声劇・セリフ集

常に眠い猫

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4人用声劇

女2男2「正義と偽善のどちらが悪か」短期公開

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【キャラクター紹介】


名前:シフウ・リカルド
性別:男
年齢:23
性格:割と静かな性格。困ってる人を捨て置けない。トラブルや厄介事に巻き込まれるとしても、首を突っ込む。しかし無謀という訳ではなく、その後どうするか。自分が動いたらどうなるかをきちんと考えた上で行動しているため、誰も止めない。
職業:勇者
一言:俺は勇者らしくない性格かもしれない。それでも、俺は困ってる人をほっとけないんだ。


名前:カイル・ルドリア
性別:男
年齢:27
性格:明るい性格で豪快。細い体に似合わない剛力でだいたいゴリ押す。シフウが冷静さを欠いたら1番にブレーキをかける訳を担っている。周りからは女と遊んでそうとか勘違いされるが、そんなことは無い。時々ひどい言葉を放って相手を絶句させる。本人に全く悪気はない。
職業:大剣士
一言:いやぁ大剣士って大剣振り回して大変じゃないかって言われるんだがな、案外いいぞー?周りを見なくていいからな。他のやつがそのへんやってくれるって寸法さ。


名前:ミリア・シルフィール
性別:女
年齢:19
性格:大人しくて引っ込み思案。シフウの勇敢な出で立ちに惚れ込んで仲間に入ったが、終始緊張して未だ活躍できず。カイルに思いを寄せるが未だ仲わず。ここぞと言う時の決断力と行動力共に優れており、周りの人間を圧倒することがある。
職業:魔法師
一言:わ、私でも役に立てることがあると思うんです!今やらなきゃ!いつやるんですか!、、、はうぅごめんなさいぃっ


名前:フィリス・マルレード
性別:女
年齢:23
性格:あっけからんとした性格。隠し事が苦手で可愛いものが好き。先頭になると何よりもやる気を出すが、男からの求愛系には点で耐性なし。ミリアのことをこよなく可愛がり、人の恋路と言ってにやにやしながら応援してるとか。カイルとはちょっとそりが合わない。
職業:盗賊
一言: え?シフウをどう思ってるかって?別になんとも?あ、でも?尊敬できる人だとは思ってるね。信頼できる人間とも。私の個人的な意見だけどね。









【あらすじ】

心の闇を抱えて生きてきた少年は、ある日その闇に打ち勝てず悪行に手を染めてしまう。
明くる日も明くる日もあらゆるあくに手を染めた。そんなある日。少年の心を救う女性が現れる。少年の知らないことを教えてくれたその女性はしかし、少年とおなじ悪の手先によって殺されてしまう。
憎しみとさらなる深い闇に落ちそうになった少年はしかし、女性のとある言葉に支えられ、正義の勇者になることを心に決める。
過去のことをひた隠し、多くの人を救う少年は、いずれ青年になり、個性的な仲間たちもできた。
そんな彼らと力を高め合い、時には支え合い、この世界に救うラスボスに立ち向かう。
すみかに突撃し、次々に敵を薙ぎ倒し、ラスボスの目の前まで来た時。仲間たちの知られざる勇者の過去が明かされて_________。




【台本状況説明】

シフウ、カイル、フィリア、ミリアの4人は的本拠地の中に突撃。
襲い来る敵を薙ぎ倒し、本拠地奥に座するラスボスを倒すため、敵拠点内を疾走中。










【以下台本開始】



フィリス「さすがに敵が多いな」

ミリア「そ、それはそうですよ。ここは敵拠点のど真ん中ですよ」

フィリス「そう考えると、ようやくここまで来たんだね」

カイル「なんだ?感傷にでも浸ってるのか?らしくねぇな?」

フィリス「あんた失礼じゃない?こんなあたしでもねぇ、感傷に浸ることくらいあるわよ」

カイル「今まで見たこと無かったからな。お前にはその辺の昨日が備わっていないのかと思ってたぞ!」

フィリス「あーんーたーねぇ??」

ミリア「ま、まぁまぁ。こんなところで言い合っててもしょうがないから」

カイル「ん?俺は言い合いをするつもりはなかったんだが」


シフウ「カイル終わったか?」


カイル「戻ったか。この場はとりあえずと言ったとこだな」

ミリア「おかえりなさい。何をしに行ってたんですか?」

シフウ「少し調べものだ。見つけておきたいものがあったからな」

フィリス「見つけておきたいもの?」

カイル「なにか探してたのか?」

シフウ「いや、気にしなくていい。大したことじゃない。母さんの遺品がないか調べてたんだ」

ミリア「あ、そ、そうでしたか」

シフウ「、、、ん? まだ気にしてるのか?」

ミリア「いえ、そんなことは」

シフウ「別に気にする必要は無い。ミリアが悪いわけじゃないからな」

ミリア「、、、」

フィリス「気にしててもしょうがないよー?それに、これからもっと大変なお仕事があるんだから、反省するなら後々!」

カイル「まぁ、どちらにしろ考えてる暇はなさそうだぞ?」

ミリア「え?」

シフウ「、、、あれは」

フィリス「ちょっと待って。私が確認する」

シフウ「頼む」

カイル「それにしてもつくづく便利だよな。遠眼えんがんってのは」

ミリア「そうですね。遠くまで全部見えちゃうのが凄いです」

フィリス「目視確認」

シフウ「詳細を」

フィリス「ゴブリン5体、オーガ3体、骨鎧ボーンメイル3体。東西約50メンリ先の廊下を進行中」

カイル「将軍格のやつはいねぇのか?」

フィリス「いや、、、姿は見られない。ただろうか全部にモンスターがひしめいてるから、その後ろにいたら見えない」

カイル「あまりちかずくと場所がバレるか」

シフウ「把握した。無理するな。状況が理解出来ただけで十分だ」

フィリス「わかった」

カイル「さてどうしたもんかね」

ミリア「ボーンメイルは厄介ですね」

カイル「あいつらは叩いても叩いても復活してくるからなぁ」

フィリス「いよいよ本気を出してきたって感じね。奥の部屋まで私たちを生かせない気だわ」

シフウ「殲滅は得策じゃないな」

フィリス「やってもいいけど、ラスボスまで体力が持たないわよ」

ミリア「策があります」

カイル「お?きたな。ミリアの閃の策。期待してるぜ」

ミリア「え!?そんな!やめてくださいよ!そんな大したことじゃ!」

シフウ「構わない。今はとにかく案が欲しい」

ミリア「分かりました。まず前提として私たちは最後に待ち受けるボスを倒さなくちゃ行けません。なので本来ならあのモンスターたちの相手をしている暇もなければ、極力避けて通らなきゃ行けない部類のものです。剛力のオーガ。復活し続ける遠距離支援のポーンメイル。近距離で抑えにかかるゴブリンと、編成は完璧です。これを崩すのは、数で押さなければほぼ不可能でしょう。ましてや」

カイル「俺たち4人だけじゃできないことは無いが、そのあとのボス戦で命を落とす可能性がある」

ミリア「その通りです。それはなんとしても避けなければならない。しかし、ボスの部屋にたどり着くには、今モンスターが闊歩してるあの廊下を通らなければならない」

フィリス「被害は最小限で敵を無力化。ハードルが高すぎて頭痛くなってくるわね」

カイル「何言ってやがる。楽しそうじゃあねぇか」

フィリス「あーはいはいそーねー」

シフウ「続けてくれ」

ミリア「はい。しかし、ボーンメイルを除けば、個々の力はさほど強くありません。そこで、ボーンメイルを無力化。ほかモンスターを各個撃破するため、個のアイテムを使います」

カイル「ん?、、、それは」

シフウ「そうか。技師長が持ってた魔道具を使って時空間にモンスターを閉じ込めるのか」

フィリス「でもそれじゃ倒したことにならない。その魔道具はあくまで閉じこめるためのもので、モンスターの方が強ければ簡単に出てきちゃうじゃない」

カイル「いや待て。たしかその魔道具」

ミリア「カイルさん。そうです」

フィリス「えっ?なに?」

カイル「この魔道具には弱点があるって技師長が言ってただろ?」

フィリス「弱点、、、?」

シフウ「元々、必要なものを中に閉まっておくための魔道具だが、大きな傷がつくと次空間ごと魔道具は壊れて消える。修復は不可能だって言ってたな」

フィリス「、、、あぁ!なるほど!」

ミリア「そうです。あの廊下を歩いているモンスターをこの中に入れてしまえば、あとは壊しておしまいです」

フィリス「なるほど」

カイル「一か八かの作戦だな!」

ミリア「名案と言える名案ではないですが」

シフウ「いや、十分だ。今この状況を打破できれば、あとは」

フィリス「ラスボスと対決ってね」

ミリア「、、、行きましょう」

フィリス「さぁ気張るよー!」

シフウ「全て終わらせよう」

ミリア「はい!」
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