余命半年のはずが？異世界生活始めます

オークは食べ物？

【テレパシー会得】
しばらく様子を見ていると、巣から出てくるゴブリンが居なくなりオークが巣の中に向かって叫んでいる。

『そろそろ行きますか？』と、テレパシーでＪジェイと、コーパに話しかける。

『俺は、右から回る。Ｊジェイは左からだ、キョーカはここからいってくれ挟もう』

コーパスから、テレパシーが帰ってくる、頷き配置につくのを待つ。

『go』と声がかかり一斉に飛び出す…が1人多い？

右にコーパス、左にＪジェイのはずが、すぐ近くからこちらに向かって巨体が突進して来た。

警戒はしていたつもりだったが、見落としていた様だ…

肩に突進され飛ばされる、ゔっ！
こっちからもオーク…

【高速治癒発動…肋骨3本、内臓破裂、肩関節裂傷…治癒完了】

治癒はできた様だが、口から血の味がする。

地べたに這いつくばり、オークを見ると確実にこちらを狙って来ている…

吹き飛ばされた時にナイフも飛ばされた、どこだ？周りを確認する…
帰って来ているはず！
オークが襲いかかってくる、その後方からこちらに向かってナイフが帰ってくる…
どちらが早いか！？と言うところだ。
オークを横方向に交わしナイフを掴む。
そして、脇腹から心臓に目がけてナイフを差し込む、少し足りない…ナイフが短い

後、数センチ！ナイフめがけて体当たり！
そのまま地面に倒れ、地面に激突する反動で飛び起きそのままナイフを抜きとるブシャーと血が飛ぶ「くっ」

街にもどったら、ラーラさんにバリア的なの教えてもらおうと心に誓った…

絶命間近のオークを気にしつつ、もう一体を見る。首にＪジェイ、腹にコーパス…
大丈夫そうだなと、少しホッとした。

オークは嫌いだ、飛ばされてばかりだ…

コーパスとＪジェイがオークを倒し、マジックバックに入れこちらに向かってくる。

「すごい汚れたな」と声をかけて来た、ちょっとムッとしつつ
【クリーン発動】
「なんで、あんなの出てくんの」
と文句言っておく…

「驚いたねどこから突撃して来たんだろ？でも大丈夫でよかったよ」と、Ｊジェイが、軽い感じで楽しそうにしている…
「治癒なかったら死ぬとこだったんですけど」と文句を言っておくが、とりあえず一件落着。

近くに転がっているオークをコーパスのカバンに入れ、その辺の
ゴブリンの核を取っておく。

「ゴブリンは基本的に持ち帰らないですけど、オークは持ち帰るんですか？」
とコーパスに聞くと、「ゴブリンは食べないけど、オークとかボーンラビットは食べるだろ？」と言われた…いつも水牛亭で食べてるのは何肉なのだろうか？と今更思う…

どっと疲れた気がするし、今日のクエストも終わったので時間はまだまだ早いがかえることにする。
帰りがけにもボーンラビットに遭遇する。

「オークは、食べ物として、ボーンラビットって骨骨だけどどこ食べるんですか？」

と聞いてみる、「後ろ足肉がある、あとは骨がうまいんだ」

と言いながら、ギルドに持っていく。
「今からラーラのとこ行くがお前は？」
とコーパスに聞かれ、これは絶好のチャンスと思う。
「行く行く！聞きたいこと色々あって」
と返事をする。

「そうか、じゃー遅くなったが昼飯はそこで食おう」

と、ラーラのとこに行く。
「こんにちは、ラーラさん。色々聞きたくてコーパスについて来ちゃいました」

と挨拶をして付与しているであろう近くに行く。

コーパスは、入るや否や、キッチンに向かっていった。

「よく来たの、なんじゃ？」と、快く聞いてくれる。

「バリアの貼り方と、ナイフの長さを変える魔法があるのか聞きたくて」

と質問すると「バリアは、できる。ナイフはどう言うことじゃ？」

と首を可愛くかしげた。
「今日、オークと戦ったんですけど。心臓まであと少し足りなくて、魔力流すとかどうにかしたら、長くなるとか短くなるとかそう言うのはないかな？と思いまして」

「ほーあるにはある、それも付与じゃが、作る工程で付与するものじゃ途中で付与するのは聞いたことがないの…」

と言ったものの少し考えてから、頷き。
「あとで、鍛冶屋を紹介してやろう。で、バリアじゃが、部分バリアなら指をクロスしてバーリアと言うとやりやすい。周囲を囲うものは、周りを囲うイメージをして両手を交差してバリアじゃ」

と説明を受け、実際に見てみる。
「バーリア」指をクロスした手を突き出していて、盾を持っているかの様な感じのバリアができている。

指をほぐすとバリアは消えた。次は手を交差して「バーリア」と言ったするとドームのようなバリアができた。

すごーいと感動していると【バリア会得】とアナウンスされる。

感謝をしていると「机片付けてくれ」と声がかかった。

「お、きたのぅ？」と嬉しそうに机を片付け始めた。「リターン」と言うと物が勝手にふわふわと元の場所に戻っていくそれを見ながらオロオロしていると、「キョーカはこっち」と呼ばれるキッチンに行くと、お皿と箸を渡されたそれを運ぶ。

その後ろから、鍋を持ったコーパスが追い立てて来た。

机に乗せられた鍋の蓋が開けられる。
フワーっといい香りがして急にお腹が空いてきた。見た目は普通の鍋だ。
違うところがあるなら骨つき肉がたくさん入っているところだ。

次に何かが運ばれてくる。ステーキのようだ…鍋にステーキ？
と思いつつ、椅子を渡されたので椅子に座る。