拷問部屋

荒邦

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ジベット前編

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 よし、あの子だ。あの子を連れてこい。
男は命令した。
人混みの中を歩くIを指さした。彼は男の好みだった様だ。
男たちはIを何度も尾行した。
「Iは純朴な青年の様です。ただ、成績不良か、高校はいってないか中退してふらふらしてるようです。家族との仲は悪い様で帰らず路上で過ごすことある様です…」
「いいじゃないか。息子が欲しかったんだ。きっとあの子も納得するだろう。」
ある日、誘拐が実行された。

「すみません。道が分からないのですが、教えていただけませんか?」
カーナビもスマホも持たないふりをして、Iに地図を見せた。熱心に地図を見て説明するIに男が後ろから近づき、注射をした。蜂の様な音を流して気をちらせながら…
「痛っ!」
「あっ!蜂!刺されましたね。大きな蜂でしたよ。今すぐ病院へ行きましょう!車で送ってあげますから。」
lが傷に触ろうとすると
「あっ!だめです。触らないのが一番です。」
「なんだかクラクラしてきた」
「蜂の毒が回ってきたんですよ、早く乗って!」
Iは促されるままに車に乗った。スモークガラスでわからなかったが、後部座席にも人がいた。乗った瞬間の違和感。座席のベルトは自分では外せない仕組みになっていた。
しかもそいつはほぼ全裸だった。
だが、深く考える余裕のないIの意識は薄れていった。
「身分証…あった…この子はIというそうです。」
「帰ったら体を綺麗にしてやれ。跡継ぎとして教育する。」
「跡継ぎ?」
「跡継ぎができなければお前たちを売り飛ばして処分するしかない。自分がって顔だがそれはだめだ。おまえは下僕だ。卑しい奴隷だ。」
「はい。だんな様」

下僕たちは、Iの服を脱がせた。
Iは爪も綺麗に切られ、体毛も全て除毛された。
香水も振り撒かれた。
「反抗期だろう。お仕置きに檻に入れろ。」
Iは眠らされたまま、人型の檻に閉じ込められた。

Iが目を覚ますと、宙に浮いた檻の中にいた。
人の形をしていた。
しかも全裸
身動きができないほど狭かった。
僅かな余裕の中で暴れても檻が揺れるだけであった。
「クソっ。親切にしなければ…」
道案内したことを後悔した。
足元には拷問器具が並んでいた。
「出してください。僕は何もしていません。」
Iは叫び続けた。
やっと人の気配がした。
「そんなに泣きじゃくるな」
道を尋ねてきた男が現れた。
「何をする気なんですか。」
Iは泣きじゃくって息が整わないなか叫んだ。
「息子になるか?」男はそれだけ言った。
「ええっ?」
「ようは跡継ぎだ。」
「どういう意味だよ」
「息子として生きてほしいんだ。もし拒否するならお前をこの下にある道具でジワジワと殺す。」
「いやあ、そんなことできないだろ?」Iの頭は混乱した。
「じゃあ、やってやる。」
Iは檻から出されると後ろ手に縛られた。
数人の大人に囲まれて怯えたIは抵抗することもできず、ロバを模したΔ型の胴体に股がされた。
じわじわと股間の感覚が消え、体重を支えきれなずに痛みになった
「んっ…」Iは痛みに身をよじらせた。「痛い…いつまで続けるんだ?」
「どれくらいなどない。」
「ずっとってこと?」
「そうだ」
「ええっ。おろしてください。」
「だめだ」男は冷たく言い放った。
「息子になりますから。お願いします」Iは泣きながら男に懇願した。
「さっき拒否したじゃないか。おまえは殺す。根性もない。逃げ出すかもしれん。」
「ごめんなさい。逃げません。なんでもします。命だけは助けてください」Iは何度も繰り返して言った。

男はしばらく考え込んだ。
「じゃあ、何も言わずに痛みで倒れるまでここに座れ。罰だ。」と男が言った。
「はい」
「お父様と呼べ」男はニヤリとした。
「はい。お父様。」Iは作り笑いをして笑顔を返した。
Iは脂汗と涙でぐちゃぐちゃになりながらじっと耐え、ついに気を失った。

「よし。いい子だ。」
Iはベッドに四肢を拘束された。
「あれを付けてやれ。」
Iは貞操帯を取り付けられた。
「起きたら俺を呼べ」男は下僕に命令した。
Iはしばらくそのまま寝かされた。

Iは目覚ました。
手足を固定されて動かすことができない。
おまけに裸であるはずなのに下腹部に違和感がある。
夢ではなかった。
「さあ、我が息子よ、左脇に我が一族の印を刻んでやろう。」
そういうと、男は小さな
刺青を入れた。
抵抗すれば殺される。Iはそう思って抵抗はしなかった。
「痛っ」
「我慢しろ」
 拘束を解くと傷も癒えぬ間に男はIに命令した。

そこのベッドに仰向けになれ。
 すると、男はIを拘束した。
Iがあっけにとられている間に、カエルのように曲げて足を開いた状態にされた。
「何をするんですか??」
男は無言でクリームを指につけた。
そして、つぷとIの肛門に指を突っ込んだ
「んん!何?!」男の冷たい指が挿入されたのを感じてIは不自由なからだを悶えさせた。
男は挿入した指をさらに奥に入れた。
「ああぅ」初めて感じる妙な感覚に変な声が出た。
「どうだ?」男はIに感想を求めた。
「変な…なんか…きも…変な感じがします。」Iはこたえた。
男は指でぐりぐりと直腸の壁を擦り始めた。
「あっ!あっ…あはぁぁ」声を出すつもりはないのにIの口から喘ぐような声が漏れた。
「気持ちいいんだろ?気持ちがいい時の声だ。」
「ああっ…気持ちいいです。あああっ!!」
Iは興奮を感じたが、貞操帯のせいで至らなかった。
「I、上等だ。さすが私の子だ。」男は満足そうな顔をしながら言った。
「外してくれ!!痛い!!タマがどうにかなりそうだ!!」Iは貞操帯を外すように男に言った。
「F、Iにあれをつけろ。」Fと呼ばれる下僕は太いアナルプラグをIの肛門に躊躇なく挿入した。そして鎖で繋ぎ外れないようにした。
「I、私が望む通りのことをしたらお前の欲しいものは何でも与えてやる。だが帰りたいだの嫌だの我儘を言ったら罰を与えるからな?これも罰だ。」
「はい。お父様。」
「さあ、部屋に戻っておとなしくしておけ。部屋を案内してやりたいが、また明日までお預けだ。F、Iの世話をしてやれ。」
「はいご主人様。…おぼっちゃま、こちらです。」FはIの拘束を解き、服を着せて部屋に案内した。
IはFの後を追って歩いた。
(続く)


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