未来系アイドル ヴァルキリーエンジェルRin

蒼井一

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第一章 ヴァルキリーの巫女

第六劇 イブリースの悪魔!

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「く、ルシファーのしわざだ。イブリースの悪魔かもしれない」
 凜(りん)の前にたちはだかり、ミカエルは重苦しい声でいった。

「ふはは、お前はお見通しってわけか、ミカエルよ。そうだ、そのとおり、我が魔法で生まれた悪魔ギラドガーラだ。そう簡単には倒せないぞ。まして、生身の人間ではな」
 ルシファーが悪魔のとなりに現われた。
 聞くと忘れられないようなドロッとした声だ。
 凜が固唾をのみ、口を開いた。

「あ、あなたはルシファー!」
「く、わたしが、本来の姿なら、悪魔などすぐに倒せるものを。しかたない、凜(りん)、変身だ。アテナチョーカーのもう一つの力、魔法の国の天使になるんだ」
「魔法の国の天使? なにそれ?」
 凜は首をかしげた。

「アテナチョーカーは変身するだけじゃなく、魔法を唱えることで、魔法の国の戦う天使に変身できるのだ」
 急かすようにミカエルは凜(りん)の方を向きいった。
 だが、そう簡単にいく相手ではなかった。
「させるか、いけ、ギラドガーラ!」
 ギラドガーラがその瞬間、動いた。
 しかし、凜たちはそれを見切っていた。
「凜、アテナのハートに手をあて『トランスラエンジェリックスランマホラルマホラル』と唱えるのだ。さぁ、早く、急いで」
 その間にも、ギラドガーラは突進してくる。
 首でも切れそうな長い爪をガチガチいわせながら猛追してきた。
「みなごろしだ、切り刻んでやる、巫女よ、『衝撃弾!』」
 ギラドガーラが手から、エネルギー弾と思しき光の弾を凜に撃ち込んできた。
 このままでは、直撃だ。
 当たれば、おそらく即死だろう。もう、間合いがない。

一体どうする?



☆☆
第七劇へつづく。
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