2 / 9
本編
2.ユーケルンの魔法陣
しおりを挟む
古の魔王侵攻の際、聖女に授けられた八大魔獣の魔法陣。それらは聖女の血を引く上流貴族八家が一つずつ所有している。
それこそが上流貴族の証で、身分よりも直系の血筋が優遇される理由。
風の魔獣であるユーケルンの魔法陣は、アルバード領のどこかに、恐らく高難度の風魔法で封印されている。魔導士としては優秀な母でも突き止められなかったのは、恐らく属性が異なるため。
母セレスが操れるのは、水魔法と基礎の炎魔法だけだったから。
しかし本邸にある書斎には、母が調べようとしていた形跡があった。アルバード領の地図に風魔法の魔導書、魔王侵攻を記した歴史書など。
レミリアは優秀な母の調査の軌跡を追い、父から贈られた貴重な書籍を読み漁り、ひたすら調べ尽くした。考え得る風魔法とその応用魔法を組み立て、その封印が施されるならばどのような地形条件が必要かを推測した。
そして、ついに――現在爵位についている者しか知らないはずの魔法陣の在り処を、レミリアは一年かけて突き止めたのだった。
* * *
「……ここだわ」
夜が更けてからこっそり本邸を抜け出したレミリアは、巧みに風魔法を操り風に乗った。
城下町を擦り抜け大平原を飛び越し、日付が変わる頃にはアルバード領にある森林地帯に辿り着いていた。
聖女の魔法陣は、描くことでその魔獣の幻影を蘇らせることができる召喚魔法である。その場で魔獣特有の魔法を発動し周りを攻撃するのだが、風の魔獣ユーケルンの力は『浄化と回復』で、周囲に害をもたらすものではない。
しかし大公宮の許可なく起動させることは重大な違反、大公宮への謀反とも取られかねない行為である。
本来ならば絶対にしてはならないことなのだが――レミリアにとって、アルバード家は既に守るべき家ではなくなっていた。
「お父様の思惑に乗るのはシャクだけれど……お母様の思惑に乗るよりはましだわ」
アルバード家を――ユーケルンの魔法陣を護ること、いざとなれば起動できるだけの魔精力を身につけること、その魔精力を受け継ぐ子供を産むこと――それが自分の使命だと思っていた。
しかし母は、「カルロスに後を継がせる」と言った。それは、彼を養子にしてすべてを譲るということ。レミリアがなすべきことは、ただ彼との子供を産むことだけ。
それは、レミリアが思い描いていた未来とは違っていた。自分の使命を乗っ取られたも同然だ。
それならば――まだ後継者であるうちに、一目だけその姿を見たい。
そのあとどうしたらいいかは、レミリアには分からない。
ただ、今は何もかも放り出して逃げたかった。
森の中へ入り、レミリアは丁寧に風魔法の解呪をこなしていく。それも、最低限の魔力で。
少しでも辺りに魔精力が放たれればユーケルンに会う前に父に見つかるかもしれない。それだけは避けたかった。
「……ここだわ!」
最後の解呪をした瞬間、取り巻いていた風がわずかに揺らぎ、目の前に隙間が生まれる。身を滑り込ませて中に入ったレミリアは、目の前の光景に言葉を失った。
時計のように十二方向に植えられた樹木、その樹木から溢れる魔精力が中央の円形の岩場に降り注いでいる。ゆっくりと近づけば、岩場の内側には円形の石板が鎮座していた。その表面には、まるで炎で焼き付けたように魔法陣が彫り込まれている。これは炎の最上級魔法、光魔法だろうか……?
そこまで考えたところで、レミリアはふるふると首を横に振った。
もう勉強はおしまいだ。すべては、この魔法陣を見つけるためにやったこと。最後の最後に盛大に魔法を使って、古の魔獣の姿を脳裏に刻んで――侯爵令嬢レミリア・アルバードはいなくなるのだ。
ゴクリ、と唾を呑み込んだレミリアは、手にしていた杖を魔法陣に翳した。
これをすべて覚えて新たに地面に描くのは難しすぎる。このまま宙で、この魔法陣をなぞる。地面に描くよりはるかに難しいが、これまで培ってきた努力と技術は伊達ではない。
体内のありったけの魔精力を練り、紡ぎあげ、指先へと注ぎ込む。
――どうか、どうか。
――私のこれまでの努力が報われますように。
――風の魔獣、ユーケルンよ。
――ただ、一目でいいから。
――私の前に現れて。
――傲慢な母に怯える私を。
――狡猾な父を嫉む私を。
――浄化してください。
――その結果、〝レミリア〟が欠片も残らなかったとしても。
――後悔は、しない。
レミリアの杖が、最後の文字を書き終える。レミリアの魔精力に共鳴するかのように、ワン……と鳴り響く聖女の魔法陣。
「――お願い!」
円板の中央に杖を向け、レミリアはありったけの魔精力を注ぎこんだ。魔法陣を起動させるためにどれだけの力が必要なのかは見当もつかない。それでも、やるしかないのだ。
すると……魔法陣の円形に沿って滑らかな風が立ち昇った。少し暖かなその風は、うっすらと桃色に染まっている。レミリアの髪を揺らし、服を揺らし、辺りの砂を巻き上げて天に昇る。
「え……」
桃色の竜巻と化した魔法陣の上空を、レミリアは呆然と見上げた。
ユーケルンの幻影はどこにも見当たらないが、信じられないぐらい巨大な魔精力が辺りに溢れたのがわかる。今までに感じたことのない、濃密な空気。
まさか、失敗した? だとしたら、この竜巻は何?
