声劇・セリフ集

常に眠い猫

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4人用声劇

長編 魔界物 ほのぼの ロリ 弱気な少年 年配者 美女「グダグダなお茶会?」」

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掛け合い「グダグダお茶会?」



【キャラ紹介】
魔王様 レイル•マルティーリア 女
魔界を制する魔王その人。静かなひとで、人間に興味を持つ。聡明で静かな悪魔。
みんなのことを家族だと思ってる優しい悪魔。

第一家臣 ニール•グライシス 女
レイルの友人的な存在でもある1番親しい家臣。自分の子供っぽい姿と仕草を気に入っている。戦いはやろうと思えばそれ相応の実力を持って力を示す、ある意味1番怖い悪魔。本性だして怒るとめちゃ怖い。

第二家臣 ダイン•スィーネス 男
メガネをかけた長身のイケメン家臣。密かにレイルに恋心を持つピュアな男の子。戦闘は苦手だが策略による攻略は得意。得意技は『不意打ち』真剣な話の時にはしっかりしているものの、普段の会話になるとあたふたし始める。

第三家臣 モイラ•イスリウル 男
この中で一番の重年者。かつて全ての武力と知識を制したとされる伝説のその人。威厳ある姿と行動力とは裏腹に、女の子にめっちゃ甘く、子供に関しては甘やかし放題というダメ男。








