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広い街
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ゆっくり寝ようと思っていたが。最近朝日と共に目覚めていたので。ついつい、目覚めてしまった。
荷物の整理をして、コーパスがくれた、グレーのワンピースに身を包み。魔除けのネックレスをする。狩りの時に魔除けをつけていると魔物が寄ってこないから着けていないが、指輪は魔除けではなく、防御なので最近はいつもつけている。
これ以上は特にすることもなく、朝食を食べに降りる。
食後に、少しの贅沢のコーヒーを飲むことにした。
前にコーパスさんが奢ってくれた時以来だ。
「はぁー良い香り~」
コーヒーが後一口という時。
「キョーカさん」と後ろから声がかけられた。
「あ、お疲れ様ですマイロさん」
後ろを振り返り驚きながら答えると、夜勤明けだというのに爽やかに笑っている。
「仕事終わって一旦帰ったんですけど、やることもないので居るかな?と思ってきちゃいました」と言って、チラリと手元を見てさらに言葉をつづけた。
「それもう飲み終わりなら散歩行きませんか?」
カップに視線を戻し、残り一口を飲み干すと。「行きましょうか」と声をかけた。
店の人にご馳走様でした。と声をかけて店を後にする。
「どこから回りますか?」と聞かれどこからと考えていなかったので悩む。
「どんな街なのか知りたいので、店とかよりみんなが住んでるところですかね?」
と曖昧な感じで答えると、「じゃー僕が住んでる寮のあたりからにしましょうか、あの辺は店は無いですが、たくさんの人が住んでます」
と、裏道なのかな?という感じの道を進み大きな建物の前に出た。
「これが領地主の屋敷です」そしてあっちの横道を裏に入ったところが、寮です。
この周辺の表のあたりが貴族がいるところで、少し進んでいきましょうそしたら、貴族御用達のお店が並びます。
お店の上は大体家になってます」
貴族のお店が並ぶ道に出ると、馬車が走っていた。
「うわ!馬車ですか!?はじめてみた」
とついつい興奮して喜んでします。
「馬車って一般的な乗り物ですよね?」
と言われてギクとした、どうしようどうしたら良いかな…
「そうですね、見たことはあるんだと思います。わからないけど」
と言って笑った。
「乗ってみる?」と聞かれ、どこに行くでもなく、乗るのにお金がかかりそうなそれに乗るの?と思う…
「いやーやめときます」
「そう?じゃーこのまま歩いて、屋台のほうに行こうか。
この辺はちゃんと店舗があるんだけど、屋敷の裏側は、平民が多くいて屋台を出してるんだ。
回っていくと遠いから、寮のほうにもどってそっちから行かないか?
?」
そういわれ、街のことはよくわからないので、そうすることにした。
寮につき、その横に馬房があった。
色に黒のマダラ模様の馬がいて、可愛いなーと思っていると。
「この子は、僕の馬なんだよ乗ってみないかい?」と誘われる。
「少し乗ってみたいけど怖いです」と答えると、「大丈夫、大丈夫」と笑って抱えて乗せてくれる。その後ろにすんなりと乗り込み抱えられる様にして乗った。
パカパカと、歩き出す思ってたよりすごい振動で、1人で乗っていたら確実にひっくり返っていた。
その後ろからJはついて来ていた。
基本的にJは、走るのは好きだがなんだか気に入らないなという感じでついて来ている。
ちょっと申し訳ない気持ちになりつつ、Jを見ると目があった。
ごめんねって気持ちを込めて見つめると、ため息をついて、仕方ないな、という顔をしたので、ホッとする。
馬を軽く走らせて40分街並みが、レンガや、塗装のある建物から。
こじんまりとした、土壁の建物に変わって来た。
「この辺が、平民の住むあたりだよ」
とゆっくり歩いてくれる。
もうお昼になっていたので、そのまま屋台の方に行くことにした。
Jには、屋台で何かいいものを食べさせてあげようと思った。
屋台までくると、馬や馬車を停めておくところが何箇所かあり少しお金を払ったら、1日置いておいてくれるらしい。
馬を降りて屋台を回る。「お疲れ様J何か食べたいものある?」とヨシヨシして質問する。
「肉」と、嬉しそうに尻尾を振る。
見渡すと美味しそうな肉の焼ける匂いがする屋台があった。
「マイロさんまずはアレにしましょ?」とマイロに声をかけ走って買いに行く。
魔獣の串焼きだ。
「5本ください」と、とりあえず5本頼んだ。普通ならこんなに買わないが、Jにご褒美だ。
後から来ていたマイロさんに向かって「1つ食べますか?」と聞くと。
「僕が出すよ」と言ってくれたが、「いえ、大丈夫です!最近は稼げる様になったので!」と胸を張って答える。
おじさんにお金を渡し、袋から1串マイロさんに差し出した。「今日案内してもらったんで食べてください」
少し困った顔をしつつ「ありがとう」と受け取ってくれた。
そしてJにも渡し、私もかぶりつく。「肉肉しくて、塩胡椒効いてて美味しいですね」とニコリとすると。
「そうですね」と、笑ってくれる。
Jはすぐに1串食べてしまったので、残りの串を全部あげる。
ブラブラしていると。「オイ」と声がかけられた。
振り返ると、コーパスがいた。
「コーパスこんにちは!コーパスもお昼ですか?」と声をかける。
「そうだ、あそこのパンサンド美味いから食べてみろ俺は今からそこに行くんだ」
と言いながら手に持っている袋からチキンを出し、Jにあげる。
「食うか?」と聞かれ「良いんですか?」と受け取りもらう。チラリとマイロさんの方を見て、軽く袋を差し出すと。
