余命半年のはずが？異世界生活始めます

強くなった

食事と、おかわりのビールが運ばれてきてガツガツ食べる。本当に美味しい。

異世界のイメージって、なんか発展してなくて美味しく無いイメージだったけど普通に美味しい…他の店で食べたことないけどねー

さて、明日も頑張りますか～
と思い
「では、ありがとうございました」と去ろうとすると。

「ほらこれ」と袋が投げられた

「？これは？なんですか？」と首を傾げながら聴いてみると。
「まー開けてみたらわかる。部屋で開けてみろ、またな」

そう言って、去って行った。

首を傾げながら、部屋で開けてみると。
大きな袋にバルーンワンピースが、グレー、紺色、深緑色の3点が入っておりその中に小さな袋が入っていて開けてみると見ていたネックレスとあの時手にしていた指輪が入っていた。

え、プレゼント的なやつですか？

確か、部屋は。最上階の隅って言ってたかな？
慌てて、それらを持って訪問する。

ノックをすると「なんだ？」と返事がきて、ドアが開けられる。

「あのコレ、高価なものもらえません」
ともらった袋をコーパスの顔の前に見えるように差し出すと。
「一度お前にやったものだ、着ないなら売ればいい、どっちにしろお前が使わないなら、俺は使えんぞ」

むむむ、と考えていると。「夜に男の部屋まで来るとは、誘ってるのか？入るか？帰るなら送るぞ」
ハッと気がつき、慌てて後退り。
「か、帰ります！これありがとうございました！」と言い駆け足で自室に向かうと、少し後ろを黙ってついてきた…

「あの、一人で大丈夫ですありがとうございました」
と声をかけると、「そうか」と軽く言って戻って行った。

部屋に入りハーとため息をつきながらむず痒い気持ちのまま、ベットに倒れ込んで気がついたら寝ていた…

そして次の日も、走る薬草と、ボーンラビットという感じで過ごしコーパスも、来たり来なかったりしていたが。Ｊジェイはすごくコーパスがお気に入りになっていた…

来るたびに依頼をひとつ多めに持ってきてはＪジェイに「キョーカに合わせていたら鈍るぞ」と、新しい魔物狩りにさそっては、山の中での行動範囲が増えて行っき、コーパスは稼ぎを1円も受け取ろうとしないのだ…

最近コーパスは来ていない…今日もＪジェイと2人で狩りをしていた。

「Ｊジェイ明日は、休みにして街回ろっか？」
と、聞きながら東門の順番待ちをしていた。

「行く行くー！街きて1ヶ月経つけど街回るの初めてだね」
とすごく嬉しそで、尻尾がちぎれそうな勢いだ…
「次～」と声がかかった。
「今日は、マイロさんだったんですね～お疲れ様です」

「お疲れ～今日は、夜勤なんだ。明日どこか行くの？明日1日空いてるから案内しようか？」
とニコニコ顔だ。

「良いんですか？でも、今日夜勤なんですよね？じゃー明日、昼からにしましょうか」
と提案すると、「僕を気遣ってくれるんですか～開門の7時に交代なんで、それ以降ならいつでも大歓迎ですよ」
と、仔犬の様な感じでなんだか面白い。

「そうですか？でも、私もたまにはゆっくりしたいのでお昼からにしましょう」

と約束を取り付けて、水牛亭に帰る。

水牛亭えの帰りいつも通りギルドに行き魔物や走る薬草を売って手続きしたしていた。
「キョーカ、おめでとうございます。ランクアップですょ」

と受付嬢が、声をかけてくれた。
はじめてのランクアップに感動していると。

「次から受けれる依頼が少し増えますが、危ない依頼もありますのでお気をつけください」

と、説明してくれる。
「ありがとうございます」
答え帰ろうとすると。「少々お待ちください．記念硬貨をお渡ししますね」
と言って、ギルド紋が入った青銅貨をくれた。
1番最初の黄銅ランクから、青銅貨に上がったからだろう。

「皆様こちらのコインお守りとして持つ方が大半ですが、売ってしまわれる方もいらっしゃいます。が、いざという時のために置いておくことをおすすめします。お金がない時に、貴族には高値で売れますので」
という説明までつけてくれた。

「ありがとうございます、大切にしますね」といって、ギルドを出るのであった。

水牛亭につき適当に座ろうとすると。「おい」と声がかけられた…

「コーパスお久しぶりです！」と声をかけて横に座る。

「お久しぶりってほどでもないと思うがな？」
と笑われる。「キョーカは、コーパスがいないと心細いんだよ」と、後からついてきていたＪジェイが、こっそり、という感じでコーパスの後ろを通る時に言っていた。「聞こえてるんですけどー恥ずかしいなー」
と、Ｊジェイの事をつついた。

ガハハとみんなで笑っているとビールが来た。
はー美味しい。そしてすぐに食事が運ばれてくる。

先にいたと思ったけど、食べてなかったのかな？と不思議に思いつつも。

食事が始まった。

「お前また、走る薬草とボーンラビット狩るのか？」

と聞かれ。

「いえ、明日は、街の探索しようかと思ってたら、マイロさんが案内してくれる事になったんです」と答えると、ふーんという感じで。

ビールを煽る。いつもながらの興味なさそうな返事だが、なんか違う？と思いつつ。食事を終え部屋に戻った。

「はー疲れたーＪジェイおやすみ」とクリーンをかけてからベッドに乗せヨシヨシして、眠りについた。