8 / 282
勇者(?)帰還編
少年、解説する
しおりを挟む8-①
翌朝、無人となった宿屋で一晩を過ごした武光一行はフリードに話を聞いていた。
テーブルを挟んで、フリードと武光達が向かい合う。
「フリード、まずはお前を利用してた連中について教えてくれ」
「はい……奴らは《暗黒教団》を名乗っていました」
「うっわー、厨二臭っ!! で……規模は?」
「えっと……分かりません」
「ボスは?」
「その……知りません」
「じゃ……じゃあ拠点の場所は?」
「……不明です」
「マジで何も知らんやん!?」
「す……すみません」
「ねぇフリード君?」
俯くフリードにナジミが声をかけた。
「君はどこから来たの? この国の人達の髪って栗色か金色が圧倒的に多いから、君やシルエッタみたいな銀色の髪ってかなり珍しいと思うんだけど……」
「僕は隣村の出身です。髪の色も元々は栗色だったんですけど……これを使い始めてから色が変わり始めました」
「何やコレ? 木彫りの……人形……?」
「……影魔獣の元になる物です」
「うぇぇぇっ!?」
「わーっ!? ちょっ、武光様!? 私の袖で指を拭かないで下さいっ!!」
フリードが取り出したウ◯トラマンのソフビ人形サイズの木彫りの怪獣を触っていた武光だったが、『影魔獣の素』と聞いて武光は思わず手を離した。
「だ、大丈夫です!! コレはただの木彫りの人形ですから」
「そ、そうなん……?」
「ちょっと、外に出て下さい」
フリードは木彫りの怪獣人形を手に取ると、武光とナジミを外に連れ出した。空を見上げてフリードが呟く。
「よし、太陽は……出てるな」
フリードは、地面に怪獣人形を置いた。日の光を浴びて、地面に怪獣の影が出来た。
「影が出来たら……影にコレを打ち込みます」
そう言って、フリードは刃渡り三寸(=約9cm)程の小刀を取り出した。何の変哲も無い、シンプルなデザインの小刀だ。強いて言えば、柄頭の辺りにビー玉サイズの紫の玉が嵌められているという事くらいか。
「この《操影刀》に力を込めるんですが、これは……特殊な才能を持つ人間でなければ出来ません」
「……はっ!? フリード君、その小刀を捨てるのよ!!」
手にした操影刀を自慢気に頭上に掲げたフリードだったが、ナジミはそれを制止した。
「……急にどうしたんです?」
「その小刀は……君の生命力を無理矢理に吸い取っているわ!!」
「そんな……あの人は『操影刀に力を込められるのは特別な才能を持つ人間だけだ』って……」
「いいえ、それは君がその小刀に力を込めているんじゃなくて……その小刀が君の生命力を強制的に吸い取っているだけよ。その小刀を使ってはダメ!!」
「くっ、やはりあの人は……僕を実験動物としか思っていなかったのか……!!」
「さぁ、その小刀は危険です。こちらに渡して下さい」
「……はい」
フリードが操影刀をナジミに手渡したその時だった。
「ふぁっ…………くしゅんっっっっっ!!」
ナジミは くしゃみをした!
操影刀がナジミの手からポロリと落ち、地面に突き立った。そして、操影刀が突き刺さったのは……怪獣人形の影の上だった。
「……あっ」
「ちょっ、おまっ……」
「……まずい!! 影が!!」
“ガオオオオオーーーーーーーーー!!”
影魔獣が あらわれた!
8-②
怪獣の影が実体を持ち、ゆっくりと起き上がった。起き上がった影魔獣は操影刀がフリードから吸い取った生命力が微量だったせいなのか、頭頂高は武光の胸くらいの高さだったが、それでも暴れ出せば危険なのは間違いない。
「ふ……フリード、コイツちゃんと制御出来るやんな……?」
「もちろんです……伏せろ」
フリードは影魔獣に『伏せろ』と命じたが、影魔獣は何の反応も示さない。フリードが再度『伏せろ』と命令しようとしたその時だった。
“ガァァァァァッッッ!!”
突如として、影魔獣が牙を剥いた。ナイフのような鋭い歯が並ぶ口を広げ、影魔獣がナジミに襲いかかる。
「危ない!!」
武光はナジミの前に飛び出すと、咄嗟に左逆手で魔穿鉄剣を抜き放ち、馬に枚を噛ませるかのように、影魔獣の上顎と下顎の間に刀身を水平に捻じ込んだ。
「ぐうっっっ……!!」
二、三歩と後退りしたものの、何とか影魔獣を押し留めた武光は、魔穿鉄剣を握る左手に右手を添えて力を込めた。
“ズッ……ズズズズッ……” と魔穿鉄剣の刃が食い込んでゆく。
「行くぞ魔っつん……おぉぉぉあああああッッッ!!」
〔ハイ!! ヒャッハァァァァァーーーーー!!〕
渾身の力を込めて魔穿鉄剣を振り抜いた武光は、小さく息を吐いた。
「フッ、またつまらぬ物を斬ってしまった……」
そう言って、武光は悠然と振り返ったが……
「ゲェーッ!? くっついとるーーーーー!?」
〔そんな、確かに斬ったのに!!〕
何と、ぶった斬ったはずの影魔獣の頭部の切断面がくっついてしまっていた。
……これこそが、影魔獣を倒す事が困難とされる最大の理由であった。
影魔獣は単純な硬度で言えば『生身の人間の肉体よりやや硬い』程度の硬さしかないので、矢も刺されば剣の刃も通るし、槍も深々と突き刺さる。
……だがしかし、影魔獣の体はまるでスライムのように切断面が簡単にくっついてしまうという恐るべき特性を持っていた。
要するに、剣で切断しようとしても刀身が通過した後の切断面同士がペタリとくっついて再生してしまい、結果的に斬る事が出来ないのだ……剣のように攻撃が『線』ではなく『点』である槍や矢は言わずもがなである。
影魔獣を倒す為には、優れた……いや、『優れた』ではとても足りない、凄まじいまでの……いや、『凄まじい』でも不十分である……『凄まじい』を遥かに超えて、『もはや変態』と呼べる域……まさに敵を一撃で真っ二つに出来るほどの斬れ味を誇る剣が必要なのだ。
そして、その『変態的な斬れ味』を持つ剣を武光は持っていた。力を引き出す事が出来れば、ありとあらゆる物を一刀両断する事が出来る、超聖剣イットー・リョーダンである。
武光は後方に飛び下がって距離を取りつつ、魔穿鉄剣を鞘に納めると、イットー・リョーダンを鞘から抜いた。
「行くぞ、イットー!!」
〔応ッッッ!!〕
“すん!!”