マイロさんは首を振る。
コーパスは無言のまま去って行ってしまった。
荷物の整理をして、コーパスがくれた、グレーのワンピースに身を包み。魔除けのネックレスをする。狩りの時に魔除けをつけていると魔物が寄ってこないから着けていないが、指輪は魔除けではなく、防御なので最近はいつもつけている。
これ以上は特にすることもなく、朝食を食べに降りる。
食後に、少しの贅沢のコーヒーを飲むことにした。
前にコーパスさんが奢ってくれた時以来だ。
「はぁー良い香り~」
コーヒーが後一口という時。
「キョーカさん」と後ろから声がかけられた。
「あ、お疲れ様ですマイロさん」
後ろを振り返り驚きながら答えると、夜勤明けだというのに爽やかに笑っている。
「仕事終わって一旦帰ったんですけど、やることもないので居るかな?と思ってきちゃいました」と言って、チラリと手元を見てさらに言葉をつづけた。
「それもう飲み終わりなら散歩行きませんか?」
カップに視線を戻し、残り一口を飲み干すと。「行きましょうか」と声をかけた。
店の人にご馳走様でした。と声をかけて店を後にする。
「どこから回りますか?」と聞かれどこからと考えていなかったので悩む。
「どんな街なのか知りたいので、店とかよりみんなが住んでるところですかね?」
と曖昧な感じで答えると、「じゃー僕が住んでる寮のあたりからにしましょうか、あの辺は店は無いですが、たくさんの人が住んでます」
と、裏道なのかな?という感じの道を進み大きな建物の前に出た。
「これが領地主の屋敷です」そしてあっちの横道を裏に入ったところが、寮です。
この周辺の表のあたりが貴族がいるところで、少し進んでいきましょうそしたら、貴族御用達のお店が並びます。
お店の上は大体家になってます」
貴族のお店が並ぶ道に出ると、馬車が走っていた。
「うわ!馬車ですか!?はじめてみた」
とついつい興奮して喜んでします。
「馬車って一般的な乗り物ですよね?」
と言われてギクとした、どうしようどうしたら良いかな…
「そうですね、見たことはあるんだと思います。わからないけど」
と言って笑った。
「乗ってみる?」と聞かれ、どこに行くでもなく、乗るのにお金がかかりそうなそれに乗るの?と思う…
「いやーやめときます」
「そう?じゃーこのまま歩いて、屋台のほうに行こうか。
この辺はちゃんと店舗があるんだけど、屋敷の裏側は、平民が多くいて屋台を出してるんだ。
回っていくと遠いから、寮のほうにもどってそっちから行かないか?
?」
そういわれ、街のことはよくわからないので、そうすることにした。
寮につき、その横に馬房があった。
色に黒のマダラ模様の馬がいて、可愛いなーと思っていると。
「この子は、僕の馬なんだよ乗ってみないかい?」と誘われる。
「少し乗ってみたいけど怖いです」と答えると、「大丈夫、大丈夫」と笑って抱えて乗せてくれる。その後ろにすんなりと乗り込み抱えられる様にして乗った。
パカパカと、歩き出す思ってたよりすごい振動で、1人で乗っていたら確実にひっくり返っていた。
その後ろからJはついて来ていた。
基本的にJは、走るのは好きだがなんだか気に入らないなという感じでついて来ている。
ちょっと申し訳ない気持ちになりつつ、Jを見ると目があった。
ごめんねって気持ちを込めて見つめると、ため息をついて、仕方ないな、という顔をしたので、ホッとする。
馬を軽く走らせて40分街並みが、レンガや、塗装のある建物から。
こじんまりとした、土壁の建物に変わって来た。
「この辺が、平民の住むあたりだよ」
とゆっくり歩いてくれる。
もうお昼になっていたので、そのまま屋台の方に行くことにした。
Jには、屋台で何かいいものを食べさせてあげようと思った。
屋台までくると、馬や馬車を停めておくところが何箇所かあり少しお金を払ったら、1日置いておいてくれるらしい。
馬を降りて屋台を回る。「お疲れ様J何か食べたいものある?」とヨシヨシして質問する。
「肉」と、嬉しそうに尻尾を振る。
見渡すと美味しそうな肉の焼ける匂いがする屋台があった。
「マイロさんまずはアレにしましょ?」とマイロに声をかけ走って買いに行く。
魔獣の串焼きだ。
「5本ください」と、とりあえず5本頼んだ。普通ならこんなに買わないが、Jにご褒美だ。
後から来ていたマイロさんに向かって「1つ食べますか?」と聞くと。
「僕が出すよ」と言ってくれたが、「いえ、大丈夫です!最近は稼げる様になったので!」と胸を張って答える。
おじさんにお金を渡し、袋から1串マイロさんに差し出した。「今日案内してもらったんで食べてください」
少し困った顔をしつつ「ありがとう」と受け取ってくれた。
そしてJにも渡し、私もかぶりつく。「肉肉しくて、塩胡椒効いてて美味しいですね」とニコリとすると。
「そうですね」と、笑ってくれる。
Jはすぐに1串食べてしまったので、残りの串を全部あげる。
ブラブラしていると。「オイ」と声がかけられた。
振り返ると、コーパスがいた。
「コーパスこんにちは!コーパスもお昼ですか?」と声をかける。
「そうだ、あそこのパンサンド美味いから食べてみろ俺は今からそこに行くんだ」
と言いながら手に持っている袋からチキンを出し、Jにあげる。
「食うか?」と聞かれ「良いんですか?」と受け取りもらう。チラリとマイロさんの方を見て、軽く袋を差し出すと。
マイロさんは首を振る。
コーパスは無言のまま去って行ってしまった。
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