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2人用声劇
悲しい「最後の、コトバ」男女or女女
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タイトル「最後の遺言」
《登場人物》
名前:ハル
性別:男or女
年齢:28
性格:ミキのことを心から愛してる。明るい性格はしているが、過酷な環境で育ったせいか、誰にも心を開かない。唯一心から言葉を交わせるミキのことを家族以上に大切にしているためか、ミキの前では素顔が出る。
名前:ミキ
性別:女
年齢:25
性格:明るく前向きな性格。幼少期から免疫の病気をいくつも持っていたためか、人生は過酷。心から話し合えるハルのことを、家族同然に大事に思っている。
恋愛ではなくあくまで10年以上一緒に過ごした友人設定。
《以下台本》
ハル:いつかこんな日が来ることは、もう随分前から知っていた。
ミキ「おばあちゃんになってもずっと一緒にいる気がする」
ハル:そう言って笑っていたのが、つい昨日のことのようで
ハル「当たり前だろ?縁側で一緒に羊羹でも食べながらお茶を飲もうな」
ミキ:いつかこうなるんじゃないかって、思ってた。
ハル「死ぬまで一緒。約束な」
ミキ:そう言って微笑んだハルを、私は笑って見返せていただろうか
ハル:信じていたかった。未来を掴んでいたかった。でも――
ミキ:私も、ハルもどこかでわかってた。そんなこと。
ハル:奇跡でも起きない限り、無理なんだってこと。
ハル「…………大馬鹿者め」
ミキ「え?ハル?」
ハル「謝るのはまだ早いだろ?全く。気を抜くからそうなるんだ」
ミキ「来てくれたんだ」
ハル「当然。仕事バックれてやったわ」
ミキ「悪いことするねぇ」
ハル「お前より優先するものはないよ」
ミキ「知ってるw」
ハル「……なんで連絡してこなかったんだ」
ミキ「なにを?」
ハル「言わせんなよ。入院してること、つい昨日知ったんだぞ」
ミキ「大丈夫だと思ったんだよ。ちょっと熱が出ただけだし」
ハル「お前の場合、熱だけでも大事だろうが」
ミキ「返す言葉もないです」
ハル「体調は?」
ミキ「…………悪くはない」
ハル「ミキ?」💢
ミキ「なに?」
ハル「俺に、嘘は、通じないって、知ってるだろ。正直に言え」💢
ミキ「やだ」
ハル「それ言ってるようなもんだぞ」
ミキ「やーだー」
ハル「そんなに悪いのか?」
ミキ「やだ言わない」
ハル「今すぐ、言え。じゃないとお前の母親に聞くぞ」
ミキ「それはもっといや」
ハル「それで?」
ミキ「…………免疫の乱れからくるウィルス性の熱だって」
ハル「はあ!?」
ミキ「これから熱が高くなるだろうから、落ち着くまでは入院ってことになる」
ハル「おまえ………お前免疫の疾患山ほど抱えてんのに。薬で治療するんだよな?」
ミキ「うん、そう」
ハル「そう……か」
ミキ「そうなるから言いたくなかったの」
ハル「逆に言わなかったら俺がどうなるかはわかってるだろ」
ミキ「まぁ……」
ハル「とにかく、お前が治るまではこっちにいるから、なんかあったら連絡してこいよ」
ミキ「ほんと?」
ハル「仕事は一週間休みにしてきた。と言っても向こうに帰るのに前日には出るが、それまではいるぞ」
ミキ「心配しなくてもいいのに」
ハル「なんだって?」💢
ミキ「なんでもない」
ハル「とにかく、病院の近くに泊まるから、絶対、何かあったら、連絡しろよ」
ミキ「わかったってw」
ハル「まったく」
ハル:それから、2人で話をした。最近のこと、これからのこと、俺とミキの2人のこと。
ミキ「もう一回水族館行きたいなぁ。あとほら、そっちにある商店街のさ、スイーツがいっぱいあるところあるじゃん、あそこも行きたい。この間ネット見てたら美味しそうなところ見つけてさ、ハルと行きたいなって思ってたんだ~」
ハル「あー、あそこか。結構人気の観光スポットらしいな。あれ?行ったことなかったか?」
ミキ「ないよー。あの時は時間がなくて水族館だけだったじゃん」