そう、レミリアが冷や汗を垂らしていると。
『んー? なぁにー?』
「ひっ……!?」
野太い声が竜巻の中から聞こえた瞬間。ぶわわ、と中央が膨れた竜巻が四方八方へと飛び散る。まるで、中から爆発したかのように。
溢れた魔精力がレミリアをとりまく。その感じたことのない気配にレミリアは一瞬だけ身を震わせたが、目の前の光景から目を逸らせなかった。
円板の中央に現れたのは、薄い桃色の身体に濃い桃色の鬣を靡かせた、大きな一角獣だった。
額からは白く輝く、真っすぐに天を衝くような雄々しい角が生えている。顔は馬に似ているがもっとほっそりとしていて長い睫毛にふちどられた蒼い瞳は丸く穏やかだ。
背中からは大きな肢体を覆い隠さんばかりの二対の白い翼。まさに今から飛び立たんとするかのように広げられたその姿は、まるで天界の女神の遣いのようだ。
「……」
風の魔獣、ユーケルン。古い歴史書で描かれている絵姿とほぼ変わらない、いやそれ以上の美しさだった。
しかし漂ってくる魔精力は決して地上には存在しないもの。レミリアの身体の内側をなぞるかのようにまとわりつき、華奢な体がガクガクと震える。
しかし、目は、心は、美しき魔獣に釘付けだった。
体は未知なるモノを拒絶するかのように恐れおののいているが、心はこの美しき魔獣に奪われている。自分の中の矛盾にレミリアは苦しみながらも、何物にも代えがたいこの瞬間を逃すことだけはどうしてもできなかった。
『まさかアタシを呼べる者がいたとはねー……っ……て……』
レミリアの視線に気づいたユーケルンがふいと見やり、そのまま硬直する。
自分を呼び出したのは、腰にも届くプラチナブロンドの髪をさららと靡かせた、蒼い瞳の小柄な少女だった。
アルバード家に令嬢がいることは知っていた。美しいらしいという評判も聞こえていた。しかし外に出たことが殆ど無く、それは人々の夢見がちな勝手な噂程度のものだった。
漂わせている魔精力は決して多くはない。しかしその風は柔らかで強かだ。自分を呼び出すためにどれだけ魔精力を注ぎ込んだのか。
……いや、そもそも聖女の魔法陣は幻影を映すもの、というのが地上での認識だったはず。本物を呼び出し得るとは知らない筈である。
なぜ、この美しい少女は……?
見惚れるレミリアと、戸惑うユーケルン。
――少女と魔獣は、この瞬間、恋に落ちた。
それこそが上流貴族の証で、身分よりも直系の血筋が優遇される理由。
風の魔獣であるユーケルンの魔法陣は、アルバード領のどこかに、恐らく高難度の風魔法で封印されている。魔導士としては優秀な母でも突き止められなかったのは、恐らく属性が異なるため。
母セレスが操れるのは、水魔法と基礎の炎魔法だけだったから。
しかし本邸にある書斎には、母が調べようとしていた形跡があった。アルバード領の地図に風魔法の魔導書、魔王侵攻を記した歴史書など。
レミリアは優秀な母の調査の軌跡を追い、父から贈られた貴重な書籍を読み漁り、ひたすら調べ尽くした。考え得る風魔法とその応用魔法を組み立て、その封印が施されるならばどのような地形条件が必要かを推測した。
そして、ついに――現在爵位についている者しか知らないはずの魔法陣の在り処を、レミリアは一年かけて突き止めたのだった。
* * *
「……ここだわ」
夜が更けてからこっそり本邸を抜け出したレミリアは、巧みに風魔法を操り風に乗った。
城下町を擦り抜け大平原を飛び越し、日付が変わる頃にはアルバード領にある森林地帯に辿り着いていた。
聖女の魔法陣は、描くことでその魔獣の幻影を蘇らせることができる召喚魔法である。その場で魔獣特有の魔法を発動し周りを攻撃するのだが、風の魔獣ユーケルンの力は『浄化と回復』で、周囲に害をもたらすものではない。