【声劇台本】


魔王城。第1会議室。





レイル「忙しい中集まってもらってすまない。皆に感謝する」

ニール「いいんですよ魔王様!私たちは魔王様のための家臣なんですから!」

モイラ「はっはっはっ!ニールは今宵も元気よノゥ」

ニール「あったりまえだよおじいちゃん!久々に呼んでもらえたんだもん!ま!呼ばなくても勝手に来てたけどね!」

ダイン「だ、ダメだよニールさんっ。魔王様のお部屋に勝手に入ってはっ」

レイル「良いのだダイン。私はそれを許している」

ダイン「そ、そうですか。それならいいんですが」

ニール「えへへ!ほらねっ!」

モイラ「しかしニール。親友のよしみとはいえ、立場は立場じゃからの?それは忘れてはならんぞ?」

ニール「わぁっかってるって!」

ダイン「ほ、ほんとかなぁ」

レイル「なんであれダイン。そなたも私の部屋へ来てみてはどうだ?」

ダイン「なっ!?そ、それは!?」

レイル「なんだ?嫌なのか?」

ダイン「いえ決してそんなことは!」

モイラ「はっはっはっ!青春じゃのぉ!」

ニール「ふふふふふふふふ、今ダイン、大暴露した気がするんだよなぁ」

ダイン「え!?」

レイル「ふむ、ならば今度ニールとともに私の部屋へ招こう。最近また美味しい紅茶の葉を手に入れたのだ」

モイラ「おや魔王様。はたまた人間界の紅茶ですかな?」

ニール「おー!私こうちゃ?好きなんだー!」

レイル「あぁ。新しい葉を手に入れてみたのだ。私も飲むのが楽しみでな」

ダイン「私は、その!恐れ多い!私なんかが魔王様のお茶会の席などに!」

ニール「え?なに?いやなの?へぇ?魔王様のお茶会を、嫌だって断るんだー?」

ダイン「ち、ちがう!そうではないのです!魔王様!勘違いなされないでください!」

モイラ「何をかしこまる必要があるんだ、ダイン?せっかく誘っていただいているんだ。素直に行ったらどうかね?」

ニール「そうだぞー。こんな機会めったにないんだからー」

レイル「そんなにかしこまらなくてもいい。皆と仲良くしたいのだ。皆と語らいたいのだ。私の願いを叶えてはもらえまいか?助けると、思って」

ダイン「あっ、、、、ありがたき幸せ!!!!////」

モイラ「おお。見事な土下座だ」

ニール「文句の付け所がないくらい見事ね」

レイル「はっはっはっ。ダイルはいつも明るくていいな。私はダインのそういうところが好きだぞ?」

ダイン「なっ!?す、す、すき!?」

ニール「よかったねぇ~?(にやにや」

モイラ「ダイン、言っておくが、おそらくそなたが思っておるような言葉ではないぞ?」

レイル「む?モイラ、どういう意味だ?」

モイラ「いえ、ダインが何か勘違いをしそうでしたので、私目から忠告をしたまでにございます魔王様」

ニール「勘違いはっ、ダメだもんねー?」

ダイン「あうぅ」

レイル「ふむ。モイラ、そなたもともにお茶を飲まないか」

モイラ「ぬ?私がですかな?」

レイル「あぁ。しばらくまともに話さなかったのでな。ゆるりと語らいたいのだ。もちろん、無理強いはせぬ」

モイラ「いえ、そのご招待、お受けいたします魔王様」

レイル「ありがとう、モイラ」

モイラ「もったいなきお言葉」

ニール「おじいちゃんもくるのー?」

レイル「あぁ」

ニール「わーい!久々にあそぼ!」

ダイン「ニールさん!お茶会の意味わかっていますか!?」

ニール「わかってるよー?お茶飲むでしょー?おかし食べるでしょー?モイラおじいちゃんとと遊ぶでしょー?」

ダイン「いや最後は多分違うと思うんですっ」

ニール「全然違くないよー!」

レイル「はて、では本題に入ろうか」

ニール「はーい!」

モイラ「了承」

ダイン「はぁ、、、わかりました」
















少しばかり時がたち。










ニール「れーいるー!」

レイル「あぁ、ニールか。よく来てくれた」

ダイン「ちょ!ニールさん!魔王様をそんな呼び捨てなんて!あ、えと、ダインスィーネス、ただいままいりました。魔王様」

モイラ「ダイン。業務以外でニールが魔王様を呼び捨てるなどいつものことではないか。いい加減慣れないか。モイライスリウル、只今参上いたしました魔王様」

レイル「うむ。ダイン、モイラ、そなたたちもよく来てくれた。お茶の準備はすでに済ましてある。好きなところにかけるといい」

ニール「ニールちゃんレイルの横だもーんねー!」

ダイン「、、、(頭を抱え」

モイラ「ダイン。もう諦めた方が早いのではないかとわしは思うぞ?さて、それではお言葉に甘えさせていただこうかな」

レイル「、、、ダイン?座らないのか?」

ニール「そんなところに突っ立ってると、美味しい紅茶がなくなるぞー!」

ダイン「はぁ、、、かしこまりました。それではお言葉に甘えさせていただきます」

モイラ「して、今回手に入れた茶葉とは?」

レイル「うむ。新しく手に入れた茶葉は、名をアールグレイと言ってな」

ニール「アールグレイ?」

モイラ「ほう?わしの舞台に同じ名の者がおりますぞ?」

レイル「そうなのか?」