ハル「そういやそうだな。それじゃ退院して落ち着いたら一緒に行くか?」
ミキ「やった!」
ハル:そんな約束をして、その日は病院を後にした。でも
ハル:そんな約束の日は訪れなかった
ハル:病院の、機械の音が、耳にこびりついて離れない。一定の音を刻むはずのそれは、耳鳴りのように永遠になり続ける。誰かの叫び声が聞こえた。どこまでも悲痛で、誰に言うでもない、懇願するような、そんな悲鳴。
ミキ「ごめんね」
ハル:どこかで聞こえた気がした。あいつが言いそうな言葉の羅列が、脳裏を絶え間なく過ぎていく。
ミキ「ごめんね」
ハル:叫び声が、悲鳴が、それを落ち着かせようとする看護師の声が、全部ぐちゃぐちゃになって、脳を溶かすような。
ミキ「ごめん――」
ハル「みき…………?」
ハル:俺はそうして、たった一つ残った全てを、失った。
ハル:どうやってここまできただろうか。あの日、どうやってホテルまで帰ったのか、ミキの母親を落ち着かせて家に帰らせたところまでは覚えているが、その後のことは記憶から抜け落ちている。木魚の音が鳴り響き、あちらこちらで啜り泣く声が聞こえる。どれほどだったのか、気づけば葬式会場には誰1人おらず、俺は会場の真ん中、ミキの遺体が眠る棺桶の前に座り込んでいた。
ミキ『ごめんね』
ハル:またそれか
ハル:聞こえるはずのない声が、脳裏をよぎる。それは亡くなったミキからの言葉なのか、俺の妄想なのか、もはやどうでも良かった。
ミキ『うん。命からがら復活大作戦!って思ってたんだけど、失敗しちゃった』苦笑
ハル:ばかだろ。もっと踏ん張らないからだ
ミキ『ちゃんと頑張ったんだってw』
ハル:しってる
ミキ『さすがハル』
ハル:1人になったな
ミキ『ご』
ハル:ごめんだろ、それも知ってる。
ミキ『でもさ?』
ハル:……ん?
ミキ『もう少し、周り見てみた?』
ハル:……知ってるよ
ミキ『ふふ、そうだよね。ハルはちゃんとみんなのことも見てるって知ってるよ』
ハル:だから、最初で最後
ミキ『なにが?』
ハル:お前に言ったことを取り消すの
ミキ『……待っててあげよっか』
ハル:…………
ミキ『やっぱり悩むんだ?』
ハル:そりゃな
ミキ『何考えてるか当てよっか?』
ハル:おう
ミキ『“別にいいよ”でしょ』
ハル:正解。流石にわかるか
ミキ『愛友だからね』
ハル:お前ほどの
ミキ『うん?』
ハル:お前ほどの友人は、もうできないだろうな
ミキ『人生は何があるかわからないって言うよ?』
ハル:だとしても、だ。もう、無理だろ
ミキ『諦めちゃダメだからね』
ハル:酷なことを言いやがる
ミキ『早々にこっちに来たら全力で現世にぶん投げて生き返らせてやるから』
ハル:お前らしいな。まぁ、頑張ってみるよ
ミキ『それでこそハルだね』
ハル:もう…………呼んでくれないのか?
ミキ『ハル、名前呼ばれるの、好きだったもんね。ごめん、もう呼んであげられない』
ハル:水族館はどうするんだ
ミキ『もう、行ってあげられない』
ハル:酒飲みながら電話する約束、保留だったろ
ミキ『ごめん』
ハル:お前いなくなったらバカ言えなくなるじゃんか
ミキ『そうだね』
ハル:約束、守れなくてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:お前の母親、支えられなくてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:泣いてばかりで、心配かけてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:追いかけてやれなくて、ごめん
ミキ『むしろそれをしたら怒るからね』
ハル:………知ってる。
ミキ『さすがだね』
ハル:なんで、こうなったんだ
ミキ『うん』
ハル:お前がいるから、俺は、ずっと、生きてきたんだぞ
ミキ『うん……』
ハル:なのに、そんなお前まで失って、俺はもう、どうしたらいいのか。
ミキ『……うん』
ハル:……待ってなくていいからな
ミキ『夢には出てあげる』
ハル:俺をまだ泣かせる気なのか?
