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20歳の冬 就活(※)
リハビリ
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僕を押し倒したエドガーは、欲情してる熱っぽい目で僕をじっと見てる。
「…っ」
「キスしてもいい?」
「……」
改めてそんなことを聞かれたら恥ずかしくなる。僕は顔を背けてこくんと頷いた。エドガーはクスっと笑い、僕の顎に指を当ててそっちを向かせる。うっすら目をあけると、目の前にエドガーの顔が見えた。そしてゆっくりと唇が触れ合う。
「っ…」
「…ケーゴ…」
名前を呼ばれて体がゾクっとした。4日ぶりのエドガーとのキス。優しくてねちっこくて、キスだけでも僕のことが好きで好きで仕方ないって伝わってくる。キスをしてるだけなのに、体が火照り反応してしまう。長い長いキスをしたあと、エドガーがゆっくり顔を離し僕の頬を撫でた。
「ふ…っ」
「ふふ。ケーゴの顔、トロトロになってる。…僕のキスは覚えてた?」
「…意地悪言わないで…。忘れるわけないでしょ…」
「…ああ、もう。くそっ」
「…?」
「…ごめん。ケーゴのこの顔を…いや、なんでもない」
「……」
エドガーは慌てて口をつぐんだ。僕の顔をじっと見つめているその表情は、興奮と怒りと悔しさが滲んでる。…きっと今、イソザキさんのことを考えてるんだ。
エドガーの手が僕の服の下に伸びる。シャツをめくりあげようとしたその手を僕は慌てて掴んだ。
「…だめかな」
「ちがう。だめじゃないんだけど…。服は脱がせないで…」
「どうして?そういえば昨日からずっと長袖長ズボンだね」
「…それは…」
「…ケーゴの体中にイソザキの痕がつけられてるのは知ってるよ」
「……」
「それを分かった上で僕はケーゴの体を見たい」
「…見られたくないよ…」
僕がそう呟いても、エドガーは無視してゆっくりと服をめくりあげた。おなかや胸、鎖骨や首元につけられた赤い痕。エドガーは何も言わずにそれを指でなぞった。僕は顔を手で覆い、泣きそうになるのを必死にこらえた。
「…これをつけられたのは覚えてるの?」
「…ほとんど覚えてない…。けど…発情期がおさまってからも…つけられてたのは覚えてる…」
「そう…」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「ごめんねケーゴ。見られたくないよね。無理矢理見てごめん。大丈夫。もう見ないよ。こんな痕すぐ消える。消えたら僕たちが痕をたくさんつけるよ。イソザキにつけられた感触なんて忘れさせるから。だから…謝らないで」
「エドガァ…」
僕が腕を伸ばすと、エドガーがぎゅっと抱きしめてくれた。キスしてって言ったらまた優しいキスをしてくれる。めくったシャツを戻し、泣いてる僕を「大丈夫、大丈夫」とあやしてくれた。辛いのはエドガーの方なのに…。ごめんね…。
「…っ」
「キスしてもいい?」
「……」
改めてそんなことを聞かれたら恥ずかしくなる。僕は顔を背けてこくんと頷いた。エドガーはクスっと笑い、僕の顎に指を当ててそっちを向かせる。うっすら目をあけると、目の前にエドガーの顔が見えた。そしてゆっくりと唇が触れ合う。
「っ…」
「…ケーゴ…」
名前を呼ばれて体がゾクっとした。4日ぶりのエドガーとのキス。優しくてねちっこくて、キスだけでも僕のことが好きで好きで仕方ないって伝わってくる。キスをしてるだけなのに、体が火照り反応してしまう。長い長いキスをしたあと、エドガーがゆっくり顔を離し僕の頬を撫でた。
「ふ…っ」
「ふふ。ケーゴの顔、トロトロになってる。…僕のキスは覚えてた?」
「…意地悪言わないで…。忘れるわけないでしょ…」
「…ああ、もう。くそっ」
「…?」
「…ごめん。ケーゴのこの顔を…いや、なんでもない」
「……」
エドガーは慌てて口をつぐんだ。僕の顔をじっと見つめているその表情は、興奮と怒りと悔しさが滲んでる。…きっと今、イソザキさんのことを考えてるんだ。
エドガーの手が僕の服の下に伸びる。シャツをめくりあげようとしたその手を僕は慌てて掴んだ。
「…だめかな」
「ちがう。だめじゃないんだけど…。服は脱がせないで…」
「どうして?そういえば昨日からずっと長袖長ズボンだね」
「…それは…」
「…ケーゴの体中にイソザキの痕がつけられてるのは知ってるよ」
「……」
「それを分かった上で僕はケーゴの体を見たい」
「…見られたくないよ…」
僕がそう呟いても、エドガーは無視してゆっくりと服をめくりあげた。おなかや胸、鎖骨や首元につけられた赤い痕。エドガーは何も言わずにそれを指でなぞった。僕は顔を手で覆い、泣きそうになるのを必死にこらえた。
「…これをつけられたのは覚えてるの?」
「…ほとんど覚えてない…。けど…発情期がおさまってからも…つけられてたのは覚えてる…」
「そう…」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「ごめんねケーゴ。見られたくないよね。無理矢理見てごめん。大丈夫。もう見ないよ。こんな痕すぐ消える。消えたら僕たちが痕をたくさんつけるよ。イソザキにつけられた感触なんて忘れさせるから。だから…謝らないで」
「エドガァ…」
僕が腕を伸ばすと、エドガーがぎゅっと抱きしめてくれた。キスしてって言ったらまた優しいキスをしてくれる。めくったシャツを戻し、泣いてる僕を「大丈夫、大丈夫」とあやしてくれた。辛いのはエドガーの方なのに…。ごめんね…。
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