初恋だったお兄様から好きだと言われ失恋した私の出会いがあるまでの日

クロユキ

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女子に優しいお兄様

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私は、机が窓際にあるため教室の窓からぼんやりと見ていた。
「……さん」
「セレナさん!」
「あ!はい!?……あ…」
私の目の前に男子が立っていた。
ドサッ!
「ええっ!?何?」
「さっき、先生から言われたの聞いていないのか?」
「えっ!?さっき…?」
私は、授業中ぼんやりとして先生の話しを聞いていない事を思い出した。
「あ……ごめんなさい……」
「はあ~っ、この辞書を当番の俺達が戻さないといけないのも聞いていないのか?」
「あ……」
私は、目の前で不機嫌な顔をしているメガネを掛けた男子に謝った。
「ごめんなさい…これ、私が持って行くから……」
五冊もある分厚い辞書を持った私は重くてとても資料室までには持ち運ぶのは無理だと思った。
「お……重い~~っ……」
「男の俺が持っても重いんだ。二人で持って行けばいい」
「……ごめんなさい……」
私は、カミーユお兄様とミランダさんが気になってぼんやりとしていた。
学級の当番で私は友達と一緒の役員に慣れなくてくじ引きの残りを引いて彼と同じ当番になった。
「…ごめんなさい…アンドレ君…」
「何度も謝るなら授業聞いた方がいいぞ」
「……」
彼の後ろを私は辞書を二冊持ち廊下を歩いて資料室へ向かった。
渡り廊下を歩いていると外では生徒達が歩いてお喋りをする姿を見ていた時、カミーユお兄様の姿に気付いた。
ベンチに座るお兄様の両隣にはミランダさんと知らない女子と一緒に座ってお喋りをする姿を見た。
「カミーユ様」
一人の女子がお兄様に袋を渡して顔を真っ赤になって走る姿を見てカミーユお兄様は、袋を見て笑顔を見せていたけれどミランダさんともう一人の女子は不機嫌な顔をしているのを見た。
「おい、どうした?」
「……なんでもない……」
私を待っていたアンドレ君に声に出し私は資料室へ向かった。
(お兄様は、誰にも優しいからプレゼントを貰うのは当然だよ…)
カミーユお兄様が、女子と一緒に笑顔を見せる姿を見ても誰かのプレゼントを受け取る姿を見てもこんなに苦しいんだと思うと…どうすれば良いのか今の自分の気持ちに余裕が無い事が分かった。




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