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09.ニンジャ
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「誰かいる?」
「……」
呼び掛けに返事は無い。
ルル、ノア、レティシアも、一変した空気を感じてエヴァンの視線の先に無言で注意を向けた。
エヴァンは複雑な魔法式を口の中で唱える。公式が完成する毎に、翳した右手に魔力を帯びた青白い魔法陣が現れた。
そして。
「【万氷刃】」
呟いたと同時に無数の氷の刃がエヴァンの上空に出現した。
氷の刃は木々の間をすり抜けて、エヴァンの視線の先へと迸る。
「――【守護障壁】」
短く低い声。それはエヴァンが放った氷の刃の向かう先から聞こえ、そして魔法の防御壁が展開された。
刃は淡く光る壁に弾かれ、霧散する。
「ちょっと待って!? いきなり攻撃して悪かったけど、私たちは怪しい者じゃないわ! ちゃんと顔を見て話しましょう!?」
「無駄だと思うよ、ルル。あちらさんには敵意しか無い」
エヴァンが躊躇無く攻撃魔法を放ったのは、相手がこちらに放つ予定だった魔法陣の一部分が見えたから。それは確かに、上位クラスの攻撃魔法だった。
「【風刃】」
「【風刃】」
防御壁が消えると今度は、向こうから見えない刃が放たれた。エヴァンは同じ魔法を放ち、相殺させる。
「……略式魔法か。やるな」
今の魔法、エヴァンは魔法式を唱えず、指で魔法陣を描く略式魔法と呼ばれる方法を使ったのである。
「牢からその女を出したのはお前たちか? 魔王はどうした?」
「囚われの王女様を見捨てるわけにはいかないでしょ? あの弱い魔王なら、勝手に自分で死んだよ。仲間だったら埋葬くらいはしてあげたら?」
「……」
木立の後ろから、黒い衣装を身に纏った男がひとり現れた。頭も口元も黒い布で覆い、その姿はさながら――
「ニンジャだ! カッコイイ! サインが欲しい!」
少年のように目を輝かせるノア。
「いや、ノア……今はそんなこと言ってる場合じゃ……」
「まぁ、ニンジャですか。私も本物のニンジャは初めて拝見いたしますわ」
「ニンジャではない! 暗殺者だ!」
「自分で暗殺者って名乗るの、恥ずかしく無い?」
ノアに乗っかるレティシアに、堪らず声を荒げたニンジャ改め暗殺者。しかしルルに突っ込まれ、唯一布から出ている目元を真っ赤にして俯いた。
「……い、一応確認しておくが、その女はバルドレインの第2王女レティシアで間違いはないのだな?」
「そうよ! わかってて攫ったんでしょ!?」
「そうか……」
ルルの返答に何かを深く考え込む暗殺者。その様子を見て、エヴァンはノアに耳打ちする。
「ノア。このニンジャを捕まえて、色々と吐かせよう」
「わかった。捕まえてサインを書いてもらおう」
立ち上がり、ノアは睡魔剣を出現させる。
「ルルはティア様を頼んだよ」
「わ、わかった!」
レティシアの手を引き、ルルは彼らと距離を取る。
「あの……もしかしてこれは、本当に危険な状況なのでしょうか?」
「……多分ね」
ルルの予想通りなら、これは昨夜話していた黒幕の刺客。捕らえられていたレティシアの扱いを考えると、彼女に危害を加える可能性は低い。しかし攻撃魔法を放ってくることから、レティシア以外の3人は排除しても構わないと考えているのだろう。
「ノア様とエヴァン様は大丈夫でしょうか……?」
「わかんないけど……エヴァンは魔法学部の首席だし、大丈夫だと信じたいなぁ……」
「アスティリア大学は、入学するだけでも難しい難関大学ですよね? それも魔法学部は国内トップの競争率! そこの首席なのですか!?」
「憎たらしいことにね。だからきっと、多分……大丈夫、だと思う」
レティシアは震える手を胸元で握りしめ、ノアたちの背中を不安そうに見守った。
「はっ。どこのガキ共か知らんが、プロの暗――プロに勝てると思うなよ」
やはり自分で暗殺者と名乗るのは少し恥ずかしかったらしい。
暗殺者は小さく笑うと、右手の指を宙に滑らせ魔法陣を描いた。
「【火球】」
略式魔法を使えるのはエヴァンだけではないと誇示するように、炎の球を放つ暗殺者。
「ノア」
「いける」
漆黒の炎のような剣を構え、飛んでくる火球の動線上に立つノア。
そして、剣を薙ぐ。
火球はノアの剣に真っ二つに裂かれ、あっけなく消失した。
「馬鹿な……!? って言うか、なんだその剣!? 黒い魔法剣なんて知らんぞ!」
「火に強いのは、水だけではない」
ノアは勢いに乗せて暗殺者の元へ走る。
見たこともない魔法剣に動揺する暗殺者は、一瞬判断が遅れた。
「っ!」
ノアの斬撃をスレスレで躱したが、左腕が睡魔剣に触れた。
痛みは無い。出血も無い。ただ麻痺したように、左腕が力を失いだらりと垂れた。
「なんなんだ……? なんだその気持ちの悪い剣は!?」
「さぁ、観念してサインを書け」
「誰が書くか!」
暗殺者は逡巡する。得体の知れない剣の使い手と、高難易度の氷魔法の魔法式を完成させ、控えている魔法使い。
「ちぃっ! お前らの顔は覚えたからな!」
憎々しげに舌打ちすると、暗殺者は大きく後ろに飛んだ。そしてそのまま、森の奥へと消えて行ってしまった。
「あんなダサい捨て台詞を本当に言う人って、実在するんだね」
「くそっ! サインを貰い損ねた!」
心底悔しそうなノアの視界に、何か光るものが映った。ノアはそれを拾い上げる。
「……コイン?」
見たことのない柄のコインだ。数字が刻まれているので通貨のようだが、バルドレインのものではない。
「ニンジャの落とし物か」
睡魔剣を消失させ、あくびを噛み殺しながらポケットにコインを放り込む。
僅かなまどろみが差し込んだノアの耳に、突如エヴァンの笑い声が聞こえてきた。
「あは……あはは……っ! あははははっ! ひぃー! 腹痛い!」
「どうした? ニンジャに術でもかけられたのか?」
「違っ……安心したら、なんか……笑えてきた……!」
「エヴァン様……?」
近付いてきたレティシアは、体を捩らせて笑い転げるエヴァンの両足が、ガタガタと震えていることに気が付いた。
「めっっっちゃ怖かったー! 暗殺者に襲われるって、魔物とは比べ物にならないくらい怖いね!」
「あんた、結構余裕そうだったじゃない?」
「余裕そうに見せなきゃ負けるでしょ。ちょっとチビっちゃってるからね、僕」
ルルは呆れた顔でため息をつく。
「いや、まぁ、気持ちはわかるわよ。大学生が暗殺者に襲われることなんて、普通は無いからね」
しかしダサいな――と、正直思ってしまうルルだったが、頑張って戦ってくれたので心の中だけに留めておく。
「申し訳ございません……私のせいで、皆様を危険な目に遭わせてしまいました……」
顔を歪め、俯くレティシア。
「まぁ、怖かったけどさ、アレ見てよ」
「はい?」
エヴァンはノアを指差した。
「ニンジャ、また来るかな? 次は本物の手裏剣を投げてくるかもしれないな。マキビシとか持っていたら、記念に一個拾って宝物にしようと思う」
「また来るとは思うけど、絶対あいつ手裏剣なんか持ってないわよ」
ノアは少年のようにワクワクしながら、暗殺者の再来を待ち望んでいる。
「ノアが楽しそうだから、それでいい。僕はノアとルルの漫才が大好きなんだ。生まれた時からずっと一緒にいるけれど、一度も飽きた事が無い。だから2人を守る為なら、暗殺者でもニンジャでも、また戦うよ」
「……」
呼び掛けに返事は無い。
ルル、ノア、レティシアも、一変した空気を感じてエヴァンの視線の先に無言で注意を向けた。
エヴァンは複雑な魔法式を口の中で唱える。公式が完成する毎に、翳した右手に魔力を帯びた青白い魔法陣が現れた。
そして。
「【万氷刃】」
呟いたと同時に無数の氷の刃がエヴァンの上空に出現した。
氷の刃は木々の間をすり抜けて、エヴァンの視線の先へと迸る。
「――【守護障壁】」
短く低い声。それはエヴァンが放った氷の刃の向かう先から聞こえ、そして魔法の防御壁が展開された。
刃は淡く光る壁に弾かれ、霧散する。
「ちょっと待って!? いきなり攻撃して悪かったけど、私たちは怪しい者じゃないわ! ちゃんと顔を見て話しましょう!?」
「無駄だと思うよ、ルル。あちらさんには敵意しか無い」
エヴァンが躊躇無く攻撃魔法を放ったのは、相手がこちらに放つ予定だった魔法陣の一部分が見えたから。それは確かに、上位クラスの攻撃魔法だった。
「【風刃】」
「【風刃】」
防御壁が消えると今度は、向こうから見えない刃が放たれた。エヴァンは同じ魔法を放ち、相殺させる。
「……略式魔法か。やるな」
今の魔法、エヴァンは魔法式を唱えず、指で魔法陣を描く略式魔法と呼ばれる方法を使ったのである。
「牢からその女を出したのはお前たちか? 魔王はどうした?」
「囚われの王女様を見捨てるわけにはいかないでしょ? あの弱い魔王なら、勝手に自分で死んだよ。仲間だったら埋葬くらいはしてあげたら?」
「……」
木立の後ろから、黒い衣装を身に纏った男がひとり現れた。頭も口元も黒い布で覆い、その姿はさながら――
「ニンジャだ! カッコイイ! サインが欲しい!」
少年のように目を輝かせるノア。
「いや、ノア……今はそんなこと言ってる場合じゃ……」
「まぁ、ニンジャですか。私も本物のニンジャは初めて拝見いたしますわ」
「ニンジャではない! 暗殺者だ!」
「自分で暗殺者って名乗るの、恥ずかしく無い?」
ノアに乗っかるレティシアに、堪らず声を荒げたニンジャ改め暗殺者。しかしルルに突っ込まれ、唯一布から出ている目元を真っ赤にして俯いた。
「……い、一応確認しておくが、その女はバルドレインの第2王女レティシアで間違いはないのだな?」
「そうよ! わかってて攫ったんでしょ!?」
「そうか……」
ルルの返答に何かを深く考え込む暗殺者。その様子を見て、エヴァンはノアに耳打ちする。
「ノア。このニンジャを捕まえて、色々と吐かせよう」
「わかった。捕まえてサインを書いてもらおう」
立ち上がり、ノアは睡魔剣を出現させる。
「ルルはティア様を頼んだよ」
「わ、わかった!」
レティシアの手を引き、ルルは彼らと距離を取る。
「あの……もしかしてこれは、本当に危険な状況なのでしょうか?」
「……多分ね」
ルルの予想通りなら、これは昨夜話していた黒幕の刺客。捕らえられていたレティシアの扱いを考えると、彼女に危害を加える可能性は低い。しかし攻撃魔法を放ってくることから、レティシア以外の3人は排除しても構わないと考えているのだろう。
「ノア様とエヴァン様は大丈夫でしょうか……?」
「わかんないけど……エヴァンは魔法学部の首席だし、大丈夫だと信じたいなぁ……」
「アスティリア大学は、入学するだけでも難しい難関大学ですよね? それも魔法学部は国内トップの競争率! そこの首席なのですか!?」
「憎たらしいことにね。だからきっと、多分……大丈夫、だと思う」
レティシアは震える手を胸元で握りしめ、ノアたちの背中を不安そうに見守った。
「はっ。どこのガキ共か知らんが、プロの暗――プロに勝てると思うなよ」
やはり自分で暗殺者と名乗るのは少し恥ずかしかったらしい。
暗殺者は小さく笑うと、右手の指を宙に滑らせ魔法陣を描いた。
「【火球】」
略式魔法を使えるのはエヴァンだけではないと誇示するように、炎の球を放つ暗殺者。
「ノア」
「いける」
漆黒の炎のような剣を構え、飛んでくる火球の動線上に立つノア。
そして、剣を薙ぐ。
火球はノアの剣に真っ二つに裂かれ、あっけなく消失した。
「馬鹿な……!? って言うか、なんだその剣!? 黒い魔法剣なんて知らんぞ!」
「火に強いのは、水だけではない」
ノアは勢いに乗せて暗殺者の元へ走る。
見たこともない魔法剣に動揺する暗殺者は、一瞬判断が遅れた。
「っ!」
ノアの斬撃をスレスレで躱したが、左腕が睡魔剣に触れた。
痛みは無い。出血も無い。ただ麻痺したように、左腕が力を失いだらりと垂れた。
「なんなんだ……? なんだその気持ちの悪い剣は!?」
「さぁ、観念してサインを書け」
「誰が書くか!」
暗殺者は逡巡する。得体の知れない剣の使い手と、高難易度の氷魔法の魔法式を完成させ、控えている魔法使い。
「ちぃっ! お前らの顔は覚えたからな!」
憎々しげに舌打ちすると、暗殺者は大きく後ろに飛んだ。そしてそのまま、森の奥へと消えて行ってしまった。
「あんなダサい捨て台詞を本当に言う人って、実在するんだね」
「くそっ! サインを貰い損ねた!」
心底悔しそうなノアの視界に、何か光るものが映った。ノアはそれを拾い上げる。
「……コイン?」
見たことのない柄のコインだ。数字が刻まれているので通貨のようだが、バルドレインのものではない。
「ニンジャの落とし物か」
睡魔剣を消失させ、あくびを噛み殺しながらポケットにコインを放り込む。
僅かなまどろみが差し込んだノアの耳に、突如エヴァンの笑い声が聞こえてきた。
「あは……あはは……っ! あははははっ! ひぃー! 腹痛い!」
「どうした? ニンジャに術でもかけられたのか?」
「違っ……安心したら、なんか……笑えてきた……!」
「エヴァン様……?」
近付いてきたレティシアは、体を捩らせて笑い転げるエヴァンの両足が、ガタガタと震えていることに気が付いた。
「めっっっちゃ怖かったー! 暗殺者に襲われるって、魔物とは比べ物にならないくらい怖いね!」
「あんた、結構余裕そうだったじゃない?」
「余裕そうに見せなきゃ負けるでしょ。ちょっとチビっちゃってるからね、僕」
ルルは呆れた顔でため息をつく。
「いや、まぁ、気持ちはわかるわよ。大学生が暗殺者に襲われることなんて、普通は無いからね」
しかしダサいな――と、正直思ってしまうルルだったが、頑張って戦ってくれたので心の中だけに留めておく。
「申し訳ございません……私のせいで、皆様を危険な目に遭わせてしまいました……」
顔を歪め、俯くレティシア。
「まぁ、怖かったけどさ、アレ見てよ」
「はい?」
エヴァンはノアを指差した。
「ニンジャ、また来るかな? 次は本物の手裏剣を投げてくるかもしれないな。マキビシとか持っていたら、記念に一個拾って宝物にしようと思う」
「また来るとは思うけど、絶対あいつ手裏剣なんか持ってないわよ」
ノアは少年のようにワクワクしながら、暗殺者の再来を待ち望んでいる。
「ノアが楽しそうだから、それでいい。僕はノアとルルの漫才が大好きなんだ。生まれた時からずっと一緒にいるけれど、一度も飽きた事が無い。だから2人を守る為なら、暗殺者でもニンジャでも、また戦うよ」
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