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最終章(6年後)

みつきからの電話

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「ごめんね、週末会えなくて、職場の引継ぎと、出発の準備で忙しくて、それとルームメイトが話してくれなくて」彼女と一緒に住んでいる二人の女性たちも、みつきと別れるのは寂しいはずろう
「今度いつ会える、旅立ちのスケジュールとか、準備状況とか知りたいし」水曜、私はゆめと昼食をとっていた。
「そうね、金曜の夜、実家に来てくれると嬉しい、ゆめちゃんには悪いけど、泊まりでお願い」それは私ひとりで来るようにと言っていた
「わかった、それじゃ」電話を切ると、ゆめがすねていた
「みつきとのそろそろお別れだから」
「早く赤ちゃん欲しいの」ゆめは私の胸に飛び込んだ
「ああ、みつきが旅立ったら、二人でゆっくり温泉にでも行こう」
「うん、約束」ゆめに笑顔が戻って

金曜の夜、私は一人、みつきの実家を訪れた。
「いらっしゃい」迎えてくれたのは、この家に嫁いだ美代子だった
「おお、すっかりいたにつてるな」私は元嫁をハグした
「いらっしゃい」由美がその後ろから声をかけてきた。相変わらず気品が漂っている
「あのね、みつきちゃんいまおめかし中、webでたける君と早紀さんが参加するんだって、そして秘密の特別ゲストも参加するみたい」
「へえ~、楽しみだな」リビングに通されるとすでに準備は整っていた、敏春とみはる、ゆめみ、春樹と由実、美代子、皆ドレスアップしていた。私も事前にドレスコードを指定されていた
「いらっしゃい」みつきが現れた。華やかなドレスを身にまとっていた
「素敵だね」私は思わずつぶやき、彼女の手を取った
「ありがと、ノン。久しぶりにみたノンの正装とっても素敵」彼女は私をハグした

「それじゃweb繋ぐね」みつきがPCを操作するとリビングの巨大モニターに、たけると早紀が現れた。彼らも正装をまとっていた
「ハ~イ」たけるが手を振っている
「皆さん、今日はありがとうございます」みつきがスピーチを始めた
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