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パーティメンバー
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今までの分も沢山泣いてどれくらい泣いていたか?ずっと抱きしめてくれていた。
気がついたら眠っていた。抱きしめられたまま、と言うか抱きついたまま眠っている。
あったかい、久しぶりの人の温もり?
モジャモジャで獣感すごいけど。
深呼吸すると、コーパスの匂いがする。
なんだか甘ったるいような男臭いような匂いがしてすごく落ち着く。
ぎゅーっと抱きしめたら、ぎゅーっと抱きしめ返された。
あれ?もしかして起きてるんじゃ?
と上を見ると。
目があった…恥ずかしい!いつから起きてたんだ?
と思いもう一度、下を向き埋まった。
「本当に可愛いやつだな、俺の恋人にならないか?」
頭の上から、優しく優しく囁かれ頭を撫でられる。
コクリと頷くと。手が顔にそっと添えられ。
上をむかされコーパスと目が合う、ニコリと微笑みながらオデコにチュッとされた。
顔面が熱くてたまらない!
布団から、するりと抜け出し。
部屋をウロウロウロウロしながら、全身に風を浴びて冷ます。
嬉しくてたまらない。
足元にJがスルリと寄ってきて。「良かったね」と嬉しそうに言った。
「うん」と言いい満面の笑みで、Jをヨシヨシする。
そんな様子をコーパスがベッドから、子供を見るような優しい目で見つめている。
「さて、今日は観光しようか?」とコーパスに声をかけられた。
少し考える。観光もしたいが、やりたい事が一つできたのだ…
「やりたい事が一つある。観光は明日にして、バリアの強度を試すのと、それを付与できる魔石が欲しい」
と、考えながら一つ一つ言葉を重ねた。
「バリアの魔法付与か、そうだなー魔力を蓄積できる魔石か大体魔力は溜め込めるがどうだろうか?」
そう言いながら。布団から出てくる、パンツ一丁だ…
「ちょ!早く服着てよ」とは言ったもののただ熊なので、服着てるのといっしょか?と思ったりする。
毛並みが良く筋肉がしっかりついた逆三角形の肉体、しっかりと筋肉の付いた足。
と言った感じだ…それに対して、いつまで経っても筋肉のついてこない私…
これだけ走り回って、戦ってたらムキムキになりそうなのに、色は白く細いが柔らかく筋肉がない感じ…
ボンキュボンのしっかり筋肉の付いた、スタイルのいい女の人に憧れる…
と思い、ためいきをつきながら言う「あっち向いててください、着替えます」
そう言って、空間から鎧を取り出す。
「恋人になったと言うのに、無防備だな」と言って笑われたが。
背を向けて、コーパスも鎧に着替えているようだ。
Jにも鎧を着せ準備をして、1階の食堂に行った。
美味しいけど何かが味気ないと思いながら食べていると、「どうする?魔獣を狩って、魔石を採取するか?魔石を買いに行くか?」
とコーパスに聞かれ。「とりあえず、近場で狩りをして試してみようかな?と思います」
と答えると、何か考えているんだろうなという感じで「ふーん」と軽く返された。
受付に行き近くの森でクエストを受ける事にした。自分達の街ではないので手続きに時間がかかっている…
「キョーカ?街に帰ったらパーティ名を決めないか?」とコーパスが言った。
「パーティ名?」と首を傾げ、すぐには意味をとらえられずにいた。
しばらく考えハッ!と気がつく。仮パーティと書かれていた事がなんだか寂しかった事に…
「はい!そうしましょう」と満面の笑みで答えた。
山犬退治のクエストを受け山に入る。
クエストは、べアズタウンと王都を結ぶ道の山犬退治だ。
山道に向かいつつ退治していると。
ひと回り大きく黒い邪気を纏った山犬が数匹の山犬を連れて目の前に現れた…
バリアを試したかったので、バリアを盾のようにして近づき、バリア越しに攻撃を試みる。
いつもの戦術とは違うので少し怖い、なんせバリアの強度がどれほどかわからない。
イメージが大事とは言うが、どれくらいでどれくらいのものが壊れるかあまりわからないので、とりあえずダイヤとかなら強そう!みたいな感じだ。
大きい山犬以外の山犬が飛びかかってくる。
それの攻撃を受けながら、しばらくたえしのぐ。しばらくみていたが、特にひび割れなどは現れる事なく防げている。
大きい山犬を狙うために、バリアを張ったまま、山犬を退治し大きいのに近づく。
黒いモヤが近づいてきて、少し息苦しさを感じる。
「邪気がすごいな。吸い込まないように気をつけろ」とコーパスに注意をされた。バリアでこれは防げないようだ…
体当たりを2回切り裂きを3回くらったあたりで、ヒビ割れが生じた。
やばいなこれは、と思い一旦後退した。
こちらが距離を取ると同時に、風の爪で切り裂かれる。物理攻撃は防御できても、魔力が篭ると防御不可能なようだ…
慌てて避けながら、今度は。弾力がある感じの下に硬いバリアをイメージして。
弾きながら守るを試みる。
で、魔力を通さない檻のイメージをした。
黒い霧も入って来ていないようだし、風の爪も、防げているようだ。
物理攻撃も防げている。
どんどん攻撃される。いつ壊れるかわからないと言う恐怖を感じつつ、みているが壊れる気配が少しもない。
「これいけてんのかな?」とボソリと言うとJが、「すごいね安心かんあるー」と答えた。
気がついたら眠っていた。抱きしめられたまま、と言うか抱きついたまま眠っている。
あったかい、久しぶりの人の温もり?
