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4人用声劇
男性女性有り 戦闘メイン 「暗魔族との戦闘編」技名有り
しおりを挟む登場人物
【勇者】リレオ 男 少年 15~17の間
世界最強の力を保有する、正義感の強い勇者。あらゆる人々を愛し、仲間を尊敬し、尊重し、誰よりも優しく在ろうとする人間。しかしその心はもろく、闇に落ちた仲間を殺したことでその精神は崩壊し、自分のあり方に疑問を抱く。
【魔術師】ジャクラ 男 お爺ちゃん 50~70の間
帝国随一の魔術師。お偉いさん型のようなぬるま湯に浸かった人間ではなく、誰よりも実践に特化した人種。高年齢であるが、実年齢は誰も知らない。勇者の旅を一から支えてきた男。
【射手】ギリオレ 男 25~30歳
旅の途中で仲間に加わったお調子者。明るい性格で老若男女問わずすぐに仲良くなれてしまう気さくさを持つ。誰よりも芯は強く、いたずら好きな面とは裏腹に、現実的で正義感が強い。
【闇に落ちた考古学者】リーレ 男女可 16~19の間
旅の途中で仲間になった考古学者。あらゆる知識に明るいが、魔法等の力を有さない唯一まともな人間であるため、簡単に闇に落とされた。もともと勇者とは仲は悪く、旅の途中で和解したと思った矢先の闇落ちにあい、勇者によって絶命する。
あらすじ。
とある町にて宿をとった際、一度資料館へ行くといっていたリーレが未だ戻ってこないことに気づく勇者御一行。ギリオレは「また本を読んで射るんだろ、ほっといていいんじゃねーか」という提案に、ジャクラは何かあってはまずいと探しに行く提案をし、リレオはそれに賛同。夜の街を探すことに。町のが曰くを囲む壁の出入り口でリーレらしき姿を発見し追うと、様子がおかしいリーレを発見。その背後には、、、?
↓以下本文↓
リレオ「リーレ!」
ギリオレ「なんだいたじゃねーか。心配したんだぞ!」
ジャクラ「いや、待て。何か様子がおかしい」
ギリオレ「ん?」
リレオ「リーレ、こんな時間までどこにいってたんだ?資料館に行っても閉まってて誰もいなかったし、すごい心配したんだぞ?」
リーレ「、、、」
ジャクラ「なんじゃ、、、?あの気配」
ギリオレ「ジーさん?」
ジャクラ「確かにヤツはメガネ小僧じゃ。じゃが、その気配に混じって何か、、、なっ!?」
ギリオレ「おいジーさん、さっきから何を」
ジャクラ「リレオ!戻れ!其奴から離れるのじゃ!」
リレオ「え?ジャクラ?突然どうしたの?」
ギリオレ「おいおいついにボケでもしたのか?」
ジャクラ「馬鹿者!其奴はリーレではない!」
ギリオレ「なに?」
リレオ「え、いやでも今こうして」
ジャクラ「いいからとにかく離れるのが先じゃ!其奴に魔法がかけられとる!支配系統のものじゃ!」
リレオ「え、そんな」
リーレ「爆裂。ファイアーボム」
リレオ「っ!?」
ギリオレ「リレオ!!」
ジャクラ「ちぃっ!シールドメイス!」
リレオ「うわああっ!」(吹っ飛ぶ
ギリオレ「、、、っ!(空中でリレオをキャッチする)大丈夫か!?怪我は!」
リレオ「ありがとう、大丈夫。ジャクラのシールドのおかげで無傷だよ」
ギリオレ「そうか。おいジーさん、どういうこったよ。あいつ、今魔法を使いやがったぞ。あいつは魔法適性もなけりゃ魔力なんてもんもないはず。どうしちまったってんだ?」
ジャクラ「あやつに支配系の魔法がかけられとる。それも、人魔ではなく、純粋な暗魔タイプの魔法」
リレオ「暗魔、、、だって、、、!?ってことは、リーレは暗魔族に!?」
ジャクラ「落ち着けいっ。人間が魔族になることは極めて低い。特にあやつは魔族を嫌っている節があった。そうやすやすと魔族になることはあり得んじゃろう。それにだな」
ギリオレ「なんだよ」
ジャクラ「あやつから感じる暗魔の力、どうやら純粋なものらしい」
ギリオレ「なっ!?に、、、」
リーレ「ねぇ、僕を放ってなに楽しく話してるのかなぁ?」
「「「っ!?」」」
リレオ「ねぇなにあの声!」
ギリオレ「気持ち悪りぃ!まるで壊れたラジオみてーじゃねーか!」
ジャクラ「くっ!耳がおかしくなるかと思ったわい!」
リーレ「ふっふっふっふっふ。あぁごめんね。まだこの体に馴染んでないみたいなんだ。少し調整しなきゃね」
ギリオレ「テメェ。リーレじゃねえな」
リーレ「あーあー、よし、いいかな。なに、今更気づいたの?間抜けだねぇ?人間ってのはいつまでものろまというか、愚図というか。まぁでも、僕はそういうところ嫌いじゃないよー?」
