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147話 隠し事 13
しおりを挟む「あ、や、待って、南原さんっ! やあぁぁ! うあああぁあっ! 」
俺の息が少し落ち着いてきた頃を見計らった南原さんに、今度は、ずるるるぅ...と相変わらずゆっくりの手つきで、俺はオナホから抜かれていく。
「んぅ、や、やぁ...ひっ! あああぁ...」
柔らかい筒でこんな緩やかに撫で上げられても、痒みは収まらないし、イくことだってできない。
頭をブンブン振り、腰を引いて逃げようとすると、涙がパラパラと散って落ちた。
痒い、気持ちいい、イきたいっ...!
「やめ、てえぇ...! 」
「もうガチガチになってしまったな。辛いだろう? 早く話してしまえ。」
「いや、いやだあああぁ! ひ、は、はああぁん...! 」
抜けきる寸前でまた、ぐちゅりと沈みこんでゆく俺のモノ。
ビクビクと勝手に痙攣する体が、受け止めきれない快楽を表現する。南原さんは、ニヤニヤとそんな俺を見下ろしていた。
「ただでさえ、お前はまだまだ快楽に慣れていないというのに薬漬けにされて、こんなに焦らされて、それなのに頑なに口を割らないとは。そこまでして陥れたいほど俺が憎いんだな。」
「っちがぁっ...! ちがうっ...! やめでええぇ! 」
叫びすぎて喉が焼けるように痛い。それでも、南原さんの手は止まらない。
溜め込んだ熱を発散させることもできず、ビンビンに立ち上がってしまった乳首も性器も辛くて、痒くて、必死に許しを乞う。
しかし、残酷な責めは続けられた。
「それとも、まさか西村を庇いたいという一心で耐えているのか。だとしたら、今日は無事に帰れると思うなよ。」
「う、あ...ちがう...」
西村さん達を庇いたい気持ちもある。だけど、それだけなら「西村さんたちは、南原さんのことが好きな俺の為にひと芝居打ってくれただけ」と言えばいいだけだろう。
でも今俺が本当に嫌なのは、南原さんがこれ以上俺から遠ざかってしまうことだから。だから、言えないんだ。
あぁ俺、本当に自分勝手だ。
「違う? 本当にそうか? まぁ、それも含めて、洗いざらい全部吐いて貰うけど。」
そう言うと、少し苛立たしげな南原さんは、突然、扱くスピードを速めてきた。
「ひっーーーー!! だ、め、あああああああぁ!! 」
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