声劇・セリフ集

常に眠い猫

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1人用声劇

「立ちはだかった壁との付き合い方」

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あなたは何がしたかったの?
それだけ頑張って、必死こいて
君は、何がしたかったの?
わたしが問わなくても、君が一番よくわかってる。
わたしが指摘しなくても、君が一番ね。

大事なのは上を向くことだ。
君が進みたいと選んで、掴み取って、突き進んだ先に壁が突然立ちはだかった。
君はとても驚いたろうね。狼狽して。
どうすればいいのかわからない。
自分が何をしたかったのか、どこを進みたかったのか。
文字通り壁に阻まれて、その先が見えなくなってしまった。
でもさ、壁っていうのは「登ろうとしなければ」超えることもできない。
上を見て、その壁の高さを認識しなければ、超えるためにどこまで登ればいいのかもわからない。
壁にぶち当たって、手を触れて、壁の分厚さを知って。
ぁぁ、これはダメなんだって下を向いて仕舞えば、君の目の前に立ちはだかる壁は、君の視界にはおさまらないほど、その壁は大きく、分厚く思えてくるようになってしまう。

だから、上を向け。壁をどうしても超えたいなら、その壁の高さを知って、登るための算段を立てるんだ。
どこに手をかけて、どこに足をかけ、確実に上に登るためには何をするのか。
過去何をしてきたのかというのは、ちらりとみる程度なら問題ない。だけど、過去歩んできた道に見惚れてはいけない。
確かにここまで歩いてきたという確認で納めておくのが一番いい。
それもまた、登るための力になる。活力になる。

そういう意味ではわたしはいつもいう。

壁に立ち向かうのなら、下を向かず、目の前にある壁をガン見して、どれほど分厚いかを自身で見極め、上を向け。

それが、突然立ちはだかった壁との付き合い方だ。
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