ミキ『その方が起き上がりも早いって知ってるでしょ?』
ハル:お前のそう言うところだよな
ミキ『嫌い?』
ハル:そんなわけないだろ。大好きだよ
ミキ『ハルがこっちにきたら、一緒に船に乗ろう?』
ハル:それもいいな
ミキ『でもなるべく遅くだから。おそーく、おそーく、亀みたいにくるんだよ?』
ハル:わかったよ
ミキ『………ありがとう。私、ハルがいて、すごく幸せだったよ』
ハル:知ってるし、知ってた。俺もだよ。ミキ。お前のところに行く頃には土産話いっぱい持って、飽きるほど話を聞かせてやるからな
ミキ『うん、楽しみにしてる』
ハル:それじゃあ、またな瑞希。
ミキ『うん、またね遥』
ハル:いつかこんな日が来ることは随分前からわかってた。2人でそんな話もしていたし、当時は縁起が悪いと笑い飛ばしたけれど。いつかきてしまうのではないかと、ずっと怖かった。おばあちゃんになってもずっと一緒だよ、なんて言っていたミキの顔はいつまでも晴れやかで、地平線まで続く青空のようで、俺はきっと、ずっと忘れないだろう。俺がミキに出会うにはまだ先の話になるが、それまではいろんなところに行って、いろんなものを食べて、強く生きて、土産話を死ぬほど作って、持っていこうと思う。
ミキ『またね、遥』
ハル:あの日、聞こえるはずのない声でそう言ったミキの言葉を、確かに強く、胸に刻んで。
end
《登場人物》
名前:ハル
性別:男or女
年齢:28
性格:ミキのことを心から愛してる。明るい性格はしているが、過酷な環境で育ったせいか、誰にも心を開かない。唯一心から言葉を交わせるミキのことを家族以上に大切にしているためか、ミキの前では素顔が出る。
名前:ミキ
性別:女
年齢:25
性格:明るく前向きな性格。幼少期から免疫の病気をいくつも持っていたためか、人生は過酷。心から話し合えるハルのことを、家族同然に大事に思っている。
恋愛ではなくあくまで10年以上一緒に過ごした友人設定。
《以下台本》
ハル:いつかこんな日が来ることは、もう随分前から知っていた。
ミキ「おばあちゃんになってもずっと一緒にいる気がする」
ハル:そう言って笑っていたのが、つい昨日のことのようで
ハル「当たり前だろ?縁側で一緒に羊羹でも食べながらお茶を飲もうな」
ミキ:いつかこうなるんじゃないかって、思ってた。
ハル「死ぬまで一緒。約束な」
ミキ:そう言って微笑んだハルを、私は笑って見返せていただろうか
ハル:信じていたかった。未来を掴んでいたかった。でも――
ミキ:私も、ハルもどこかでわかってた。そんなこと。
ハル:奇跡でも起きない限り、無理なんだってこと。
ハル「…………大馬鹿者め」
ミキ「え?ハル?」
ハル「謝るのはまだ早いだろ?全く。気を抜くからそうなるんだ」
ミキ「来てくれたんだ」
ハル「当然。仕事バックれてやったわ」
ミキ「悪いことするねぇ」
ハル「お前より優先するものはないよ」
ミキ「知ってるw」
ハル「……なんで連絡してこなかったんだ」
ミキ「なにを?」
ハル「言わせんなよ。入院してること、つい昨日知ったんだぞ」
ミキ「大丈夫だと思ったんだよ。ちょっと熱が出ただけだし」
ハル「お前の場合、熱だけでも大事だろうが」
ミキ「返す言葉もないです」
ハル「体調は?」
ミキ「…………悪くはない」
ハル「ミキ?」💢
ミキ「なに?」
ハル「俺に、嘘は、通じないって、知ってるだろ。正直に言え」💢
ミキ「やだ」
ハル「それ言ってるようなもんだぞ」