モジャモジャで獣感すごいけど。
深呼吸すると、コーパスの匂いがする。
なんだか甘ったるいような男臭いような匂いがしてすごく落ち着く。
ぎゅーっと抱きしめたら、ぎゅーっと抱きしめ返された。
あれ?もしかして起きてるんじゃ?
と上を見ると。
目があった…恥ずかしい!いつから起きてたんだ?
と思いもう一度、下を向き埋まった。
「本当に可愛いやつだな、俺の恋人にならないか?」
頭の上から、優しく優しく囁かれ頭を撫でられる。
コクリと頷くと。手が顔にそっと添えられ。
上をむかされコーパスと目が合う、ニコリと微笑みながらオデコにチュッとされた。
顔面が熱くてたまらない!
布団から、するりと抜け出し。
部屋をウロウロウロウロしながら、全身に風を浴びて冷ます。
嬉しくてたまらない。
足元にJがスルリと寄ってきて。「良かったね」と嬉しそうに言った。
「うん」と言いい満面の笑みで、Jをヨシヨシする。
そんな様子をコーパスがベッドから、子供を見るような優しい目で見つめている。
「さて、今日は観光しようか?」とコーパスに声をかけられた。
少し考える。観光もしたいが、やりたい事が一つできたのだ…
「やりたい事が一つある。観光は明日にして、バリアの強度を試すのと、それを付与できる魔石が欲しい」
と、考えながら一つ一つ言葉を重ねた。
「バリアの魔法付与か、そうだなー魔力を蓄積できる魔石か大体魔力は溜め込めるがどうだろうか?」
そう言いながら。布団から出てくる、パンツ一丁だ…
「ちょ!早く服着てよ」とは言ったもののただ熊なので、服着てるのといっしょか?と思ったりする。
毛並みが良く筋肉がしっかりついた逆三角形の肉体、しっかりと筋肉の付いた足。
と言った感じだ…それに対して、いつまで経っても筋肉のついてこない私…
これだけ走り回って、戦ってたらムキムキになりそうなのに、色は白く細いが柔らかく筋肉がない感じ…
ボンキュボンのしっかり筋肉の付いた、スタイルのいい女の人に憧れる…
と思い、ためいきをつきながら言う「あっち向いててください、着替えます」
そう言って、空間から鎧を取り出す。
「恋人になったと言うのに、無防備だな」と言って笑われたが。
背を向けて、コーパスも鎧に着替えているようだ。
Jにも鎧を着せ準備をして、1階の食堂に行った。
美味しいけど何かが味気ないと思いながら食べていると、「どうする?魔獣を狩って、魔石を採取するか?魔石を買いに行くか?」
とコーパスに聞かれ。「とりあえず、近場で狩りをして試してみようかな?と思います」
と答えると、何か考えているんだろうなという感じで「ふーん」と軽く返された。
受付に行き近くの森でクエストを受ける事にした。自分達の街ではないので手続きに時間がかかっている…
「キョーカ?街に帰ったらパーティ名を決めないか?」とコーパスが言った。
「パーティ名?」と首を傾げ、すぐには意味をとらえられずにいた。
しばらく考えハッ!と気がつく。仮パーティと書かれていた事がなんだか寂しかった事に…
「はい!そうしましょう」と満面の笑みで答えた。
山犬退治のクエストを受け山に入る。
クエストは、べアズタウンと王都を結ぶ道の山犬退治だ。
山道に向かいつつ退治していると。
ひと回り大きく黒い邪気を纏った山犬が数匹の山犬を連れて目の前に現れた…
バリアを試したかったので、バリアを盾のようにして近づき、バリア越しに攻撃を試みる。
いつもの戦術とは違うので少し怖い、なんせバリアの強度がどれほどかわからない。
イメージが大事とは言うが、どれくらいでどれくらいのものが壊れるかあまりわからないので、とりあえずダイヤとかなら強そう!みたいな感じだ。
大きい山犬以外の山犬が飛びかかってくる。
それの攻撃を受けながら、しばらくたえしのぐ。しばらくみていたが、特にひび割れなどは現れる事なく防げている。
大きい山犬を狙うために、バリアを張ったまま、山犬を退治し大きいのに近づく。
黒いモヤが近づいてきて、少し息苦しさを感じる。
「邪気がすごいな。吸い込まないように気をつけろ」とコーパスに注意をされた。バリアでこれは防げないようだ…
体当たりを2回切り裂きを3回くらったあたりで、ヒビ割れが生じた。
やばいなこれは、と思い一旦後退した。
こちらが距離を取ると同時に、風の爪で切り裂かれる。物理攻撃は防御できても、魔力が篭ると防御不可能なようだ…
慌てて避けながら、今度は。弾力がある感じの下に硬いバリアをイメージして。
弾きながら守るを試みる。
で、魔力を通さない檻のイメージをした。
黒い霧も入って来ていないようだし、風の爪も、防げているようだ。
物理攻撃も防げている。
どんどん攻撃される。いつ壊れるかわからないと言う恐怖を感じつつ、みているが壊れる気配が少しもない。
「これいけてんのかな?」とボソリと言うとJが、「すごいね安心かんあるー」と答えた。
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