余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫

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どうしてですか?

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「どうだ?」と聞かれ、グレーのバルーンワンピースは、気に入ったが、まだ決めかねている。

「そうですね~この店には装飾品とかは無いんですか?」

と、聴いてみる。バルーンワンピースにはネックレスが欲しいなと思った…

そんなに贅沢できるほどのお金はないのだが…

「ここにはないが、俺がよく行く店でよければ近くにあるが?」といかつい顔で可愛く首を傾げた。
意図が全く掴めていない様だ…

ワンピースの説明とそれに合わすネックレスが欲しくて、もうすこしお金を貯めて寝るところが確実に安心できる様になってから、服を買おうと思うと伝えた。

「そうか、ならネックレスを見に行こう」
と言うと、店員さんに手を挙げ挨拶をすると、先に出て行った。
その後について行きながら定員さんにペコリとしてから店を出た。
3軒隣が装飾品屋さんで中に入ると、
また見てる様に言われ、定員と何か話している様だった。
「すぐ戻る見ててくれ」と言われた頷き眺める。木でてきたネックレスや綺麗な石でてきたものなどがたくさんある。

目を引いたのは、ループタイの様な調節できる様になっていて。丸い中に花なのか幾何学模様なのか?が装飾されているものに目を引かれ、近くで見ようと手に持った。

キラリとして中の模様の見え方が角度によって違う気がする?

「どうですか?いいものありましたか?」
と店員さんが声をかけてきてくれた。
「素敵なものがたくさんあって、困ってしまって…」
と、照れた様に返事をすると。

「持たれてるネックレス魔除けの石に魔法反射の付与がされてるんですよ」
と教えてくれた。
それって絶対高いやつ!?そっとすぐに元の位置に置いて。
「絶対高いですよね…」と呟いていた。

「そうですねー少し値が張りますかね?お気に召されたなら、彼氏さんにおねだりしてみるのはいかがですか」

と悪戯っぽい笑顔で、こっそりという感じで囁いてきた。

こっそり、と言っても店には誰もおらず。自分だけなのだが、その仕草がいかにも悪戯を思いついた子供の様で少し可愛いと思ってしまった。
「いえ!彼氏だなんて滅相もない!それに、これ以上迷惑かけれないです!」

と言っていると、コーパスが何かを持って帰ってきた。
そして「いいものはあったか?」と聞かれたので、どう答えたものか?と悩んでしまった…
買ってもらうという選択肢は無いものの、店員さんの前で無かったとも言えず…

「こちらのネックレスを大変気に入っていただけた様で」と定員さんはすかさず言ってきた…
あわわ、と、慌ててしまう。買ってくれると言ったわけでも無いのに。

「そうなんですけど、値が張る様でもう少しお金を貯めてからにします」と正直に言うことにした。

「そうか」と言って店内を見渡し。
一つの指輪を手にして、これは防御の魔法が付与できるやつだったか?と店員に聞き説明を受けてる間に。
「外で待っててくれ」と外に出ている様に促された。

大人しくそうする事にする…
店を出てすみにより、「あーもう少し稼がないとだねー」とジェイに向かって言い座って抱きしめた。
もふもふ、少し臭い…

と思いながらも落ち着く~。
「僕頑張るよ?もっとボーンラビット捕まえるよ?」と可愛く首を傾げてクリクリの瞳でこちらを見ている。

可愛すぎるぞーと少し離れ頭をくしゃくしゃする。

「すまない待たせたな、帰ろう」
そう言って、また先に歩いて行ってしまった。慌てて立ち上がり、ついて行く。
そー言えば出会った時、すごい噂されてたけど、何したんだろ?こんなにも優しいのに…と思いながら背中を眺めていると、
「なんだ?何か聞きたいことでもあんのか?」と突然声をかけられた…

え!なんでわかったの?と思っていると。
「顔がうるさい」と言われてしまった…
顔がうるさいってなんだよー

「じゃー単刀直入に、何でみんなに怖がられてるんですか?」

「ガハハ!それの事か、怖がられてるわけでは無いと思うんだがな俺が誰だか知らんのだろ?」

と逆に聞かれてしまった…誰?

「コーパス・ル・べアズと紹介していただきましたが…?」

「この町の名前知ってるか?」と聞かれ、はて?なんだろうと首を傾げていると。

「べアズタウンっていうんだぜ?」
と教えてくれた…

「えー!?貴族的な感じですか?町の1番いいとこ住んでて、町の管理してる的な?」

「まーそーなるかな?俺は次男だから、自由だけどよ、周りの奴らは気にするんだろうよ?その上、引退した親は薬師してるからよ」と説明されたが、半分納得の半分納得できない感はある。
なんかはしてそうだな…

「まーキョーカは今まで通り気にせず、コーパスって呼べばいいさハハハ」

とコーパスは笑い飛ばした。

ギルドに、報告に行ってから。
宿に帰ってきて、テーブル席に座りハーと項垂れていると。

店員さんが、「おすすめでいい?」と聴いてきて、ビールを置いて行った…
ビールは、水かなんかなのかな?
と思いもつつもビールを煽る。仕事終わりのいっぱいがうまい!と感じる日があるとは~
プハー一息ついてから、コーパスに話しかける。

「今日、服屋と装飾屋に連れて行ってくれてありがとうございました」と、軽く頭を下げると。

「お?俺も見たいものがあったから良いんだ」と、答えるともう一度、ビールをぐびぐびと飲むと、定員に向かってジョッキを掲げた。
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