ミキ「やーだー」
ハル「そんなに悪いのか?」
ミキ「やだ言わない」
ハル「今すぐ、言え。じゃないとお前の母親に聞くぞ」
ミキ「それはもっといや」
ハル「それで?」
ミキ「…………免疫の乱れからくるウィルス性の熱だって」
ハル「はあ!?」
ミキ「これから熱が高くなるだろうから、落ち着くまでは入院ってことになる」
ハル「おまえ………お前免疫の疾患山ほど抱えてんのに。薬で治療するんだよな?」
ミキ「うん、そう」
ハル「そう……か」
ミキ「そうなるから言いたくなかったの」
ハル「逆に言わなかったら俺がどうなるかはわかってるだろ」
ミキ「まぁ……」
ハル「とにかく、お前が治るまではこっちにいるから、なんかあったら連絡してこいよ」
ミキ「ほんと?」
ハル「仕事は一週間休みにしてきた。と言っても向こうに帰るのに前日には出るが、それまではいるぞ」
ミキ「心配しなくてもいいのに」
ハル「なんだって?」💢
ミキ「なんでもない」
ハル「とにかく、病院の近くに泊まるから、絶対、何かあったら、連絡しろよ」
ミキ「わかったってw」
ハル「まったく」
ハル:それから、2人で話をした。最近のこと、これからのこと、俺とミキの2人のこと。
ミキ「もう一回水族館行きたいなぁ。あとほら、そっちにある商店街のさ、スイーツがいっぱいあるところあるじゃん、あそこも行きたい。この間ネット見てたら美味しそうなところ見つけてさ、ハルと行きたいなって思ってたんだ~」
ハル「あー、あそこか。結構人気の観光スポットらしいな。あれ?行ったことなかったか?」
ミキ「ないよー。あの時は時間がなくて水族館だけだったじゃん」
ハル「そういやそうだな。それじゃ退院して落ち着いたら一緒に行くか?」
ミキ「やった!」
ハル:そんな約束をして、その日は病院を後にした。でも
ハル:そんな約束の日は訪れなかった
ハル:病院の、機械の音が、耳にこびりついて離れない。一定の音を刻むはずのそれは、耳鳴りのように永遠になり続ける。誰かの叫び声が聞こえた。どこまでも悲痛で、誰に言うでもない、懇願するような、そんな悲鳴。
ミキ「ごめんね」
ハル:どこかで聞こえた気がした。あいつが言いそうな言葉の羅列が、脳裏を絶え間なく過ぎていく。
ミキ「ごめんね」
ハル:叫び声が、悲鳴が、それを落ち着かせようとする看護師の声が、全部ぐちゃぐちゃになって、脳を溶かすような。
ミキ「ごめん――」
ハル「みき…………?」
ハル:俺はそうして、たった一つ残った全てを、失った。
ハル:どうやってここまできただろうか。あの日、どうやってホテルまで帰ったのか、ミキの母親を落ち着かせて家に帰らせたところまでは覚えているが、その後のことは記憶から抜け落ちている。木魚の音が鳴り響き、あちらこちらで啜り泣く声が聞こえる。どれほどだったのか、気づけば葬式会場には誰1人おらず、俺は会場の真ん中、ミキの遺体が眠る棺桶の前に座り込んでいた。
ミキ『ごめんね』
ハル:またそれか
ハル:聞こえるはずのない声が、脳裏をよぎる。それは亡くなったミキからの言葉なのか、俺の妄想なのか、もはやどうでも良かった。
ミキ『うん。命からがら復活大作戦!って思ってたんだけど、失敗しちゃった』苦笑
ハル:ばかだろ。もっと踏ん張らないからだ
ミキ『ちゃんと頑張ったんだってw』
ハル:しってる
ミキ『さすがハル』
ハル:1人になったな
ミキ『ご』
ハル:ごめんだろ、それも知ってる。
ミキ『でもさ?』
ハル:……ん?
