上げます」

リア「いいんだ。君は僕の恩師でもあるからね」

ドリス「もったいなきお言葉」

リア「さて、それじゃあ移動しようか。君たちには一度控室に行って待ってもらう。僕の準備が整ったらメイドをやるから、一緒に来てくれ」

ドリス「かしこまりました」

リア「それと、アルア、と言ったかな」

アルア「は、はいっ!?」

リア「ははは。そんなに緊張しなくてもいいよ。君はとても素晴らしい父親をもったね。息子にあったら、絶対に行ってやろうと思っていたんだ。これでスッキリしたよ」

アルア「は、はい!ありがとうございます!」

リア「うん。ではまた後でね」
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