白刃一閃、イットー・リョーダンによる逆袈裟の一撃は影魔獣の頭部を斬り飛ばした。だが、首から上が無くなったというのに、影魔獣は何事も無かったかのように武光に襲いかかった。
「嘘やろ……首から上が無くなってるのに!?」
尻尾による横殴りの一撃をしゃがんで躱しながら武光は冷や汗をかいた。
武光と影魔獣の戦いを見ていたフリードが叫ぶ。
「武光さん!! 左肘です!! そこに奴の弱点が!!」
「はぁ!? 左肘!?」
〔武光、とにかくフリードの言う通りにしよう!!〕
「よ、よっしゃ!!」
主役の欲しい位置に、欲しいタイミングで正確に攻撃を繰り出せるのが良い斬られ役の条件である。
七年半もの間、舞台上でひたすらに斬られ続けてきた男は、鍛錬の賜物である正確無比な剣さばきで影魔獣の左肘を斬り落とした。
“グアアアアアッ!?”
頭部を斬り飛ばされても平然としていた影魔獣が突如として苦しみだし、倒れた。そして、倒れた影魔獣はまるで煙のように、文字通り雲散霧消してしまった。
「し、死んだ……? フリード、影魔獣って左肘が弱点なんか?」
「いえ、影魔獣の核に決った場所はありません。お二人とも……これを見て下さい」
フリードに呼ばれて武光とナジミは怪獣人形の所まで行った。
「操影刀の刺さった位置をよく見て下さい」
「これは……!!」
操影刀が突き刺さっていたのは、怪獣人形の影の……左肘の部分だった。
「影魔獣の核は操影刀が刺さった位置によって決まるんです。だから……影魔獣の核は一体一体違う場所にあるんです」
「うっわ……弱点が決まった場所にあらへんとか、めちゃくちゃ厄介やんソレ……って言うかお前、全然制御出来てへんやんけ!!」
「ご、ごめんなさい……でも、それには心当たりがあります。シルエッタは言っていました……『影魔獣は、十分な力を与えなければ言うことを聞かない。エサをきちんと与えて世話をしてあげないと仔犬がなかなか懐いてくれないのと同じ』だと」
いや、仔犬とか可愛いもんとちゃうやんか。しかもエサって術者の命やんか……と、ドン引きする武光とナジミであった。
「それと……影魔獣の元になっている影を消すという方法もあるみたいです」
それを聞いたナジミはフリードに質問した。
「それじゃあ雨の日とか、夜になっちゃったらどうするんです?」
「僕には雨の日に影魔獣を呼び出す事が出来ませんし、日が沈んだら影魔獣は消えてしまいます。でも……どうやっているのかは分かりませんが、シルエッタは雨の日だろうと夜だろうと影魔獣を呼び出していました」
「よっしゃ!! とにかく分かった事だけでも王国軍に伝えに行くぞーーー!!」
「ハイ!! 武光様!!」
「分かりました」
勢いよく駆け出した武光達だったが……!!
「で……ドコ行ったらええんや?」
ナジミと フリードは ズッコケた!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神具のクワで異世界開拓!〜過労死SE、呪われた荒野を極上農園に変えてエルフや獣人と美味しいスローライフ〜
黒崎隼人
ファンタジー
ブラック企業で過労死したシステムエンジニアの茅野蓮は、豊穣の女神アリアによって剣と魔法のファンタジー世界へ転生する。
彼に与えられた使命は、呪われた「嘆きの荒野」を開拓し、全ての種族が手を取り合える理想郷を築くこと。
女神から授かったチート神具「ガイアの聖クワ」を一振りすれば、枯れた大地は瞬時に極上の黒土へと変わり、前世の知識と魔法の収納空間を駆使して、あっという間に規格外の美味しい作物を育て上げていく。
絶品の「ポトフ」で飢えたエルフの少女を救ったことを皮切りに、訳ありの白狼族の女戦士、没落した元公爵令嬢、故郷を失った天狐の巫女、人間に囚われていた翼人族の少女など、行き場を失った魅力的なヒロインたちが次々と彼の農園に集まってくる。
蓮が作る「醤油」や「マヨネーズ」などの未知の調味料や絶品料理は、瞬く間に世界中の胃袋を掴み、小さな農園はいつしか巨大な経済網を持つ最強の都市国家へと発展していく!
迫り来る大商会の圧力も、大国の軍勢も、さらには魔王軍の侵攻すらも、蓮は「美味しいご飯」と「農業チート」で平和的に解決してしまう。
これは、一本のクワを握りしめた心優しい青年が、傷ついた仲間たちと共に美味しい食卓を囲みながら、世界一豊かで幸せな国家「アルカディア連邦」を創り上げるまでの、奇跡と豊穣の異世界スローライフ!
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜
楠ノ木雫
恋愛
病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。
病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。
元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!
でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる