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第12話
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26
(おかしいわね、まだ来てない……)
多忙な中の久々のオフ。
ベットでのんびりとゴロ寝できる幸せを味わいながら携帯をいじる。
隼也からのメールはまだ届いていない。
三日前にこちらから送ったのだから、読んでるのは間違いないはず。
以前は早い時では三十分以内、遅くても半日たたない間に返信がきていた。
取引先と会食などがある際は「悪い、ちょっと出れない」といったショートメッセージを必ずする男なのだ。
(仕事が軌道に乗って忙しいのかしらね、隼也も)
現地時間の差もあって、ずいぶんとスカイプでも顔を会わせてない。
(槇岡とのことがあるから話したいのに……)
肝心な時に返事をくれない。
ビールを片手に写真立ての隼也を引き寄せる。
「分かってんの? こっちは誘惑されてるのよ。名うてのプレイボーイに」
ため息がもれた。
槇岡の底知れぬ強引さは私の心をすくませていた。
何よりあの強い光をたたえた瞳。深い漆黒の色合いに潜む相手をつかんで離さない野性味。
美貌の中にオスとしての本性を剥き出しにされて、足元がふらつくような不安に襲われていたのだ。
どこか心の支えとして隼也の声がほしくなったのかもしれない。
(いっそ隼也と一緒になれば槇岡もあきらめるだろうか)
ふとそんなことを思う。隼也もなんとなくそう匂わせている。
帰国したらプロポーズしてくる可能性が無いとは言えない。
もしくはこっちが積極的に出れば隼也だって考えるだろう。
床に降りてベットに背をあずける。曇ってるのか窓を見上げても星の瞬きは見えない。
――隼也を好きなのは間違いない。
でもまじめに結婚といったことを考えると、どこか心の一部が冷めるのを自覚する。
ボーイフレンド。
それがぴったりの言葉だ。
からっとした陽気でお人よし。付き合って気持ちいい性格だけどどこか頼りない。弟のように感じる時もある。
隼也もやはり今どきの男で、あまり結婚願望も無いようだ。
家庭を持つとか考えると引いてしまうところもあるだろう。お互いに若い。
私も隼也と同じだ。
学生の頃に交際経験が乏しかった自分が“恋愛のようなもの”を楽しんでる。
本気になれる熱さは感じてない。
友達以上の異性。そんな気もしてくる。
店のことだってある。
夢がかなうかもしれないのに、小さな家庭の幸せで壊したくない。
槇岡の声が頭の中でこだまする。
「俺は相手を無理やり家庭に入れることはない」
あんな短い付き合いの間に決断し、結婚を求めている。
何年も付き合いながら先延ばししている隼也とは対照的だ。
なんでも持っている男。
美形で、大人で、押しも強く、日本有数のコンツェルンの跡取り。
慌てて頭を振って槇岡の残像を振り払う。
(あんな最低男より隼也がましだ)
そう思う。でもどこか無理に思い込もうとしてる、その自覚がある。
心の奥で何か熱っぽい気持ちが生まれてる。
槇岡がもたらした痺れるような熱い感情。
認めたくない。
あの一夜のことは莉奈にまだ話してない。話せるわけがない。
心が揺れてはいけない。
――愛を真剣に求めてるから私に気持ちが移った?
じゃあまた別の女に「本当の愛」を感じたら私から去ってしまうかもしれないではないか。
まだ隼也の方が信じられる。私を一途に見てくれる。
金や名誉で目を曇らせてはいけない。
隼也との愛が幸せになれるはずだ。
心の中の熱さを消すように冷えたビールを流し込む。
27
「亜矢ちゃん」
昼下がりの雑踏の中でもその声はよく響いた。この声を忘れるわけがない。
「あら、お久しぶりです」
営業用のスマイルを瞬時に貼りつかせて、高階の奥様に頭を下げる。
奥様のかたわらには、ブランドショップの買い物袋をいくつもぶら下げた若い男。
えらく日に焼けてがっしりした体形をしている。
運転手やお手伝いには見えない。ひょっとして……
いらぬ勘繰りをしそうになる気落ちを抑えて奥様のそばに寄る。
親密げな男の下げた袋に、ひときわスタイリッシュな品があるのに気付く。
『Collepino』
あの店の名前だ。
――大のお得意様が、ライバル店に足を運んでいる。
さすがに愉快な気持ちにはなれない。
こっちの気持ちを知ってか知らずか、メガネの奥の目を細めて奥様はにこやかな表情を作る。
「あなた店長になったんですってね。おめでとう」
「ええ……まだ代理ですけど」
「一度お祝いでも送ろうかしら、って思ってたのよ。ご無沙汰して悪かったわねえ」
肉付きの良い顎を動かして笑みを見せる。
この感じだと私や店を嫌いになったわけではないようだ。
今後の店のこともある。責任感に押され思い切って聞いてみる。
「あの……最近はお見えになってないようですけど、ひょっとしてお店のものがお気に召さなくなりました?」
「ううん、そんなことないわ」
ちょっとバツが悪そうな表情を浮かべ通りの向こうを指さす。
「聞いていない? あの新しいお店」
「うかがってます」
「あの店ほんと凄いのよ。新店だからちょっとのぞくぐらいの気持ちだったんだけど。もうびっくりするような品揃え」
「センスがお合いになると?」
「センスもだけど。ありきたりな上等品やデザイナーブランドならどこでもあるけど、見たこともないようなものばっかり。本場の独特の仕入れルートがあるんでしょうね」
「……そうなんですか」
「それからあの値段」
嬉し気に男の抱えたバックに目をやる。
「お安いんですか?」
「安いってどころじゃないわよ。値札見てびっくり。こんなお安いわけないってパチモノじゃないかって思ったんだけど、あれは間違いないわ」
この中年マダムは、センスはともかく本物には接してきている。
「……もしかして傷物とか、訳ありとか」
「違うわ」
きっぱりと私の言葉をさえぎる。
「そう思うでしょ? でも全然。隅から隅まで調べたんだけど型落ちとか新古品でもない。今日もピカピカの新品のバックがもう信じられない値段で。日本中探したってあんなお店ないわ」
ちらりと私に目をやる。
「亜矢ちゃんのお店も好きなんだけどねえ……悪いけどあっちがいろいろ良くってね、ホホ」
奥様が若い男に寄りそうに去ってからも、私はその場を動けなかった。
遠目に見える新参のライバル店の黒いカラーの庇。
最近目に見えて客足が鈍っている。
季節やイベントで出足に波があるのは仕方ない。
しかし数か月前には気にならなかった兆しが、もう数字で見えるまでになっている。
明らかに一時の落ち込みじゃなかった。
電話越しにオーナーの声が厳しくなることも多い。
日報を送る際に胃が痛むような気分になることもあった。
佐田さんたちは若い子もやっきになって品揃えや店のカラーにも気を使ってくれたが、
ゆっくり、そしてずっしりと見えない圧迫感が増えている。
腕時計はまだ時間の余裕を示してる。私は足を通りの反対側に向けた。
買い物中毒の高階の奥様があそこまでトリコにできる。
店の力は間違いない。
しかし「価格が安い」という言葉がひっかかった。
それなりのブランドならむしろ安売りは逆効果なはずだ。
ディスカウントショップやスーパーで日用品を買うのとはわけが違う。
イメージ失墜を怖れて協定で安売りできないようにしてるブランドもあるぐらいだ。
それにどれだけツテがあろうが生産地を移そうが、一定の原価はある。
海外からの特注品は輸送費もかさむのだ。
ビジネスでやる以上は利益を出さないといけない。
この町はテナント代だけで新参者を拒む場所だ。
開店後の一時の客寄せにしては不自然すぎる。
高級テナントばかり立ち並ぶビルの一階。
外観はエルメスやアルマーニなどの店とさほど変わらない。
平日の昼なのに人だかりしている。
ちょうど撮影用のカメラを抱えたクルーとテレビ局関係者と思しき人たちが出てきた。
格好の取材ネタなのだろう。
ショーウインドーのバッグの値段に驚愕する。
確かに怪しい品ではない。偽物ならこんな堂々と販売はできない。
この質でこの値段はおかしい。
中から出てきた有閑マダムの一群とすれ違う。
手と手に荷物を抱えて、興奮で上気した顔で品物を褒めて笑いあってる。
高階様と同じく、着飾ってセレブ然としていても、財布のことには誰もが敏感なのだ。
観察してると学生や同業者らしき一群もあった。
焦燥感に胸が焼かれる。人気には納得したが傍観してもいられない。
新規出店はどこにでもあるのだから言い訳できない。
切り抜けないといけないのだ。
このまま採算が悪化していけばいずれ厳しい裁決が来る。
今こそ自分の器量が試されてる。
ひしひしと、そう感じた。
(おかしいわね、まだ来てない……)
多忙な中の久々のオフ。
ベットでのんびりとゴロ寝できる幸せを味わいながら携帯をいじる。
隼也からのメールはまだ届いていない。
三日前にこちらから送ったのだから、読んでるのは間違いないはず。
以前は早い時では三十分以内、遅くても半日たたない間に返信がきていた。
取引先と会食などがある際は「悪い、ちょっと出れない」といったショートメッセージを必ずする男なのだ。
(仕事が軌道に乗って忙しいのかしらね、隼也も)
現地時間の差もあって、ずいぶんとスカイプでも顔を会わせてない。
(槇岡とのことがあるから話したいのに……)
肝心な時に返事をくれない。
ビールを片手に写真立ての隼也を引き寄せる。
「分かってんの? こっちは誘惑されてるのよ。名うてのプレイボーイに」
ため息がもれた。
槇岡の底知れぬ強引さは私の心をすくませていた。
何よりあの強い光をたたえた瞳。深い漆黒の色合いに潜む相手をつかんで離さない野性味。
美貌の中にオスとしての本性を剥き出しにされて、足元がふらつくような不安に襲われていたのだ。
どこか心の支えとして隼也の声がほしくなったのかもしれない。
(いっそ隼也と一緒になれば槇岡もあきらめるだろうか)
ふとそんなことを思う。隼也もなんとなくそう匂わせている。
帰国したらプロポーズしてくる可能性が無いとは言えない。
もしくはこっちが積極的に出れば隼也だって考えるだろう。
床に降りてベットに背をあずける。曇ってるのか窓を見上げても星の瞬きは見えない。
――隼也を好きなのは間違いない。
でもまじめに結婚といったことを考えると、どこか心の一部が冷めるのを自覚する。
ボーイフレンド。
それがぴったりの言葉だ。
からっとした陽気でお人よし。付き合って気持ちいい性格だけどどこか頼りない。弟のように感じる時もある。
隼也もやはり今どきの男で、あまり結婚願望も無いようだ。
家庭を持つとか考えると引いてしまうところもあるだろう。お互いに若い。
私も隼也と同じだ。
学生の頃に交際経験が乏しかった自分が“恋愛のようなもの”を楽しんでる。
本気になれる熱さは感じてない。
友達以上の異性。そんな気もしてくる。
店のことだってある。
夢がかなうかもしれないのに、小さな家庭の幸せで壊したくない。
槇岡の声が頭の中でこだまする。
「俺は相手を無理やり家庭に入れることはない」
あんな短い付き合いの間に決断し、結婚を求めている。
何年も付き合いながら先延ばししている隼也とは対照的だ。
なんでも持っている男。
美形で、大人で、押しも強く、日本有数のコンツェルンの跡取り。
慌てて頭を振って槇岡の残像を振り払う。
(あんな最低男より隼也がましだ)
そう思う。でもどこか無理に思い込もうとしてる、その自覚がある。
心の奥で何か熱っぽい気持ちが生まれてる。
槇岡がもたらした痺れるような熱い感情。
認めたくない。
あの一夜のことは莉奈にまだ話してない。話せるわけがない。
心が揺れてはいけない。
――愛を真剣に求めてるから私に気持ちが移った?
じゃあまた別の女に「本当の愛」を感じたら私から去ってしまうかもしれないではないか。
まだ隼也の方が信じられる。私を一途に見てくれる。
金や名誉で目を曇らせてはいけない。
隼也との愛が幸せになれるはずだ。
心の中の熱さを消すように冷えたビールを流し込む。
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「亜矢ちゃん」
昼下がりの雑踏の中でもその声はよく響いた。この声を忘れるわけがない。
「あら、お久しぶりです」
営業用のスマイルを瞬時に貼りつかせて、高階の奥様に頭を下げる。
奥様のかたわらには、ブランドショップの買い物袋をいくつもぶら下げた若い男。
えらく日に焼けてがっしりした体形をしている。
運転手やお手伝いには見えない。ひょっとして……
いらぬ勘繰りをしそうになる気落ちを抑えて奥様のそばに寄る。
親密げな男の下げた袋に、ひときわスタイリッシュな品があるのに気付く。
『Collepino』
あの店の名前だ。
――大のお得意様が、ライバル店に足を運んでいる。
さすがに愉快な気持ちにはなれない。
こっちの気持ちを知ってか知らずか、メガネの奥の目を細めて奥様はにこやかな表情を作る。
「あなた店長になったんですってね。おめでとう」
「ええ……まだ代理ですけど」
「一度お祝いでも送ろうかしら、って思ってたのよ。ご無沙汰して悪かったわねえ」
肉付きの良い顎を動かして笑みを見せる。
この感じだと私や店を嫌いになったわけではないようだ。
今後の店のこともある。責任感に押され思い切って聞いてみる。
「あの……最近はお見えになってないようですけど、ひょっとしてお店のものがお気に召さなくなりました?」
「ううん、そんなことないわ」
ちょっとバツが悪そうな表情を浮かべ通りの向こうを指さす。
「聞いていない? あの新しいお店」
「うかがってます」
「あの店ほんと凄いのよ。新店だからちょっとのぞくぐらいの気持ちだったんだけど。もうびっくりするような品揃え」
「センスがお合いになると?」
「センスもだけど。ありきたりな上等品やデザイナーブランドならどこでもあるけど、見たこともないようなものばっかり。本場の独特の仕入れルートがあるんでしょうね」
「……そうなんですか」
「それからあの値段」
嬉し気に男の抱えたバックに目をやる。
「お安いんですか?」
「安いってどころじゃないわよ。値札見てびっくり。こんなお安いわけないってパチモノじゃないかって思ったんだけど、あれは間違いないわ」
この中年マダムは、センスはともかく本物には接してきている。
「……もしかして傷物とか、訳ありとか」
「違うわ」
きっぱりと私の言葉をさえぎる。
「そう思うでしょ? でも全然。隅から隅まで調べたんだけど型落ちとか新古品でもない。今日もピカピカの新品のバックがもう信じられない値段で。日本中探したってあんなお店ないわ」
ちらりと私に目をやる。
「亜矢ちゃんのお店も好きなんだけどねえ……悪いけどあっちがいろいろ良くってね、ホホ」
奥様が若い男に寄りそうに去ってからも、私はその場を動けなかった。
遠目に見える新参のライバル店の黒いカラーの庇。
最近目に見えて客足が鈍っている。
季節やイベントで出足に波があるのは仕方ない。
しかし数か月前には気にならなかった兆しが、もう数字で見えるまでになっている。
明らかに一時の落ち込みじゃなかった。
電話越しにオーナーの声が厳しくなることも多い。
日報を送る際に胃が痛むような気分になることもあった。
佐田さんたちは若い子もやっきになって品揃えや店のカラーにも気を使ってくれたが、
ゆっくり、そしてずっしりと見えない圧迫感が増えている。
腕時計はまだ時間の余裕を示してる。私は足を通りの反対側に向けた。
買い物中毒の高階の奥様があそこまでトリコにできる。
店の力は間違いない。
しかし「価格が安い」という言葉がひっかかった。
それなりのブランドならむしろ安売りは逆効果なはずだ。
ディスカウントショップやスーパーで日用品を買うのとはわけが違う。
イメージ失墜を怖れて協定で安売りできないようにしてるブランドもあるぐらいだ。
それにどれだけツテがあろうが生産地を移そうが、一定の原価はある。
海外からの特注品は輸送費もかさむのだ。
ビジネスでやる以上は利益を出さないといけない。
この町はテナント代だけで新参者を拒む場所だ。
開店後の一時の客寄せにしては不自然すぎる。
高級テナントばかり立ち並ぶビルの一階。
外観はエルメスやアルマーニなどの店とさほど変わらない。
平日の昼なのに人だかりしている。
ちょうど撮影用のカメラを抱えたクルーとテレビ局関係者と思しき人たちが出てきた。
格好の取材ネタなのだろう。
ショーウインドーのバッグの値段に驚愕する。
確かに怪しい品ではない。偽物ならこんな堂々と販売はできない。
この質でこの値段はおかしい。
中から出てきた有閑マダムの一群とすれ違う。
手と手に荷物を抱えて、興奮で上気した顔で品物を褒めて笑いあってる。
高階様と同じく、着飾ってセレブ然としていても、財布のことには誰もが敏感なのだ。
観察してると学生や同業者らしき一群もあった。
焦燥感に胸が焼かれる。人気には納得したが傍観してもいられない。
新規出店はどこにでもあるのだから言い訳できない。
切り抜けないといけないのだ。
このまま採算が悪化していけばいずれ厳しい裁決が来る。
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