しかし大公宮の許可なく起動させることは重大な違反、大公宮への謀反とも取られかねない行為である。
本来ならば絶対にしてはならないことなのだが――レミリアにとって、アルバード家は既に守るべき家ではなくなっていた。
「お父様の思惑に乗るのはシャクだけれど……お母様の思惑に乗るよりはましだわ」
アルバード家を――ユーケルンの魔法陣を護ること、いざとなれば起動できるだけの魔精力を身につけること、その魔精力を受け継ぐ子供を産むこと――それが自分の使命だと思っていた。
しかし母は、「カルロスに後を継がせる」と言った。それは、彼を養子にしてすべてを譲るということ。レミリアがなすべきことは、ただ彼との子供を産むことだけ。
それは、レミリアが思い描いていた未来とは違っていた。自分の使命を乗っ取られたも同然だ。
それならば――まだ後継者であるうちに、一目だけその姿を見たい。
そのあとどうしたらいいかは、レミリアには分からない。
ただ、今は何もかも放り出して逃げたかった。
森の中へ入り、レミリアは丁寧に風魔法の解呪をこなしていく。それも、最低限の魔力で。
少しでも辺りに魔精力が放たれればユーケルンに会う前に父に見つかるかもしれない。それだけは避けたかった。
「……ここだわ!」
最後の解呪をした瞬間、取り巻いていた風がわずかに揺らぎ、目の前に隙間が生まれる。身を滑り込ませて中に入ったレミリアは、目の前の光景に言葉を失った。
時計のように十二方向に植えられた樹木、その樹木から溢れる魔精力が中央の円形の岩場に降り注いでいる。ゆっくりと近づけば、岩場の内側には円形の石板が鎮座していた。その表面には、まるで炎で焼き付けたように魔法陣が彫り込まれている。これは炎の最上級魔法、光魔法だろうか……?
そこまで考えたところで、レミリアはふるふると首を横に振った。
もう勉強はおしまいだ。すべては、この魔法陣を見つけるためにやったこと。最後の最後に盛大に魔法を使って、古の魔獣の姿を脳裏に刻んで――侯爵令嬢レミリア・アルバードはいなくなるのだ。
ゴクリ、と唾を呑み込んだレミリアは、手にしていた杖を魔法陣に翳した。
これをすべて覚えて新たに地面に描くのは難しすぎる。このまま宙で、この魔法陣をなぞる。地面に描くよりはるかに難しいが、これまで培ってきた努力と技術は伊達ではない。
体内のありったけの魔精力を練り、紡ぎあげ、指先へと注ぎ込む。
――どうか、どうか。
――私のこれまでの努力が報われますように。
――風の魔獣、ユーケルンよ。
――ただ、一目でいいから。
――私の前に現れて。
――傲慢な母に怯える私を。
――狡猾な父を嫉む私を。
――浄化してください。
――その結果、〝レミリア〟が欠片も残らなかったとしても。
――後悔は、しない。
レミリアの杖が、最後の文字を書き終える。レミリアの魔精力に共鳴するかのように、ワン……と鳴り響く聖女の魔法陣。
「――お願い!」
円板の中央に杖を向け、レミリアはありったけの魔精力を注ぎこんだ。魔法陣を起動させるためにどれだけの力が必要なのかは見当もつかない。それでも、やるしかないのだ。
すると……魔法陣の円形に沿って滑らかな風が立ち昇った。少し暖かなその風は、うっすらと桃色に染まっている。レミリアの髪を揺らし、服を揺らし、辺りの砂を巻き上げて天に昇る。
「え……」
桃色の竜巻と化した魔法陣の上空を、レミリアは呆然と見上げた。
ユーケルンの幻影はどこにも見当たらないが、信じられないぐらい巨大な魔精力が辺りに溢れたのがわかる。今までに感じたことのない、濃密な空気。
まさか、失敗した? だとしたら、この竜巻は何?