ミキ『もう少し、周り見てみた?』
ハル:……知ってるよ
ミキ『ふふ、そうだよね。ハルはちゃんとみんなのことも見てるって知ってるよ』
ハル:だから、最初で最後
ミキ『なにが?』
ハル:お前に言ったことを取り消すの
ミキ『……待っててあげよっか』
ハル:…………
ミキ『やっぱり悩むんだ?』
ハル:そりゃな
ミキ『何考えてるか当てよっか?』
ハル:おう
ミキ『“別にいいよ”でしょ』
ハル:正解。流石にわかるか
ミキ『愛友だからね』
ハル:お前ほどの
ミキ『うん?』
ハル:お前ほどの友人は、もうできないだろうな
ミキ『人生は何があるかわからないって言うよ?』
ハル:だとしても、だ。もう、無理だろ
ミキ『諦めちゃダメだからね』
ハル:酷なことを言いやがる
ミキ『早々にこっちに来たら全力で現世にぶん投げて生き返らせてやるから』
ハル:お前らしいな。まぁ、頑張ってみるよ
ミキ『それでこそハルだね』
ハル:もう…………呼んでくれないのか?
ミキ『ハル、名前呼ばれるの、好きだったもんね。ごめん、もう呼んであげられない』
ハル:水族館はどうするんだ
ミキ『もう、行ってあげられない』
ハル:酒飲みながら電話する約束、保留だったろ
ミキ『ごめん』
ハル:お前いなくなったらバカ言えなくなるじゃんか
ミキ『そうだね』
ハル:約束、守れなくてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:お前の母親、支えられなくてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:泣いてばかりで、心配かけてごめん
ミキ『いいよ』
ハル:追いかけてやれなくて、ごめん
ミキ『むしろそれをしたら怒るからね』
ハル:………知ってる。
ミキ『さすがだね』
ハル:なんで、こうなったんだ
ミキ『うん』
ハル:お前がいるから、俺は、ずっと、生きてきたんだぞ
ミキ『うん……』
ハル:なのに、そんなお前まで失って、俺はもう、どうしたらいいのか。
ミキ『……うん』
ハル:……待ってなくていいからな
ミキ『夢には出てあげる』
ハル:俺をまだ泣かせる気なのか?
ミキ『その方が起き上がりも早いって知ってるでしょ?』
ハル:お前のそう言うところだよな
ミキ『嫌い?』
ハル:そんなわけないだろ。大好きだよ
ミキ『ハルがこっちにきたら、一緒に船に乗ろう?』
ハル:それもいいな
ミキ『でもなるべく遅くだから。おそーく、おそーく、亀みたいにくるんだよ?』
ハル:わかったよ
ミキ『………ありがとう。私、ハルがいて、すごく幸せだったよ』
ハル:知ってるし、知ってた。俺もだよ。ミキ。お前のところに行く頃には土産話いっぱい持って、飽きるほど話を聞かせてやるからな
ミキ『うん、楽しみにしてる』
ハル:それじゃあ、またな瑞希。
ミキ『うん、またね遥』
ハル:いつかこんな日が来ることは随分前からわかってた。2人でそんな話もしていたし、当時は縁起が悪いと笑い飛ばしたけれど。いつかきてしまうのではないかと、ずっと怖かった。おばあちゃんになってもずっと一緒だよ、なんて言っていたミキの顔はいつまでも晴れやかで、地平線まで続く青空のようで、俺はきっと、ずっと忘れないだろう。俺がミキに出会うにはまだ先の話になるが、それまではいろんなところに行って、いろんなものを食べて、強く生きて、土産話を死ぬほど作って、持っていこうと思う。
ミキ『またね、遥』
ハル:あの日、聞こえるはずのない声でそう言ったミキの言葉を、確かに強く、胸に刻んで。
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