ジャクラ「貴様!何者じゃ!名乗れ!」
リーレ「老いぼれが。礼儀というものを知らぬようだな。名乗れというならまず貴様からだろう?」
ジャクラ「、、、、よかろう。ジャクラ。ジャクラ・リンフォール。片翼の魔術師と呼ばれておるわ」
リーレ「、、、ジャクラ?、、、ジャクラか」
ギリオレ「おいじじい!」
ジャクラ「黙れ小僧、今それどころではないわ」
ギリオレ「いやこっちにもいいたいことがある。なぜ名乗った?」
ジャクラ「こちとら歳を重ねた人間の一人。礼儀を問われれば名乗るのも」
ギリオレ「そうじゃねーよ」
ジャクラ「なんじゃ」
ギリオレ「あんたが名乗ることの意味をわかってんのかって聞いてるんだ」
ジャクラ「分かっておらんわけあるまい」
ギリオレ「、、、ならいい。オレからはもうなにも言わねーさ」
リレオ「ギリオレ?」
ギリオレ「ぁぁそうか、お前はわからないか。いいか。このじーさんはこんななりだが有名人だってのはわかるな?」
リレオ「わかる。都じゃ知らない人はいないくらい名前も顔も知れ渡ってたから」
ギリオレ「それとは別に、じじいには肩書きがある」
リレオ「片翼の魔術師って今名乗ったっけ。初めて聞いた」
ギリオレ「そうだ。じゃあ質問だ。この帝国のシンボルはなんだ」
リレオ「ファントムリオ」
ギリオレ「そう。ドラゴンの中で最上位に君臨する、幻とされているドラゴンの中のドラゴンだ、、、『我らは孤高にあらず。偉大な翼とその威厳ある翼で持って多くの民を救い、空を飛ぶように自由であれ』というのが帝国の掲げる意思ってやつなんだが。じじいの持つ肩書きは帝国が誇りとする翼がモチーフにされている」
リレオ「そうだね」
ギリオレ「それに加えて、称号を唯一与えられる組織『マジックシフト』は評価が厳しく、肩書きが与えられるのだって稀少なんだよ」
リレオ「、、、あ」
ギリオレ「そうだ。気づいたか?そんなお堅いやつらに、あろうことが帝国の誇りとさえ言える翼の称号を預けた人間。その名を出すということは国を背負うということだ。一個人から一国家の兵隊として対峙するということ。あのジジイがそこまで本気になるということは」
リレオ「なるほど分かったよ。リーレに取り付いているもの、本物の暗魔族なんだね」
ギリオレ「全く厄介なことになった。あいつ、どこでそんなのと接触しやがったんだよちくしょう」
リーレ「お話終わった?」
ジャクラ「おや、律儀に待ってくれていたのか」
リーレ「そりゃあね?僕は他の奴らよりも優しいから、惨めで哀れな人間どもに、最後に時間をやるくらいはしてあげようかと思って」
ジャクラ「確かに、他の暗魔族よりかはお優しいようじゃ」
リーレ「でしょ?僕はあんな乱暴者たちとは違うのさ。静かに慎重にそして確実に、が好きでね」
ジャクラ「そんな優しい暗魔族に一つお尋ねしてもよろしいかな」
リーレ「んー、まぁいいよ。どうせ最後だしね。一つだけなら許してあげる。なんでも聞いてよ」
ジャクラ「リーレ、いや。その体の持ち主とはどこで会われたのかと」
リーレ「あーこいつ?そうだなぁ。教えてあげない。少しデリケートだからね」
ジャクラ「なるほど」
リーレ「さて、そろそろいいかな?」
ギリオレ「っ!」
ジャクラ「まぁ良いでしょう。残りは貴様を倒して聞くこととします」
リーレ「はははは!面白いことを言う人間の老いぼれだねぇ?枯れかけた葉っぱがなにをしようと、通り過ぎていく人間の足からは逃れられないと言うのに」
ジャクラ「せいぜい足掻かせていただく」
リーレ「いいねぇ。嫌いじゃないよ、そう言うの」
ジャクラ「先手はいただきます!進め!ライトギガン!」
ギリオレ「援護するぜ!」
リレオ「僕も行くよ!」
リーレ「近接に魔法と弓の援護付きか。いい連携だね。でも甘いよ!砕け!キャンセラー!」
ジャクラ「魔法無力化じゃと!?」
リレオ「はあっ!」
リーレ「よっと」
ギリオレ「射貫け!フィアーロー!」
リーレ「空中での爆裂範囲魔法?」
ギリオレ「まだだぜ。リレオ!」
リレオ「いくよ!演舞、千本刃」
リーレ「やっぱり人間は甘いね!簡略!フライ!」
ギリオレ「空を飛んだだと!?」
リレオ「、、、かわされちゃった」
ジャクラ「流石においそれと倒せる相手ではないと言うことじゃ」
リーレ「んー、すこーしだけ、見解を変えるべきかもしれない」
続く(期間限定公開)
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