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20歳の冬
バーテンダーごっこ
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◇◇◇
「ケーゴ、ブルー・ラグーンおかわり」
「もうっ~、またぶるー・らぐーん?そればっかりじゃぁん」
バーテンダーごっこを始めて3時間が経った頃には、圭吾はろれつが回らなくなっていた。まだ5杯ほどしか飲んでいないのに、顔も赤く、視線もふわふわしている。スルトにだけは分かったのだが、酔った圭吾からはΩの香りが増し増しで匂ってきた。
「偽カクテルを飲んでたと聞いて安心したよ」
ケーゴに聞こえないようにエドガーが呟いた。スルトもピーターもこくりと頷く。
「こんなケーゴ他のやつには見せられん。匂いもきつくなるしな」
「酔ったケイゴはいつも以上に色っぽくなりますしね」
「ぴーたー、ぐらす空いてるよぉ?なにかのむ?ぼくのおすすめはねぇ、えーっと、わすれちゃった」
「なんだこのおバカなケーゴは…!!かわいすぎる」
「ケイゴのおすすめを作ってくれるか?」
酔った圭吾の写真をバシャバシャ撮っているエドガーの隣で、ピーターがそう答えた。圭吾は頷き、リキュールを手に持とうとする。
「あっ」
握力が弱くなっているのか、圭吾はリキュールを倒してしまった。幸いどの瓶も割れなかった。スルトは圭吾の立っている場所へ行き、倒れたリキュールを元の位置に戻した。
「ありがとうするとぉ」
「気を付けろよ?手伝う。何を作るんだ?」
「えっと、なんかてきとうに…」
「そうか」
圭吾は本当に適当にリキュールを混ぜ始めた。ピーターの前に出されたカクテル?はものすごく色の悪い飲み物だった。
「う…ケイゴ、なにを混ぜたらこんな物騒な色になるんだ」
「なにまぜったけ~」
「あらー、本格的に酔って来たねえ」
「ケーゴ、エドガーにブルー・ラグーンを作ってやれ」
「わかったぁ」
ふらふらとウォッカの瓶をもってシェーカーへ注ぐ圭吾のおしりにスルトの手が触れる。圭吾はぴくりと反応し、スルトの手をぺちんと叩いた。
「ちょっと、お客さん、だめですよ」
「かたいことを言うな」
「あっ、だめ」
ズボンを下ろされ、スルトの指が圭吾の中へ差し込まれる。圭吾は「ああぁっ…」と声を漏らしながら力の入らない手でカウンターの縁を掴んだ。
「スルト、何をしてるの?」
「カクテルを作る手伝いだ。ケーゴ、早く酒をつくれ」
「あっ、んっ」
圭吾はスルトに中をかきまわされながら、シェーカーに氷を入れてウォッカを注いだ。手元が狂いドボドボと注いでしまう。
「あっ、やぁっ、す、するとっ!」
「なんだ?」
「やめてっ、シェーカー振れないからぁ!」
「そうか」
案外あっさりとスルトは指を抜いた。ほっとした圭吾はシェーカをしゃかしゃか振り始める。スルトは振っている最中の圭吾の腰を持ち、かたくなったものを押し込んだ。
「んあぁぁっ!?」
「ケーゴ、早くカクテルを作らないとおいしくなくなるぞ」
「あっ、んっ、あぁっ」
圭吾は酒をシェーカーからシャンパングラスに注ぎ、果物を飾る。ストローをさしてカクテルが出来上がった。
「ずいぶん時間がかかったな。エドガーが待っているぞ」
「あっ、あぁっ、えどがーっ、おまたっ、せっ、んんっ!しましたっ…ぁっあっ!」
「ありがとうケーゴ」
カクテルを差し出した圭吾の手をエドガーが握り、指に付けている婚約指輪にキスをした。
「ケーゴがスルトに犯されながら作ったカクテル、おいしくいただくよ」
「んっ!あっ、あぁっ!」
「バーテンダー姿のケーゴもたまらん。なんだか悪いことをしている気分だ」
「悪いことだよ。酔ったケーゴに好き勝手して」
「ふっ、たしかにな」
「はっ、あっ、んんっ、やぁっ!で、でるっ…!」
「エドガー、ケーゴが射精するぞ。こちらへ来い。飲ませてやる」
「わーい」
エドガーは上機嫌で圭吾のもとへ行きしゃがんだ。スルトが圭吾のものを握り刺激する。
「あっ!あっ…ああっ!!」
「っ…!」
エドガーの口や頬に圭吾の精液がかかる。エドガーは指でそれをすくって舐めてから、圭吾のものにちゅっとキスをした。
「んっ」
「ごちそうさまケーゴ。どのカクテルよりおいしかったよ」
「やだぁ…」
「ケーゴ、俺ももう出そうだっ」
「んんんっ!」
スルトの動きに合わせてガタンガタンとカウンターが大きな音を立てる。スルトは「ふんっ…!」と呻いてから圭吾の中へ注ぎ込んだ。圭吾はくたりと床にしゃがみこむ。
「で、エドガー。俺とケーゴが作ったブルー・ラグーンはどうだった?」
「うん。ウォッカが効いてて悪くないよ。バーテンダーごっこ、楽しかったねえ」
「ああ。休日はケーゴにカクテル作ってもらおう」
「いいね」
その後、酔った圭吾をベッドへ連れ込みエドガーがたっぷり可愛がった。翌朝目覚めた圭吾は、途中から記憶を失っており、幸か不幸かスルトにされたことは覚えていなかった。そのため毎週末にバーテンダーごっこをすることを承諾してしまい、記憶が途切れる頃に毎回バーテンダー衣装で二人に抱かれることになる。
「ケーゴ、ブルー・ラグーンおかわり」
「もうっ~、またぶるー・らぐーん?そればっかりじゃぁん」
バーテンダーごっこを始めて3時間が経った頃には、圭吾はろれつが回らなくなっていた。まだ5杯ほどしか飲んでいないのに、顔も赤く、視線もふわふわしている。スルトにだけは分かったのだが、酔った圭吾からはΩの香りが増し増しで匂ってきた。
「偽カクテルを飲んでたと聞いて安心したよ」
ケーゴに聞こえないようにエドガーが呟いた。スルトもピーターもこくりと頷く。
「こんなケーゴ他のやつには見せられん。匂いもきつくなるしな」
「酔ったケイゴはいつも以上に色っぽくなりますしね」
「ぴーたー、ぐらす空いてるよぉ?なにかのむ?ぼくのおすすめはねぇ、えーっと、わすれちゃった」
「なんだこのおバカなケーゴは…!!かわいすぎる」
「ケイゴのおすすめを作ってくれるか?」
酔った圭吾の写真をバシャバシャ撮っているエドガーの隣で、ピーターがそう答えた。圭吾は頷き、リキュールを手に持とうとする。
「あっ」
握力が弱くなっているのか、圭吾はリキュールを倒してしまった。幸いどの瓶も割れなかった。スルトは圭吾の立っている場所へ行き、倒れたリキュールを元の位置に戻した。
「ありがとうするとぉ」
「気を付けろよ?手伝う。何を作るんだ?」
「えっと、なんかてきとうに…」
「そうか」
圭吾は本当に適当にリキュールを混ぜ始めた。ピーターの前に出されたカクテル?はものすごく色の悪い飲み物だった。
「う…ケイゴ、なにを混ぜたらこんな物騒な色になるんだ」
「なにまぜったけ~」
「あらー、本格的に酔って来たねえ」
「ケーゴ、エドガーにブルー・ラグーンを作ってやれ」
「わかったぁ」
ふらふらとウォッカの瓶をもってシェーカーへ注ぐ圭吾のおしりにスルトの手が触れる。圭吾はぴくりと反応し、スルトの手をぺちんと叩いた。
「ちょっと、お客さん、だめですよ」
「かたいことを言うな」
「あっ、だめ」
ズボンを下ろされ、スルトの指が圭吾の中へ差し込まれる。圭吾は「ああぁっ…」と声を漏らしながら力の入らない手でカウンターの縁を掴んだ。
「スルト、何をしてるの?」
「カクテルを作る手伝いだ。ケーゴ、早く酒をつくれ」
「あっ、んっ」
圭吾はスルトに中をかきまわされながら、シェーカーに氷を入れてウォッカを注いだ。手元が狂いドボドボと注いでしまう。
「あっ、やぁっ、す、するとっ!」
「なんだ?」
「やめてっ、シェーカー振れないからぁ!」
「そうか」
案外あっさりとスルトは指を抜いた。ほっとした圭吾はシェーカをしゃかしゃか振り始める。スルトは振っている最中の圭吾の腰を持ち、かたくなったものを押し込んだ。
「んあぁぁっ!?」
「ケーゴ、早くカクテルを作らないとおいしくなくなるぞ」
「あっ、んっ、あぁっ」
圭吾は酒をシェーカーからシャンパングラスに注ぎ、果物を飾る。ストローをさしてカクテルが出来上がった。
「ずいぶん時間がかかったな。エドガーが待っているぞ」
「あっ、あぁっ、えどがーっ、おまたっ、せっ、んんっ!しましたっ…ぁっあっ!」
「ありがとうケーゴ」
カクテルを差し出した圭吾の手をエドガーが握り、指に付けている婚約指輪にキスをした。
「ケーゴがスルトに犯されながら作ったカクテル、おいしくいただくよ」
「んっ!あっ、あぁっ!」
「バーテンダー姿のケーゴもたまらん。なんだか悪いことをしている気分だ」
「悪いことだよ。酔ったケーゴに好き勝手して」
「ふっ、たしかにな」
「はっ、あっ、んんっ、やぁっ!で、でるっ…!」
「エドガー、ケーゴが射精するぞ。こちらへ来い。飲ませてやる」
「わーい」
エドガーは上機嫌で圭吾のもとへ行きしゃがんだ。スルトが圭吾のものを握り刺激する。
「あっ!あっ…ああっ!!」
「っ…!」
エドガーの口や頬に圭吾の精液がかかる。エドガーは指でそれをすくって舐めてから、圭吾のものにちゅっとキスをした。
「んっ」
「ごちそうさまケーゴ。どのカクテルよりおいしかったよ」
「やだぁ…」
「ケーゴ、俺ももう出そうだっ」
「んんんっ!」
スルトの動きに合わせてガタンガタンとカウンターが大きな音を立てる。スルトは「ふんっ…!」と呻いてから圭吾の中へ注ぎ込んだ。圭吾はくたりと床にしゃがみこむ。
「で、エドガー。俺とケーゴが作ったブルー・ラグーンはどうだった?」
「うん。ウォッカが効いてて悪くないよ。バーテンダーごっこ、楽しかったねえ」
「ああ。休日はケーゴにカクテル作ってもらおう」
「いいね」
その後、酔った圭吾をベッドへ連れ込みエドガーがたっぷり可愛がった。翌朝目覚めた圭吾は、途中から記憶を失っており、幸か不幸かスルトにされたことは覚えていなかった。そのため毎週末にバーテンダーごっこをすることを承諾してしまい、記憶が途切れる頃に毎回バーテンダー衣装で二人に抱かれることになる。
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