モイラ「うむ。曰く、紅茶を異国に持ち込んだ経験があるとか」

レイル「向こうでの名は?」

モイラ「そのままのアールグレイ伯爵と申しておりました」

ダイン「あ、それ僕知っています」

ニール「おー!さっすがー!」

ダイン「確か、しばらく前に地上に出て、美味しいお茶を見つけて持ち歩いていたところ、いつの間にか自分の名前が付いていて羞恥の極みだったとか」

モイラ「そういえばそんなようなことを愚痴っていたな」

レイル「待て、それはアールグレイを広めた本人ではないか」

ダイン「だと思われます」

モイラ「ほう?意外や意外」

レイル「ふむ、それは一度会ってみたいものだ」

ニール「やったねレイル!紅茶の名付け親に会えるよ!」

モイラ「ふむ、本人に話してみましょう。きっと跳ねて喜びまするぞ」












ニール「んく、んく、んく、ぷはぁ!うまい!!」

ダイン「、、、ふぅ。本当ですね。これは本当に美味しいです」

モイラ「確かに。心が落ち着くように感じられる。こんなの初めてだわい」

レイル「ふふ。そうであろう?私がこのアールグレイに一目惚れしたのだから、間違いはない」

モイラ「魔王様が?」

ダイン「ひ、一目惚れ、ですか」

ニール「珍しいねー?」

レイル「あぁ。こんなに美味しいものを毎日飲んでいる人間は、とても羨ましいと思う」

モイラ「魔王様。滅多なことを言うではありませぬ。人間は、、、」

ニール「そうだよレイル!突然何を言うの?人間は私達を無条件に憎んでるのっ!」

ダイン「そ、そうです魔王様。いくら大昔の話とはいえ、人間と悪魔をつなぐ心やさしき魔女を、人間たちは忌まわしいと言って殺したのですよ?」

レイル「わかっている。わかってはいるのだが、人間たちのあんな姿を見てしまってはな」

ダイン「お、お気持ちは察しますがそのっ!、、、え?『あんな姿』?」

モイラ「むふ、少し引っかかりますな。今の言い方ですとまるで人間界に行ってきたような言い方ですな」

レイル「まぁ行ってきたからな」

ニール•ダイン「「ええ!?」」

モイラ「ふむ、なるほど」

レイル「でなければ、こういった人間のものを、誰が持ってくるというのだ?」

ニール「そ、そういえばそうだった」

ダイン「なぜそのような危険なことを!」

ニール「そうだよ!人間にばれたらどうするの!?!?」

レイル「その心配はない」

モイラ「と、言いますと?」

レイル「人間の世界では、今時代が進み、天使や神、悪魔などといった存在は想像の産物として語られている。危険はない」

ダイン「ですが魔王様。人間の中には私達を『知っている者』もいるのですよ?」

レイル「今の人間に、私達を見抜く力はない」

ダイン「ですが!」

レイル「なんだ?ダイン。そなた妬いておるのか?」

ダイン「っ!違います!私はあなた様を心配してっ」

レイル「心配は無用だ。してくれるのはこれ以上になくありがたいがな?」

ニール「わぁ、だいんくんだっさぁ(にやにや」

モイラ「これこれニール。ダインをからかうでない」

ニール「いやぁ、ここはちゃんとからかっておかないと損かなぁって」

レイル「そうだ」

モイラ「ぬ?どう致しましたかな?」

レイル「皆も一緒に来ないか」

ダイン「ど、どこに、ですか?」

レイル「それはもちろん人間界だ」

ニール「え!?」

ダイン「、、、へ?」

モイラ「ふむ、人間界に、、、。良いですな」

ニール「え、モイラいくの!?」

モイラ「うむ、魔王様がこれほど楽しんでおられる場所とは、いかなるところなのか、少し気になったのでな。ニールはいかんのか?」

ニール「んー。レイルも行って、モイラも行くんなら私もいくー」

レイル「ん?嫌ならここにいていいのだぞ?いつもの通り、無理強いはしないからな」

ニール「いや行くよぉ~。ひょろひょろダインと一緒にいても楽しくないし~仕事増えるし~ダイン仕事マンだし~」

ダイン「え、それって僕の仕事が増えるフラグってやつですかニールさん!?」

ニール「んー?気のせいだよ☆」

ダイン「いやこれは気のせいで終わらせてはいけないやつだと思うんです。それに、ニールさん僕よりはるかに年上なん、、、ひいい!?」

ニール「(低めのセクシーな声でギャップ重視)ん?ダイン?今、何か、聞こえた気がするんだけどー?気のせいかしらー?うふふふふふ(きっちり一つ一つの単語を切るそして間をしっかりとる)」

モイラ「おお、ニールのこの表情は久方ぶりよの」

レイル「年のことは言うと怒るということを知っているだろうに」

ダイン「ひ、ひいい!す、みませんスミマセンすみませんんん?!!!(全力土下座」

ニール「、、、、、(声戻す)うん!わかればよろしい!」

ダイン「はぁ~~~~~」脱力

レイル「ダインも苦労するな」

モイラ「こればかりはどうにもなりませぬ」

ニール「さぁおかしおかしー!」

ダイン「僕、もう、むり」ばた
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