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友人たちは私を慰めてくれた。
「ユリアったら、本当に酷いわよね。私たちも誤解を解くように動いてみるからね」
友人の一人がそう言ってくれたけど。
「いいよ、そんなことしなくても。私は、私の言い分を聞いてくれなかったマクシム様のことを信用できないし、もういいの」
「そう?」
と言いつつも、友人は心配そうな顔をしていた。
後日、友人たちが泣きはらした目をしたユリアを私の家に連れて来た。
「ど、どうしたの?」
事情を聞くと、友人たちはユリアが私にしたのと同じようにユリアの悪い噂を流したそうだ。嫌味なことを言うとか、嘘をついて友人から婚約者を奪ったなどなど。
それを聞いたのがマクシムの両親だ。
もともとユリアとマクシムの母親は不仲だったこともあって、両親はマクシムに離婚するように言ったそうだ。
そして、マクシムとユリアは離婚。
ユリアが友人に離婚することになったと泣きついた時、
「あんたが嘘をついてルーシーの婚約者を奪うからでしょう。私たちも同じことをしたのよ」
と言ったそうだ。
それにユリアは号泣しながら激怒した。
「謝りなさいよ!」
と言うユリアに、
「まずはあなたがルーシーに謝るのが先じゃない?謝ってないんでしょ?」
と友人は話した。
そして、私の家に来たそうだ。
「ごめんなさい」
ユリアが私に謝る。
「許すけど、もう私とは関わらないで」
私はそう返答した。
友人もそれに同調して、「私たちとも関わらないでね」と絶縁宣言した。
ユリアは夫も友人も失ってしまったわけだ。
それから数年して、私は両親の紹介で知り合った男性と結婚した。
彼は私のことを愛してくれている。
私の容姿がとても好きらしく、いつも「可愛いね」と言って溺愛してくれる。
今は凄く幸せ。
「ユリアったら、本当に酷いわよね。私たちも誤解を解くように動いてみるからね」
友人の一人がそう言ってくれたけど。
「いいよ、そんなことしなくても。私は、私の言い分を聞いてくれなかったマクシム様のことを信用できないし、もういいの」
「そう?」
と言いつつも、友人は心配そうな顔をしていた。
後日、友人たちが泣きはらした目をしたユリアを私の家に連れて来た。
「ど、どうしたの?」
事情を聞くと、友人たちはユリアが私にしたのと同じようにユリアの悪い噂を流したそうだ。嫌味なことを言うとか、嘘をついて友人から婚約者を奪ったなどなど。
それを聞いたのがマクシムの両親だ。
もともとユリアとマクシムの母親は不仲だったこともあって、両親はマクシムに離婚するように言ったそうだ。
そして、マクシムとユリアは離婚。
ユリアが友人に離婚することになったと泣きついた時、
「あんたが嘘をついてルーシーの婚約者を奪うからでしょう。私たちも同じことをしたのよ」
と言ったそうだ。
それにユリアは号泣しながら激怒した。
「謝りなさいよ!」
と言うユリアに、
「まずはあなたがルーシーに謝るのが先じゃない?謝ってないんでしょ?」
と友人は話した。
そして、私の家に来たそうだ。
「ごめんなさい」
ユリアが私に謝る。
「許すけど、もう私とは関わらないで」
私はそう返答した。
友人もそれに同調して、「私たちとも関わらないでね」と絶縁宣言した。
ユリアは夫も友人も失ってしまったわけだ。
それから数年して、私は両親の紹介で知り合った男性と結婚した。
彼は私のことを愛してくれている。
私の容姿がとても好きらしく、いつも「可愛いね」と言って溺愛してくれる。
今は凄く幸せ。
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