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続編2 狙われる白狐
安達とバイオリン
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安達がそれを構えると弦をはじいた。
「初心者用だけど音はいいね」
笑顔になるとバイオリンを弾き始めた。
その音色に歩いていた人の足が止まる。
横で見上げていたハクとクロウが、
「きらきら星~」
そう言うとトイピアノで弾き始めた。
突如始まった音楽会に人が集まり始めた。
幼児が弾くピアノに誰もが驚いて見ていた。
「凄いわね。いつの間にあんなに弾けるようになったの? 」
トリアもビックリした顔で向井を見た。
「いや………俺もここまで弾けるとは思ってなかったので」
向井も楽しそうなチビに笑顔になった。
「それにしても安達君が、
これだけの腕前を隠していたことにビックリです」
「本当だね」
キャトルも驚きながら演奏を楽しんで見ていた。
古来より魔除けの為に寄絃という行事もある。
それほどに弓には魔と深いつながりがあるのだ。
きっと弦にもまた、
魔や鬼を退ける特別な音が存在するのかもしれない。
心がざわざわしない。
魂が攻撃できない、そんな魔が嫌うものがあるのだろう。
向井は安達が楽しそうに弾くバイオリンの音色に微笑んだ。
演奏が終わると拍手が響いた。
「えっ? 」
安達が驚いて振り返ると、
お客が笑顔で拍手していた。
恥ずかしそうに頭を下げる安達とは対照的に、
ハクとクロウはボウ・アンド・スクレープのようなお辞儀をした。
その姿に再び笑顔と拍手が起こる。
向井達は一瞬驚いたあとに笑った。
「あの子達どこであんなお辞儀を覚えたの? 」
「さぁ? 」
向井も笑いながら首をかしげていると、
二人が走って来た。
「パパ~ピアノ~」
「もっきん~」
「はいはい」
向井は笑顔で二人を抱き止めると、
作家に話しかけた。
すると、
「あの、この年でここまで弾けるお子さんを見たことないです。
どのような練習法をされてるんですか? 」
女性が驚きの顔で聞いた。
「いえ、この子達はうちで祖父に習っているだけなんですよ。
まだ子供なので遊びながら教えているようで」
「いや………凄いですよ。
このピアノでここまでの演奏をしていただいたおかげで、
人が集まりだした」
奥から男性が出てくると言った。
「私がこのピアノを担当して作ったんですけど、
正直びっくりしました。
君も本格的に習っているのかな?
初心者用であれだけの音色を出してもらって、
作り手としては嬉しいです。有難う」
そう言われて安達は顔を赤くして頭を下げた。
少し作家と話をしたあと楽器を購入し、
チビは手を振り嬉しそうに歩き出した。
そのあと三鬼のお絵描きボードを購入し、
チビ達の楽しそうな姿に向井達は笑顔になった。
「安達君は既に出来上がっているから、
冥王に言ってきちんとしたバイオリンを一つ用意しましょう」
「えっ? 」
向井の話に安達が振り向いた。
「あれだけの腕前を披露しないのは宝の持ち腐れですよ。
今度演奏会を開いて披露しましょう」
「ええ~恥ずかしいよ」
「何言ってるの。今日、お客様の前で弾けたじゃない。
演奏会までブランクを埋めるくらい練習して、
皆を楽しませてよ」
「俺もビックリした。お前、上手いじゃん」
「演奏会してくれるなら俺も見に来るからさ」
トリアと牧野、キャトルに言われ、顔を真っ赤にして安達は照れた。
「ボクもひく~」
「ぼくも~」
トリアに手を引かれて歩く二人が言った。
「そうよね」
「うん。あんなに弾けるなんて、
俺も驚いちゃったよ」
キャトルも二人に笑顔を向けた。
「一生懸命練習してたんですね」
向井も二人を褒めると、嬉しそうに笑った。
「初心者用だけど音はいいね」
笑顔になるとバイオリンを弾き始めた。
その音色に歩いていた人の足が止まる。
横で見上げていたハクとクロウが、
「きらきら星~」
そう言うとトイピアノで弾き始めた。
突如始まった音楽会に人が集まり始めた。
幼児が弾くピアノに誰もが驚いて見ていた。
「凄いわね。いつの間にあんなに弾けるようになったの? 」
トリアもビックリした顔で向井を見た。
「いや………俺もここまで弾けるとは思ってなかったので」
向井も楽しそうなチビに笑顔になった。
「それにしても安達君が、
これだけの腕前を隠していたことにビックリです」
「本当だね」
キャトルも驚きながら演奏を楽しんで見ていた。
古来より魔除けの為に寄絃という行事もある。
それほどに弓には魔と深いつながりがあるのだ。
きっと弦にもまた、
魔や鬼を退ける特別な音が存在するのかもしれない。
心がざわざわしない。
魂が攻撃できない、そんな魔が嫌うものがあるのだろう。
向井は安達が楽しそうに弾くバイオリンの音色に微笑んだ。
演奏が終わると拍手が響いた。
「えっ? 」
安達が驚いて振り返ると、
お客が笑顔で拍手していた。
恥ずかしそうに頭を下げる安達とは対照的に、
ハクとクロウはボウ・アンド・スクレープのようなお辞儀をした。
その姿に再び笑顔と拍手が起こる。
向井達は一瞬驚いたあとに笑った。
「あの子達どこであんなお辞儀を覚えたの? 」
「さぁ? 」
向井も笑いながら首をかしげていると、
二人が走って来た。
「パパ~ピアノ~」
「もっきん~」
「はいはい」
向井は笑顔で二人を抱き止めると、
作家に話しかけた。
すると、
「あの、この年でここまで弾けるお子さんを見たことないです。
どのような練習法をされてるんですか? 」
女性が驚きの顔で聞いた。
「いえ、この子達はうちで祖父に習っているだけなんですよ。
まだ子供なので遊びながら教えているようで」
「いや………凄いですよ。
このピアノでここまでの演奏をしていただいたおかげで、
人が集まりだした」
奥から男性が出てくると言った。
「私がこのピアノを担当して作ったんですけど、
正直びっくりしました。
君も本格的に習っているのかな?
初心者用であれだけの音色を出してもらって、
作り手としては嬉しいです。有難う」
そう言われて安達は顔を赤くして頭を下げた。
少し作家と話をしたあと楽器を購入し、
チビは手を振り嬉しそうに歩き出した。
そのあと三鬼のお絵描きボードを購入し、
チビ達の楽しそうな姿に向井達は笑顔になった。
「安達君は既に出来上がっているから、
冥王に言ってきちんとしたバイオリンを一つ用意しましょう」
「えっ? 」
向井の話に安達が振り向いた。
「あれだけの腕前を披露しないのは宝の持ち腐れですよ。
今度演奏会を開いて披露しましょう」
「ええ~恥ずかしいよ」
「何言ってるの。今日、お客様の前で弾けたじゃない。
演奏会までブランクを埋めるくらい練習して、
皆を楽しませてよ」
「俺もビックリした。お前、上手いじゃん」
「演奏会してくれるなら俺も見に来るからさ」
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「ぼくも~」
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「そうよね」
「うん。あんなに弾けるなんて、
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向井も二人を褒めると、嬉しそうに笑った。
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