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大也、ソファーで寝た所為で朝5時台に目覚める
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本当に犯罪忍者対策室で一泊する破目になった。
それもソファーをベッド代わりにして眠るという、かつてない体験をする破目になった。
大也は沖縄県出身だ。
その為、就寝には五月蠅い。
何せ、沖縄県には猛毒を持ったハブが生息している。お陰で蛇使いなんて最悪な訳だが。
沖縄県では亜熱帯気候でも野宿なんて不可だった。
就寝には細心の注意を払うのだ。
その為、布団とベッド以外で眠った事のなかった大也は寝付きが最悪だった。
起きてスマホを見れば朝の5時台である。
このソファーではとてもじゃないが、もう一度眠れる気がしない。
「もういいや。起きよーー万全とは言い難いけど」
来客室に水道がなかったので顔を洗う為に廊下に出て歩き、廊下の角を曲がった時、
「キャ」
誰かとぶつかった。
正確には、曲がり角の死角から相手がぶつかってきたので、無意識に『手塚流忍法かまいたち・風盾(突風)』を使ってしまい、接触する事なく相手を吹き飛ばしていた。
悲鳴で相手が女だと分かった時には、相手は2メートルは吹っ飛んで廊下に倒れていた。
タイトスカートを捲り上げて、でんぐり返しで黒パンスト越しに赤の紐Tのパンツを丸見えにして。
「イタタタ」
でんぐり返しのパンツ見せポーズで3秒間フリーズした後、慌てて立ち上がって、
「見たわよね、今?」
眼鏡のズレを直して体裁を整えながら大也を睨んだのは室長秘書の陰気なお姉さんだった。
「いいえ。見てませんが」
その嘘は大也の優しさだった。
「・・・今、私を風で吹き飛ばしたわよね?」
「死角から懐に飛び込もうとしたら、そりゃあ吹き飛ばしますよ。命を狙われたのかとドキドキしちゃいましたから」
「嘘おっしゃい。ちゃんと気配を出してたでしょ
「寝起きだったものでボーッとしていて」
「こんな時間にどこへ行くつもりだったの?」
「顔を洗いに」
「トイレはあっちなのに?」
「トイレの洗面台なんかで顔を洗う訳ないでしょ、食堂ですよ」
「――ともかく、この事は他言しないように」
「何の事か分かりませんが分かりました」
そう大也は了解したのだった。
1階の食堂の手前の廊下には自販機コーナーがある。
3機の自販機が並ぶ訳だが、その1つの前に何故か白のブラウスシャツと白パンツとサンダル姿の女が、
「あ~、徹夜は疲れるわ~、エナジードリンクを摂取しないと」
とか言いながら腰に手を当ててエナジードリンクを飲んでいた。
28歳で163センチ。黒髪ロングをバレッタで留めた口元にエロボクロのある巨乳美女だった。
「どうも」
大也が前を通り過ぎる中、
「えっ、誰?」
「大鳥忍軍からの出向組ですよ」
「ああ、御苦労さま」
徹夜明けでボーッとしてたのか、この程度の露出は本人の中で恥ずかしくなかったのか、そう女は返事したのだった。
食堂にある洗面台で顔を洗った大也は食堂の様子を見た。
朝の5時台だ。利用者は2人だけ。
その2人はちゃんと食べてる。もう食べれるらしい。
よし食べよう。
大也の好物は冷麺、ステーキ、抹茶アイスである。
ハンバーグセットを注文して食べた。
うまい。
不味いハンバーグなど食べた事はないが。
満足した大也は2階の来客室に戻って結局は二度寝したのだった。
それもソファーをベッド代わりにして眠るという、かつてない体験をする破目になった。
大也は沖縄県出身だ。
その為、就寝には五月蠅い。
何せ、沖縄県には猛毒を持ったハブが生息している。お陰で蛇使いなんて最悪な訳だが。
沖縄県では亜熱帯気候でも野宿なんて不可だった。
就寝には細心の注意を払うのだ。
その為、布団とベッド以外で眠った事のなかった大也は寝付きが最悪だった。
起きてスマホを見れば朝の5時台である。
このソファーではとてもじゃないが、もう一度眠れる気がしない。
「もういいや。起きよーー万全とは言い難いけど」
来客室に水道がなかったので顔を洗う為に廊下に出て歩き、廊下の角を曲がった時、
「キャ」
誰かとぶつかった。
正確には、曲がり角の死角から相手がぶつかってきたので、無意識に『手塚流忍法かまいたち・風盾(突風)』を使ってしまい、接触する事なく相手を吹き飛ばしていた。
悲鳴で相手が女だと分かった時には、相手は2メートルは吹っ飛んで廊下に倒れていた。
タイトスカートを捲り上げて、でんぐり返しで黒パンスト越しに赤の紐Tのパンツを丸見えにして。
「イタタタ」
でんぐり返しのパンツ見せポーズで3秒間フリーズした後、慌てて立ち上がって、
「見たわよね、今?」
眼鏡のズレを直して体裁を整えながら大也を睨んだのは室長秘書の陰気なお姉さんだった。
「いいえ。見てませんが」
その嘘は大也の優しさだった。
「・・・今、私を風で吹き飛ばしたわよね?」
「死角から懐に飛び込もうとしたら、そりゃあ吹き飛ばしますよ。命を狙われたのかとドキドキしちゃいましたから」
「嘘おっしゃい。ちゃんと気配を出してたでしょ
「寝起きだったものでボーッとしていて」
「こんな時間にどこへ行くつもりだったの?」
「顔を洗いに」
「トイレはあっちなのに?」
「トイレの洗面台なんかで顔を洗う訳ないでしょ、食堂ですよ」
「――ともかく、この事は他言しないように」
「何の事か分かりませんが分かりました」
そう大也は了解したのだった。
1階の食堂の手前の廊下には自販機コーナーがある。
3機の自販機が並ぶ訳だが、その1つの前に何故か白のブラウスシャツと白パンツとサンダル姿の女が、
「あ~、徹夜は疲れるわ~、エナジードリンクを摂取しないと」
とか言いながら腰に手を当ててエナジードリンクを飲んでいた。
28歳で163センチ。黒髪ロングをバレッタで留めた口元にエロボクロのある巨乳美女だった。
「どうも」
大也が前を通り過ぎる中、
「えっ、誰?」
「大鳥忍軍からの出向組ですよ」
「ああ、御苦労さま」
徹夜明けでボーッとしてたのか、この程度の露出は本人の中で恥ずかしくなかったのか、そう女は返事したのだった。
食堂にある洗面台で顔を洗った大也は食堂の様子を見た。
朝の5時台だ。利用者は2人だけ。
その2人はちゃんと食べてる。もう食べれるらしい。
よし食べよう。
大也の好物は冷麺、ステーキ、抹茶アイスである。
ハンバーグセットを注文して食べた。
うまい。
不味いハンバーグなど食べた事はないが。
満足した大也は2階の来客室に戻って結局は二度寝したのだった。
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