そう、レミリアが冷や汗を垂らしていると。
『んー? なぁにー?』
「ひっ……!?」
野太い声が竜巻の中から聞こえた瞬間。ぶわわ、と中央が膨れた竜巻が四方八方へと飛び散る。まるで、中から爆発したかのように。
溢れた魔精力がレミリアをとりまく。その感じたことのない気配にレミリアは一瞬だけ身を震わせたが、目の前の光景から目を逸らせなかった。
円板の中央に現れたのは、薄い桃色の身体に濃い桃色の鬣を靡かせた、大きな一角獣だった。
額からは白く輝く、真っすぐに天を衝くような雄々しい角が生えている。顔は馬に似ているがもっとほっそりとしていて長い睫毛にふちどられた蒼い瞳は丸く穏やかだ。
背中からは大きな肢体を覆い隠さんばかりの二対の白い翼。まさに今から飛び立たんとするかのように広げられたその姿は、まるで天界の女神の遣いのようだ。
「……」
風の魔獣、ユーケルン。古い歴史書で描かれている絵姿とほぼ変わらない、いやそれ以上の美しさだった。
しかし漂ってくる魔精力は決して地上には存在しないもの。レミリアの身体の内側をなぞるかのようにまとわりつき、華奢な体がガクガクと震える。
しかし、目は、心は、美しき魔獣に釘付けだった。
体は未知なるモノを拒絶するかのように恐れおののいているが、心はこの美しき魔獣に奪われている。自分の中の矛盾にレミリアは苦しみながらも、何物にも代えがたいこの瞬間を逃すことだけはどうしてもできなかった。
『まさかアタシを呼べる者がいたとはねー……っ……て……』
レミリアの視線に気づいたユーケルンがふいと見やり、そのまま硬直する。
自分を呼び出したのは、腰にも届くプラチナブロンドの髪をさららと靡かせた、蒼い瞳の小柄な少女だった。
アルバード家に令嬢がいることは知っていた。美しいらしいという評判も聞こえていた。しかし外に出たことが殆ど無く、それは人々の夢見がちな勝手な噂程度のものだった。
漂わせている魔精力は決して多くはない。しかしその風は柔らかで強かだ。自分を呼び出すためにどれだけ魔精力を注ぎ込んだのか。
……いや、そもそも聖女の魔法陣は幻影を映すもの、というのが地上での認識だったはず。本物を呼び出し得るとは知らない筈である。
なぜ、この美しい少女は……?
見惚れるレミリアと、戸惑うユーケルン。
――少女と魔獣は、この瞬間、恋に落ちた。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
で、お前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか?
Debby
恋愛
ヴェルトが友人からの手紙を手に辺境伯令嬢であるレィディアンスの元を訪れたのは、その手紙に「詳細は彼女に聞け」と書いてあったからだ。
簡単にいうと、手紙の内容は「学園で問題を起こした平民──エボニーを妻として引き取ってくれ」というものだった。
一方その話を聞いてしまった伯爵令嬢のオリーブは動揺していた。
ヴェルトとは静かに愛を育んできた。そんな自分を差し置いて、言われるがまま平民を妻に迎えてしまうのだろうか。
そんなオリーブの気持ちを知るはずもないエボニーは、辺境伯邸で行儀見習いをすることになる。
オリーブは何とかしてヴェルトを取り戻そうと画策し、そのことを咎められてしまう。もう後は無い。
オリーブが最後の望みをかけてヴェルトに自分を選んで欲しいと懇願する中、レィディアンスが静かに口を開いた。
「で、そろそろお前が彼女に嫌がらせをしている理由を聞かせてもらおうか」
「はい?」
ヴェルトは自分が何を言われたのか全く理解が出来なかった。
*--*--*
覗いてくださりありがとうございます。(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
★全31話7時19時更新で、全話予約投稿済みです。
★★「このお話だけ読んでいただいてもOKです!」という前提のもと↓↓↓
このお話は独立した一つのお話ですが、「で。」シリーズのサイドストーリーでもあり、第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」の「エボニーその後」でもあります(あるいは「最終話」のその後)。
第一弾「で、私がその方に嫌がらせをする理由をお聞かせいただいても?」
第二弾「で、あなたが私に嫌がらせをする理由を伺っても?」
第三弾「で、あなたが彼に嫌がらせをする理由をお話しいただいても?」
どれも女性向けHOTランキングに入り、特に第二弾はHOT一位になることが出来ました!(*´▽`人)アリガトウ
もしよかったら宜しくお願いしますね!
王子様とずっと一緒にいる方法
秋月真鳥
恋愛
五歳のわたくし、フィーネは姉と共に王宮へ。
そこで出会ったのは、襲われていた六歳の王太子殿下。
「フィーネ・エルネスト、助太刀します! お覚悟ー!」
身長を超える大剣で暗殺者を一掃したら、王子様の学友になっちゃった!
「フィーネ嬢、わたしと過ごしませんか?」
「王子様と一緒にいられるの!?」
毎日お茶して、一緒にお勉強して。
姉の恋の応援もして。
王子様は優しくて賢くて、まるで絵本の王子様みたい。
でも、王子様はいつか誰かと結婚してしまう。
そうしたら、わたくしは王子様のそばにいられなくなっちゃうの……?
「ずっとわたしと一緒にいる方法があると言ったら、フィーネ嬢はどうしますか?」
え? ずっと一緒にいられる方法があるの!?
――これは、五歳で出会った二人が、時間をかけて育む初恋の物語。
彼女はまだ「恋」を知らない。けれど、彼はもう決めている――。
※貧乏子爵家の天真爛漫少女×策略王子の、ほのぼのラブコメです。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する
ariya
恋愛
エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる