【完結】【R18BL】極上オメガ、前世の恋人２人に今世も溺愛されています

２０歳の冬 就活（※）

帰宅

「ケーゴ。今日はもう疲れただろう？休んだ方が良いよ」

「あ、うん…」

「僕たちと一緒に寝る？今日は手を出さないと約束するよ」

「うん…。一緒に寝てくれる？」

「分かった。いいよね、スルトとピーターも一緒に寝てあげようよ」

「もちろんだ」

「ええ、それでケイゴの気持ちが落ち着くのなら」

「ケーゴ。今日は４人で寝ようね」

「うん…。ありがとうみんな…本当に…」

「あ、それとみんな、明日からとりあえず一週間学校休んでね」

「ん？」

「え？」

「は？」

エドガーの突拍子もない提案に僕たちはアホみたいな声を出した。エドガーはかまわずニコニコ笑いながら続ける。

「言ったでしょ。ケーゴの体を元に戻るまで抱き続けるって。そこさえ戻したら心配事なんてなにもなくなるんだ」

「…つまり、一週間僕は軟禁されてスルトとエドガーに抱き続けてもらうということでしょうか。あとピーターも前戯参加で…」

「そういうこと。リハビリだね」

「リハビリ…？」

「僕とスルトのケーゴを愛する気持ちは微塵も変わらないし、それはケーゴも同じでしょ？だから僕たちの関係の根幹にはヒビひとつ入っていないんだよ」

「その通りだ」

「うん、まあ、そうだね…？」

「問題は体だけ。だけど体っていうのは厄介だ。そこを元に戻さないと不安が募ってしまう。だから真っ先に手を打たないといけないよね。ということで一週間かけて僕たちがケーゴの体を元に戻せるようにがんばるよ。もし一週間で戻らなければ二週間でも三週間でも僕たちは粘るだけさ」

「そうだな」

「……」

いつもの僕なら、お前らアホかみたいなことを言うんだけど…。なんせ今回は僕が悪いし、きっとエドガーも不安でしょうがなくってこんな（アホな）提案をしてると思うから…。負い目がある僕は反論せずに頷いた。それにこれは僕にとってもありがたいことかもしれない。できるなら磯崎さんの体なんて早く忘れたいし、ちゃんとエドガーとスルトの形に戻してほしいのは僕だって同じ気持ちだったから。

かくして僕たちは大学を休みセックス三昧の一週間を送ることとなった。