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<おまけ企画>不満な万聖節の二者選択
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「Trick or Treat!(何かくれないといたずらするぞ!)」
本を読む私の背後から高山が言う。
今日は10月31日。
万聖節の前夜祭とかであちらで言うハロウィンらしい。
だからって何の関係があるんだっつーの!
「…ここは日本ですけど?」
呆れ気味に振り返るとため息交じりの高山。
「そんな閉鎖的な考え方じゃダメだぞ、倉持?」
閉鎖的だとぉ? ただイベントに便乗したいだけじゃないかっつーの!!
私から本を取り上げ、肩に手を乗せ再び耳元で呟く。
「Trick or Treat!」
両手で振り払いながら立ち上がり、高山と向き合う。
「判りました! 参加すればいいんでしょ~が」
眼鏡越しに睨みつけても嬉しそうに笑ってやがる。
「…それで?」
腕を組み、高山に嫌々ながらに問いかける。
「Trick or Treat!…つまり、倉持が何かをくれるのか、オレがいたずらしていいのか、どっち?」
二者選択。どっちか選べってこと?
それなら一目瞭然、分かり切ってるじゃない。
後者の方って言ったら何されるか考えるだけで最悪!
「それだったら何かをあげる…」
言いかける私ににんまりと微笑む高山。
「それじゃあ、もらうよ?」
そう言って引き寄せられたかと思うとあっという間に腕の中。
顔を上に向けられ、唇を奪われてしまった~~!!!
Trick or Treat!
どっちもどっちな選択じゃないか~~!!
つーことでハロウィンにはご用心!! くぅ~!!
-END(ハロウィン小ネタ企画 06/10/31)-
本を読む私の背後から高山が言う。
今日は10月31日。
万聖節の前夜祭とかであちらで言うハロウィンらしい。
だからって何の関係があるんだっつーの!
「…ここは日本ですけど?」
呆れ気味に振り返るとため息交じりの高山。
「そんな閉鎖的な考え方じゃダメだぞ、倉持?」
閉鎖的だとぉ? ただイベントに便乗したいだけじゃないかっつーの!!
私から本を取り上げ、肩に手を乗せ再び耳元で呟く。
「Trick or Treat!」
両手で振り払いながら立ち上がり、高山と向き合う。
「判りました! 参加すればいいんでしょ~が」
眼鏡越しに睨みつけても嬉しそうに笑ってやがる。
「…それで?」
腕を組み、高山に嫌々ながらに問いかける。
「Trick or Treat!…つまり、倉持が何かをくれるのか、オレがいたずらしていいのか、どっち?」
二者選択。どっちか選べってこと?
それなら一目瞭然、分かり切ってるじゃない。
後者の方って言ったら何されるか考えるだけで最悪!
「それだったら何かをあげる…」
言いかける私ににんまりと微笑む高山。
「それじゃあ、もらうよ?」
そう言って引き寄せられたかと思うとあっという間に腕の中。
顔を上に向けられ、唇を奪われてしまった~~!!!
Trick or Treat!
どっちもどっちな選択じゃないか~~!!
つーことでハロウィンにはご用心!! くぅ~!!
-END(ハロウィン小ネタ企画 06/10/31)-
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